メルク、Exelead買収の正式契約を締結 mRNA製造開発受託体制を強化
・新規モダリティへのサービス提供促進を目的とした買収
・脂質ナノ粒子製剤に注力した医薬品製造開発受託機関(CDMO)であるExeleadの総合的なサービスが加わることにより、メルクのmRNAおよび脂質の製造能力を増強
・mRNAのバリューチェーン全体における独自の統合型ソリューションを通じてお客様に貢献
・脂質ナノ粒子製剤に注力した医薬品製造開発受託機関(CDMO)であるExeleadの総合的なサービスが加わることにより、メルクのmRNAおよび脂質の製造能力を増強
・mRNAのバリューチェーン全体における独自の統合型ソリューションを通じてお客様に貢献
2022年1月6日、ドイツ・ダルムシュタット発 - 世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck(以下メルク)は、バイオ医薬品製造開発受託機関(以下CDMO)であるExeleadを約7億8,000万米ドルの現金で買収する正式契約を締結しました。Exeleadは、新型コロナウイルス感染症やその他多くの適応症に対して使用されるmRNA医薬品の鍵となる、脂質ナノ粒子(LNP)をベースとした薬物送達技術など、高度な注射製剤を専門としています。
「mRNAをはじめとする新規モダリティは非常に魅力的なビジネスチャンスをもたらしており、医薬品・バイオ医薬品企業は、新型コロナウイルス感染症の流行を超えてモダリティ事業の強化に取り組んでいます。Exeleadの買収により、メルクはお客様により優れたCDMOサービスを提供し、急成長するmRNA医薬品市場の大きな可能性を取り込めるようになります」とメルクの経営執行委員会会長兼CEOであるベレン・ガリーホは述べています。
「Exeleadの技術開発力と専門知識により、メルクのmRNA製造開発受託体制は強化されます。Exeleadの経験豊富なチームと協力できることを嬉しく思います。メルクはまた、mRNA製造プロセス全体において独自の統合型サービスをお客様に提供できるようになります。これにより、サプライチェーンを大幅に合理化し、市場投入までの時間を短縮することができるため、世界中の患者様に生活の質を高める医薬品を迅速に届けられるようになります」とメルクの経営執行委員会メンバー兼ライフサイエンス・ビジネスCEOであるマティアス・ハインツェルは述べています。
「メルクが長い年月をかけて培ってきたバイオ医薬品業界の専門知識を活用することで、Exeleadはこれまで以上にお客様と患者様のニーズに応えられるようになります。その結果、CDMO分野で定評のあるExeleadの技術的ノウハウや独自の専門知識がさらに強化されます」とExeleadの最高経営責任者であるジョン・リッグは述べました。
この度の買収は、メルクが成長の軸に置く3大事業の一つであるプロセスソリューションズ事業が、効果的な中小規模の買収を通じイノベーションを加速していく上で重要な意味を持ちます。これに先立ち、メルクは2021年の初めにドイツのハンブルクを拠点とするmRNA製造開発受託分野で有数の企業であるAmpTecの買収を発表しています。Exeleadの買収は、新型コロナウイルスワクチンを含むmRNA医薬品の製剤に不可欠な成分の一つである脂質の製造におけるメルクの20年以上に及ぶ実績と、mRNA製造能力の拡大を後押しします。
Exeleadは、前臨床開発から充填および最終製剤化を含む商業受託製造まで、脂質ナノ粒子製剤の全開発段階において10年以上の経験を持ちます。米国インディアナ州インディアナポリスのExelead本社では、200人以上の専門スタッフが生産業務に従事しています。メルクは今後もモダリティとしてのmRNAへの投資を継続し、インディアナポリスのExeleadの既存施設を拠点としてmRNA事業のスケールアップに取り組みます。
本買収は、規制当局の承認とその他必要な買収条件を満たした後、2022年第1四半期中に完了する予定です。
メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。約58,000人の従業員が、人々の暮らしをより良くすることを目標に、より楽しく持続可能な生活の方法を生み出すことに力を注いでいます。ゲノム編集技術を進展させることから治療が困難を極める疾患に独自の治療法を発見すること、また 各種デバイスのスマート化まで、メルクはあらゆる分野に取り組んでいます。2020年には66カ国で175億ユーロの売上高を計上しました。
メルクのテクノロジーと科学の進歩において鍵となるのは、サイエンスへのあくなき探求心と企業家精神です。それはメルクが 1668年の創業以来、成長を続けてきた理由でもあります。創業家が今でも、上場企業であるメルクの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国では、ヘルスケア事業ではEMDセローノ、ライフサイエンス事業ではミリポアシグマ、エレクトロニクス事業ではEMDエレクトロニクスとして事業を行っています。
