FromプラネットVol.94<ペットに関する意識調査>
~無邪気な愛情表現に癒やされる!⼤大切だからこそ、気がかりは「ペットロス」~
国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』の第94号として、ペットに関する意識調査の結果をご紹介します。バックナンバー https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html
- 「現在飼っている」「今後飼いたい」どちらも1位のペットは?
はじめに、現在自宅で飼っているペットは何かを聞きました(表1)。1位「犬」11.5%、2位「猫」10.1%、3位「観賞魚(熱帯魚含む)」5.7%という順になりました。今は“猫ブーム”と言われていますが、「犬」が僅差で「猫」を上回っています。今後飼いたいペットを聞いた結果(表2)でも、1位が「犬」、2位が「猫」でした。
最近注目の「フクロウ」は0%で11位ですが、「今後飼いたい」ペットでは6位にアップ。気軽に手は出せないのかもしれませんが、人気は高まっていることがうかがえます。
- 経営者は、やっぱり観賞魚が好き?
表1の職業別の結果では、「会社役員・経営者」「自由業」でも、「猫」が「犬」を上回っていました。また、ほとんどの職業で1ケタだった「観賞魚(熱帯魚含む)」が、「会社役員・経営者」では12.6%と1割を超えているのも興味深い結果。「会社役員・経営者」では「ペットはいない」が他の職業に比べ、最も低くなっていました。
次に、飼っているペットの数を聞きました。そのうち、ペットが「犬のみ」「猫のみ」の結果を紹介すると、表3のとおり。「犬のみ」では「1匹」が82.7%で断トツ。これに対して、「猫のみ」では、最も多かった「1匹」の58.6%に次いで、「2匹」も24.3%とほぼ4人に1人。「3匹」以降についても「犬のみ」より高く「10〜19匹」も1.9%。犬に比べ、猫には多頭飼いの傾向があるようです。
- 男性には雑種と柴犬、女性にはミニチュア・ダックス、トイプーが人気
犬では、1位が「雑種」で、2位「ミニチュア・ダックスフンド」、3位「トイプードル」、4位「柴犬」、5位「チワワ」、6位「シー・ズー」と続きます。2015年と比較すると、5位だった「トイプードル」が3位にランクイン。そのほか、12位だった「ミニチュア・シュナイザー」が8位に、14位だった「マルチーズ」が10位にアップしていました。
男女差に注目すると、最も差が大きかったのが「柴犬」。男性が女性より10.1ptも高く、男性では、1位の「雑種」に次ぐ2位に入っています。一方、女性が男性を大きく上回っていたのが「ミニチュア・ダックスフンド」で、5.5pt差。女性では、1位「ミニチュア・ダックスフンド」、2位「トイプードル」、3位「雑種」と、全体とは順位も入れ替わっていました。男性で2位の「柴犬」は、5位。女性のほうが比較的、小型犬を好む傾向があるのかもしれません。
猫では、「雑種」が70.9%と圧倒的。2位「日本猫」、3位「アメリカンショートヘア」、4位「スコティッシュフォールド」、5位「ロシアンブルー」と続き、ここまでの順位は2015年と変わりません。
猫では、2015年の結果でも「雑種」が72.4%と、圧倒的1位でした。「犬」の人気が分散している一方で、「猫」では「雑種」が圧倒的に支持されている傾向が、2015年から引き続いて見られました。
- ペットの名前ランキング…犬の1位は「もも」、猫の1位は?
猫の名前では、1位「ちび(チビ)」、2位「みー(ミー)」、3位「クロ(くろ)」。2015年の結果でも、1位が「みー(ミー)」、3位が「ちび(チビ)」、「くろ(クロ)」も6位に入っていました。2015年に2位だった「たま(タマ)」が、今回は4位に。多少の順位の入れ代わりはあるものの、上位の顔ぶれは変わらず、猫の名前として長く愛されているものと考えられそうです。
- ペットは心の支え…配偶者“なし”では“あり”より18ptも高い
男女差に注目すると、ほとんどの項目で女性のほうが高く、最も差が大きかったのが「心の支えになる」(14.2pt差)、次いで「家族の一員である」(10.1pt差)、「寂しさを埋めてくれる」(8.1pt差)でした。一方で、男性が女性より高かったのが「運動になる(散歩など)」の4.9pt差。男性が健康や体力づくりなど、具体的なメリットを感じているのに対し、女性のほうが、ペットを心のよりどころにする傾向が強いことがうかがえます。
配偶者の有無別に結果を見ると、最も差が大きかったのが 「心の支えになる」。配偶者の「いる」人では24.0%でしたが、「いない」人では18.0ptも高く、42.0%。同様に、「寂しさを埋めてくれる」は9.1pt、「裏切らない」は8.3pt、「いる」人よりも高くなっていました。配偶者の「いる」人に比べて、配偶者の「いない」人にとって、ペットの存在感が大きいことがわかります。
一方で、配偶者の「いる」人のほうが高かったのが、「家族の一員である」と「子どもの教育になる」。配偶者の有無によって、ペットの存在価値や意味合いは変わってくるようです。
■犬・猫を飼っている5人に1人が「ペットロス」を心配
今度は、ペットを飼っていて特に手がかかって大変なことや、気がかりなことを聞いてみました。「犬のみ」飼っている人、「猫のみ」飼っている人の結果を示したのが表8です。
「犬のみ」では1位が「シャンプー、爪切り、トリミング」38.8%、2位「健康管理」31.0%、3位「排泄の世話」30.6%の順。一方、「猫のみ」では、「犬のみ」で3位だった「排泄の世話」が37.3%で1位。1位だった「シャンプー、爪切り、トリミング」は30.2%で3位でした。
続く4位は、「犬のみ」では「毎日の散歩」28.2%。散歩の必要のない「猫のみ」では、1.5%で12位の項目です。一方、「猫のみ」の4位は「自宅の清掃、ニオイ対策」27.6%。「犬のみ」では16.0%で9位なので、猫を飼っていると、犬に比べ、特にニオイが気になることがわかります。
犬・猫ともに、4位までは日常の世話や管理に関する項目でしたが、5位には「ペットロス」(飼っていたペットを失った後に感じる悲しみ)が入りました。「犬のみ」で20.7%、「猫のみ」で23.9%と、いずれも5人に1人以上。“ロス”を気がかりに感じるということは、ペットの存在がそれだけ大きいことの表れと言えそうです。
- 無邪気な愛情表現に癒やされている人多数! あなたのペットの魅力は?
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