テクダイヤ「乳房再建技術の新ソリューション、3Dプリンティング用ノズルで医療に貢献」

テクダイヤがノズルを提供し、医療業界の新たな再建技術として開発する「Senella」の臨床試験が海外で開始しています。

TECDIA

テクダイヤ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:小山真吾)は、BellaSeno GmbH社(本社:ドイツ、以下BellaSeno社)で開発を進める「世界初」の医療用再建技術に、ディスペンサーノズルを提供しています。同技術は認可に向け、オーストラリアで臨床試験を開始しました。
✧ BellaSeno社の医療⽤再建技術「3Dプリンティング・インプラント(Senella)」
BellaSeno社で開発を進める「3Dプリンティング・インプラント(Senella)」は、同社独⾃開発のポリマー材を3Dプリンティングした、吸収性素材のインプラントです。切除後の乳房や失われた骨などの部位にインプラント、その後患者⾃⾝から採取した脂肪細胞を注⼊し、組織形成することで再建する新しい医療技術です。3Dプリンティング・インプラントは、術後数年で患者体内に吸収され、有害な物質も体内に残らないため、欧⽶をはじめ様々な国から注⽬を集める技術です。

3Dプリンターで印刷した、吸収性素材の3Dプリンティング・インプラント。(BellaSeno社より提供)3Dプリンターで印刷した、吸収性素材の3Dプリンティング・インプラント。(BellaSeno社より提供)

 

✧ 乳がんと「Senella」による乳房再建

乳がんの⼿術による乳房の切除は、患者に⾁体的な影響を与えるだけでなく、精神的にも⼤きな悲しみを与えます。胸のふくらみを取り戻す新たなソリューションとして「Senella」による乳房再建技術の研究開発が進められています。同技術を⽤いた⾻の再建では、オーストラリアで漏⽃胸患者に対して⼈体初となる⼿術が⾏われ、現在術後の経過観察中です。

▼BellaSeno社プレスリリース
https://www.bellaseno.com/images/Press_Releases/PR_FIH.pdf

✧ テクダイヤのディスペンサーノズル
テクダイヤは半導体製造業界の他、バイオプリンティングやFDM印刷などの3Dプリンティング業界にも、さまざまなノズルを提供しています。乳房再建を可能にするこの技術には、複雑かつ微細な3Dプリンティングが要求されます。テクダイヤはこの⾼度な3Dプリンティングを実現するため、独⾃の精密技術でノズルを製作し、2019年よりBellaSeno社とパートナーシップを締結しています。

テクダイヤのディスペンサーノズルテクダイヤのディスペンサーノズル


✧ テクダイヤ株式会社について
テクダイヤ株式会社は、「こうしましょう。」をモットーに、次の時代を創り出す提案企業を⽬指しています。⼯業⽤ダイヤモンド販売の商社からスタートし、顧客の要求に応じて徐々に事業を拡⼤し、⾼い技術⼒を持つ製造業者へと進化しました。現在はセラミック応⽤技術・精密機械加⼯技術・ダイヤモンド加⼯技術をコアとしながら先端技術のものづくりを⽀えています。

TECDIAのプレスリリース⼀覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/25224 
 

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会社概要

テクダイヤ株式会社

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URL
http://www.tecdia.com/jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区芝浦4-3-4 田町きよたビル2階
電話番号
03-5765-5400
代表者名
小山真吾
上場
未上場
資本金
6000万円
設立
1976年06月