PRESS RELEASE トラベルポート、知的障がいを持つ搭乗者を知らせるコード利用のキャンペーンを継続

トラベルポート、トラベル・ユニファイド・キャンペーンを継続し、DPNAコードの普及を促進

トラベルポートは、知的障がいを持つ搭乗者を航空会社に知らせるための、スペシャルサービスリクエスト(SSR)コードの利用推進を呼びかけるグローバル・キャンペーンを行っています。キャンペーンにより認知が高まったことで、キャンぺーン前と比較して、その利用は倍近くなっています。
PRESS RELEASE
 



トラベルポート、知的障がいを持つ搭乗者を知らせるコード利用のキャンペーンを継続
コードの使用はキャンペーン開始後およそ2倍に

・航空会社に対して知的障がいあるいは発達障がいのために支援が必要であることを知らせる「DPNA」コード1の利用が、世界全体でまだ非常に少ない。
・航空会社へSSRという形式によってコードが通知されれば、多くの航空会社が搭乗者のニーズに応じたサポートを提供。
・トラベルポートからのフライト予約上、このコードが利用されるケースはキャンペーン開始前と比較して89%も増加。
・トラベルポートではキャンペーンを少なくとも2019年末までは延長することを決定し、業界の皆様に対して、障がいを持つお客様への支援を呼びかけ。
・インドで開催される世界ツーリズム・デイ2019でも同様の呼びかけがなされる予定。


2019927日、英国・ラングレー: 先進のトラベル・コマース・プラットフォームを提供するトラベルポートは、知的障がいを持つ搭乗者を航空会社に知らせるための、スペシャルサービスリクエスト(SSR)コードの利用推進を呼びかけるグローバル・キャンペーンを行っています。キャンペーンにより認知が高まったことで、キャンぺーン前と比較して、その利用は倍近くなっています。

SSRコードとは、航空業界で使われている、乗客の好みや特別なニーズを伝えるためのコード。これは国際航空運送協会 (IATA) が定める標準化された4文字のコードです。

「DPNA」というSSRコードは、旅行会社などが知的障がいあるいは発達障がいを持ち、アシストが必要である乗客を航空会社に対して伝えるために使用されています。多くの航空会社、さらにはホテルや空港などでも、予約の時点でサポートが必要であることがわかっていれば、対応できる体制が作られています。

トラベルポートは、GDS(2)での予約時にこのコード利用が少ないことに気づき、2019年3月よりトラベル・ユニファイドと名付けたキャンペーンを開始いたしました。旅行会社への調査、そしてNPO団体との対話などから、このコードの認知が十分ではないということがわかったためです。

トラベル・ユニファイド・キャンペーン開始後、DPNAというSSRコードの利用は、トラベルポート経由の予約(3)において、対前年比89%も増加しました。地域レベルで見ると、南北アメリカ地域では依然低い増加率ですが、アジアでの増加率は273%、アフリカでは259%、ヨーロッパが94%、オセアニアでは22%の増加となっています。

キャンペーンの一環として、DPNAというコードの認知を高めるべく、世界中の旅行会社などで航空便やホテル、レンタカーなどの予約に利用されている、トラベルポートの予約端末トラベルポート・スマートポイント上に、利用者が利用開始のログインをした時に注意を促すメッセージの表示をすることとし、何十万台とあるトラベルポート・スマートポイント上に1千万回以上表示されました。こうしたデジタルメディアの利用は航空会社やホテルなどのプロバイダー向けに有料広告としてトラベルポートが展開を行っている手法です。

さらに、アラブ首長国連邦(UAE)のブロガーであるカリド・アルアメリ氏は、彼の家族がUAEからバーレーンにエティハド航空を利用した際、自閉症スペクトラム障がいを持つ彼の息子のためにこのDPNAコードを利用した体験談をつづっています。世界自閉症デーにアルアメリ氏のフェイスブックに掲載されたビデオは600万回以上再生され、10万回シェアされ、彼をサポートする1万以上のメッセージが寄せられたそうです。