メルク株式会社について
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968年に設立されました。バイオサイエンス基礎研究や医薬品製造、創薬などライフサイエンスに関わる製品・サービスを展開しています。メルク株式会社は、ライフサイエンス・ビジネスおよびメルクの管理部門を担っています。メルク株式会社の詳細については https://www.merckgroup.com/jp-ja をご覧ください。
「mRNAをはじめとする新規モダリティは非常に魅力的なビジネスチャンスをもたらしており、医薬品・バイオ医薬品企業は、新型コロナウイルス感染症の流行を超えてモダリティ事業の強化に取り組んでいます。Exeleadの買収により、メルクはお客様により優れたCDMOサービスを提供し、急成長するmRNA医薬品市場の大きな可能性を取り込めるようになります」とメルクの経営執行委員会会長兼CEOであるベレン・ガリーホは述べています。
「Exeleadの技術開発力と専門知識により、メルクのmRNA製造開発受託体制は強化されます。Exeleadの経験豊富なチームと協力できることを嬉しく思います。メルクはまた、mRNA製造プロセス全体において独自の統合型サービスをお客様に提供できるようになります。これにより、サプライチェーンを大幅に合理化し、市場投入までの時間を短縮することができるため、世界中の患者様に生活の質を高める医薬品を迅速に届けられるようになります」とメルクの経営執行委員会メンバー兼ライフサイエンス・ビジネスCEOであるマティアス・ハインツェルは述べています。
「メルクが長い年月をかけて培ってきたバイオ医薬品業界の専門知識を活用することで、Exeleadはこれまで以上にお客様と患者様のニーズに応えられるようになります。その結果、CDMO分野で定評のあるExeleadの技術的ノウハウや独自の専門知識がさらに強化されます」とExeleadの最高経営責任者であるジョン・リッグは述べました。
この度の買収は、メルクが成長の軸に置く3大事業の一つであるプロセスソリューションズ事業が、効果的な中小規模の買収を通じイノベーションを加速していく上で重要な意味を持ちます。これに先立ち、メルクは2021年の初めにドイツのハンブルクを拠点とするmRNA製造開発受託分野で有数の企業であるAmpTecの買収を発表しています。Exeleadの買収は、新型コロナウイルスワクチンを含むmRNA医薬品の製剤に不可欠な成分の一つである脂質の製造におけるメルクの20年以上に及ぶ実績と、mRNA製造能力の拡大を後押しします。
Exeleadは、前臨床開発から充填および最終製剤化を含む商業受託製造まで、脂質ナノ粒子製剤の全開発段階において10年以上の経験を持ちます。米国インディアナ州インディアナポリスのExelead本社では、200人以上の専門スタッフが生産業務に従事しています。メルクは今後もモダリティとしてのmRNAへの投資を継続し、インディアナポリスのExeleadの既存施設を拠点としてmRNA事業のスケールアップに取り組みます。
本買収は、規制当局の承認とその他必要な買収条件を満たした後、2022年第1四半期中に完了する予定です。
メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。約58,000人の従業員が、人々の暮らしをより良くすることを目標に、より楽しく持続可能な生活の方法を生み出すことに力を注いでいます。ゲノム編集技術を進展させることから治療が困難を極める疾患に独自の治療法を発見すること、また 各種デバイスのスマート化まで、メルクはあらゆる分野に取り組んでいます。2020年には66カ国で175億ユーロの売上高を計上しました。
メルクのテクノロジーと科学の進歩において鍵となるのは、サイエンスへのあくなき探求心と企業家精神です。それはメルクが 1668年の創業以来、成長を続けてきた理由でもあります。創業家が今でも、上場企業であるメルクの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国では、ヘルスケア事業ではEMDセローノ、ライフサイエンス事業ではミリポアシグマ、エレクトロニクス事業ではEMDエレクトロニクスとして事業を行っています。
メルク株式会社について
メルク株式会社はメルクの日本法人として1968年に設立されました。バイオサイエンス基礎研究や医薬品製造、創薬などライフサイエンスに関わる製品・サービスを展開しています。メルク株式会社は、ライフサイエンス・ビジネスおよびメルクの管理部門を担っています。メルク株式会社の詳細については https://www.merckgroup.com/jp-ja をご覧ください。
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