【産学連携プロジェクト】会津型を現代のデザインに。「文化の継承×未来のクリエイター」で新たな価値を生み出す
幻の文化を現代に。会津型の伝統紋柄をデザインとして活用
その一つである「産学連携プロジェクト」では学校法人国際総合学園FSGカレッジリーグ 国際アート&デザイン大学校(福島県郡山市)と協力し、校内でデザインコンペを開催。2020年10月に表彰式を行いました。
■東北の服飾文化を彩った、喜多方の染型紙「会津型」とは
江戸時代から着物の柄を染めるため使われてきた染型紙(そめかたがみ)。
伊勢白子や京都、江戸に並ぶ一大産地として喜多方(福島県会津地方)にも染型紙文化があり、東北地方の服飾文化に寄与していました。
海外からの技術の流入により1935年に途絶えたものの、その半世紀後に現存する染型紙37,000点が発見されました。
現在では福島県及び喜多方市の有形民俗文化財となり、研究資源として保存、管理され、近年ではその魅力を伝える活動が盛んに行われています。
■幻の文化を現代に。ユニフォーム商社が手掛ける「AIZUGATA×Graphics」
福島県会津地方に眠る会津型文化を現代のデザインに用いる地域活性化プロジェクト「AIZUGATA×Graphics」を㈱ユニフォームネットが2018年に始動。
これまでにエプロンやネクタイに会津型を取り入れた新しいデザインを発信し、クラウドファンディングで商品化されてきました。
更に、2019年秋にはAIZUGATA×Graphicsの産学連携プロジェクトの第一回目として学校法人国際総合学園FSGカレッジリーグ 国際アート&デザイン大学校と連携し、同校の学生が会津型のデザインを使ったTシャツデザイン作りに挑戦しました。
■産学連携デザインコンペ実施概要と入賞作品
第二回目の産学連携プロジェクトとして、会津型のデザインを活かしたビーチサンダルのデザインコンペが2020年8月からスタート。
古くから愛される紋柄をそのまま用いながらも色や表現方法は学生ならではの発想で新たなものへと昇華され、今までにない個性輝くデザインが多く寄せられました。
2020年10月9日には入賞者が発表され、株式会社ユニフォームネット 代表取締役社長 荒川広志が賞状を授与しました。
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第一回・第二回の産学連携プロジェクトを通して学生との関わりが生まれ、実践に近い「仕事」の機会を提供できることは人材を育て、ひいては地域の振興にも繋がるのだと今後への期待が高まる結果が得られました。
株式会社ユニフォームネット代表取締役社長 荒川広志は以下のようにコメントしています。
「福島県出身の私も、喜多方の染型紙「会津型」という文化があったことを知ったのは2018年のことでした。このような伝統文化が福島県にあったことに驚き、その魅力を後世に残していきたいという想いで始めたのがAIZUGATA×Graphicsです。
会津型の紋柄は喜多方市に申請をすることで商品や書籍などにも使用することができる柔軟性を持っていて、新たな発展の可能性を秘めています。エネルギー溢れる若いクリエイターにこそ知ってほしいと常々感じていたことから産学連携プロジェクトに繋がり、こうして第二回の開催に至りました。昨年にも増して素晴らしい力作が多く寄せられ、嬉しく感じています。
今後も文化の伝承に貢献できる活動を続け、人材の育成にも力を注いでいきたいと思っています」
【会社概要】
株式会社ユニフォームネット
~UNIFORM SOLUTION COMPANY~
創業1975年3月。業務用ユニフォームの企画・販売を通じて「企業の課題」を解決することを目指している。営業拠点は東京のほか、関東・福島地区に9拠点をおく。
本社:〒101-0044 東京都千代田区鍛治町2丁目4番5号 オオタニビル4階
代表取締役社長:荒川広志
資本金:99,500,000円
HP:http://www.uniform-net.jp/
お問合せ先:03-5207-3193
メールアドレス:info@uniform-net.jp
【喜多方の染型紙「会津型」】
喜多方の染型紙(福島県指定重要有形民俗文化財「会津の染型紙と関係資料」)
喜多方市役所 教育部(教育委員会)文化課 文化財保護班
〒966-8601 福島県喜多方市字御清水東7244番地2
TEL:0241-24-5323 FAX:0241-25-7075
https://www.city.kitakata.fukushima.jp/
【学校法人国際総合学園FSGカレッジリーグ 国際アート&デザイン大学校】
〒963-8811 福島県郡山市方八町2-4-1
TEL:024-956-0040 FAX:024-956-0023
http://www.art-design.ac.jp/
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