トラベルポートのチーフカスタマー&マーケティング・オフィサー、フィオーナ・シャンリーはこう語っています。
「当社の目指すところは、全ての旅行者にとって、旅行の購入、管理における体験をより良いものとするテクノロジーを提供することです。様々なニーズを持つ旅行者の方々に対して、それらへのサポートがあることに気づいていただけるようにするのは、まさに当社が進むべき方向です。 これまでの成果は大変心強いもので、トラベル・ユニファイドを本年末まで延長することでより多くの旅行会社、旅行者の方々に情報が届くよう願っております。航空会社、空港、ホテル、そしてその他の旅行業界にいらっしゃる皆様には、全世界で2億人と言われている知的障がいをお持ちの方々を含め、全ての旅行者の皆様が望むような旅行体験をお届けできるように、さらなるご尽力をいただけると願っております。」

IATAの外事担当マネージャー、リンダ・リスターノ氏は、以下のように述べています。
「現代社会において航空便は不可欠な交通手段となっています。障がいを持つ方々-それが外部からわかるわからないに関わらず-には安全、安心そして適切なケアがなされる旅行をしていただかねばなりません。6月に行われたIATA AGMレゾリューションにおいて、メンバー航空会社の皆様には、推定で世界10億人とされている障がいを持つ方々の旅行体験を改善することをお約束いただいております。トラベル・ユニファイド・キャンペーンはたった4桁のコードがいかに旅行体験を改善してくれるのかを示すものであり、またこの領域でのリーダーシップを発揮された素晴らしい事例です。DPNAというコードの正しい利用によって、航空会社は知的障がいを持つ乗客の方々をサポートするための情報を入手できます。引き続きこのコードの認識を旅行業界の皆様において高めていただき、障がいを持つ乗客の方々が安心して搭乗いただけるようになることを願います。」

-以上-

1.IATAによるDPNAについての公式な説明:知的障がいまたは発達障がいを持ち援助を必要とする搭乗者を“Disabled Passenger with Intellectual or Developmental Disability Needing Assistance”の頭文字を使ってDPNAとしています。このコードに自由文テキストを書き加えて航空会社へ送信、航空会社がサポートが必要な乗客であることを認識できるものです。IATA加盟航空会社は、このコードを受け取った場合必ず受け取った確認を返さねばなりません。
2.GDSは旅行会社、トラベルマネージメント会社、企業などにおいて利用されている高度予約ネットワークで、航空座席、ホテル、レンタカー、その他の旅行関連アイテムの検索、予約を行うものです。
3.データはトラベルポートのシステムを通じて行われた予約数値に基づく。DPNAのSSRコードは全GDS共通で利用されている。

本キャンペーンをSNSを通じて拡散いただける場合には、ハッシュタグ#TravelUnified をご利用ください。

トラベルポートについて (www.travelport.com)

トラベルポートは、旅行の販売、購入、旅行体験の向上を常に追求するテクノロジー企業です。世界の旅行・観光業界に向けて流通、技術、決済などのソリューションを提供するトラベル・コマース・プラットフォームを有しています。B2B(企業間取引)旅行市場において、世界の主要な旅行プロバイダーとオンラインおよびオフラインの旅行業者を結びつけ、旅行業取引を促進します。

トラベルポートは航空会社マーチャンダイジング、ホテルのコンテンツとレートディストリビューション、レンタカー事業、モバイルコマース、B2B決済ソリューションのリーダー的地位を確立しています。また、ショッピング、発券、運航管理その他のソリューションを含む重要なITサービスを航空会社に提供しています。2018年の純収入が25億ドルを超えるトラベルポートは、英国ラングレーに本社を置き、約3,700名の従業員を擁し、世界180ヵ所の国と地域で活動をしています。

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会社概要

URL
http://www.gjkk.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館13階
電話番号
03-5220-8380
代表者名
岡安美里
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
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