フランチャコルタ、2022年の販売実績と2023年の取り組み
瓶内二次発酵方式のみで造られるイタリアのワインとして初めて1995年にDOCG(統制保証原産地呼称)に認定されたワイン
株式会社A.KA Tokyoは、フランチャコルタ協会日本事務局を運営しており、
本国イタリア「フランチャコルタ協会」が2022年の販売実績と2023年の取り組みの発表したことをお知らせいたします。
本国イタリア「フランチャコルタ協会」が2022年の販売実績と2023年の取り組みの発表したことをお知らせいたします。
2022年、フランチャコルタは最良の販売動向による好ましい1年となりました。2022年の総販売量はボトルの本数にして2千万本超、この数値は2019年の販売量を超えており、2021年と同等量を維持したことになります。
「2022年の業績は、フランチャコルタ発泡ワイン全体の価値が上がり、大いに満足できる結果となりました。コロナウィルスの逆境から脱却して、このような数値を達成できたのは、常により良いものを造りたいという生産者の方々の姿勢と努力の賜物です。当地はブレシア市、ベルガモ市と共に『欧州文化首都』に指定されていることもあり、2023年はフランチャコルタ地域の価値を高めて知名度の向上と販売の促進を目指すイベントを豊富に予定しています。」(フランチャコルタ協会会長、シルヴァーノ・ブレッシャニーニ)
総販売量は前年度並みとなったものの、売上高はより好調で、年間を通じてすべての月で売上高が販売量の伸びを上回り、平均販売価格、ひいては市場価値も5.7%上昇しました。
2022年の売上の88.5%をイタリア国内市場が占めており、前年比ではやや減少しましたが、残りの11.5%は輸出による売上で、こちらは11.3%増となっています。輸出先のトップはスイスで、輸出全体の20.3%を占め、次いで日本(輸出総額の13.7%)、米国(12.1%)、ベルギー(12%)、ドイツ(10.9%)が続きます。
販売チャネルの中ではホスピタリティ業界が成長を続けているのに対し、量販店の売上は減少しました。この動向は、コロナ禍の外出制限が解除されて人々が外食を再開したことで説明できます。イタリア国内売上のトップはロンバルディア州(35.9%)で、それに次ぐのはエミリア・ロマーニャ州(10.5%)です。
注目したいのは、フランチャコルタ サテン(ミレジマート及びノン・ミレジマート)の世界売上が前年比3.3%増となっており、イタリア国外でも好調なことです。売上が伸びている主な輸出先は、日本(+57.1%)、米国(+28.8%)、ドイツ(+12.4%)です。売上が好調なもう一つの製品は、フランチャコルタ ドサッジョ ゼロ(ミレジマート及びノン・ミレジマート)で、2021年比で18.2%増となっています。
これはフランチャコルタにとって有望な状況であり、新たな力とエネルギーで2023年に乗り出します。イベントやフェスティバルコラボレーション満載の豊富なプログラムを用意することで、充実した一年になることでしょう。今年はさらにブレシア市とベルガモ市の地域が『欧州文化首都』に指定されたこともあり、これに関連した催事も予定しています。フランチャコルタは欧州文化首都の地域内にあますところなく収まっており、自然、歴史、ワイン・食文化の遺産をもつこの素晴らしい地域の観光を促進し、あらゆる方法でその文化や伝統を発見していただきたいものです。
フランチャコルタの2023年イベントカレンダーの舞台はイタリア、ヨーロッパ、世界の都市で展開し、注目に値するフェスティバル、展示会、アワード、パートナーシップ、コラボレーションがたくさん用意されています。その例をいくつか上げてみましょう。まず2月に協会会員の5日間のトレーニングエクスペリエンスが、フランチャコルタ全域で行われます。3月には新しいフォーマットの「フランチャコルタ オン ツアー」が予定されています。これはワイン専門家と愛好家を対象としてイタリアの都市(ミラノ、ローマ、フィレンツェ、ナポリ、カタニア、ボルツァーノ)を巡るマスタークラスです。3月にはマイアミ フランチャコルタ フェスティバルも開催され、その後、イタリア国内巡回フェスティバルがペルージャ、ヴェルシリア、コモで行われ、6月には、地球の裏側のニューヨーク市でディナー&イベントが予定されています。9月には恒例のワイナリー フェスティバルがあります。今年は週末に行う以前の方式に戻り、9月16日、17日に行われます。
このように実にたくさんの企画が用意されておりますが、ここに挙げたものは2023年に計画されているイベントのほんの一部に過ぎません。年間を通じて、フランチャコルタ協会はもちろんイタリア内外に向けた広報プロジェクトやアカデミーやトレーニングスクールとの実り豊かなコラボレーションも続けてまいります。新たな切り口での出版物、ウェブ、デジタルコミュニケーション、ソーシャルメディア等のコンテンツも展開します。そして最後に忘れてはいけないのは、イタリアファッション商工会議所、ポルシェ、ミシュラン、ミッレミリア、ALMA(料理学校)、CASTアリメンティ(料理学校)、Intrecci(レストランサービス専門学校)、その他数々のブランドや団体との重要なパートナーシップの継続です。
フランチャコルタ公式ウェブサイト
https://franciacorta.wine/ja/
フランチャコルタ協会は、フランチャコルタ発泡ワインの生産規定の遵守を管理・保証する組織です。フランチャコルタ発泡ワインは、イタリアのワインで初めて瓶内二次発酵方法のみでつくられ、1995年に統制保証原産地呼称(DOCG)の格付けを獲得したワインです。当協会は、ブランドと地域性の保護、製品価値を高めるための生産規定の継続的な管理と見直し、消費者への情報提供、当地の土地柄・ワイン・製造方法の表現としてのフランチャコルタ発泡ワインの販売促進活動など、さまざまな活動を展開しています。フランチャコルタ協会は、1990年3月5日にフランチャコルタ地方の中央部に位置するエルブスコで設立されました。会長はシルヴァーノ・ブレッシャニーニで、現在122社のワイナリーが加入しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像