国際大学GLOCOM創立30周年記念×Future Learning Labキックオフシンポジウム「デジタルと学びの明日を展望する - 2030年代の学びの生態系とは何か」を10月1日(土)開催
国際大学GLOCOMは情報社会学の研究所として、日本社会の発展とインターネットの普及とともに30年を歩んでまいりました。創立以来の主要研究テーマのひとつが教育(子どもの学び)×情報化です。その特徴は、子ども(学習者)本位の目線をもち、彼らの創造性発揮や社会的成長にテクノロジーを活かすこと、また、情報社会の将来を見据えたバックキャスト的なアプローチや教育現場・行政・企業のセクタを横断した課題設定とプロジェクト型の研究推進にあります。
これらの研究成果をさらに発展させるべく、2022年10月1日、国際大学GLOCOMは、新たな研究体制 FuLL(Future Learning Lab)を設立し“デジタルと学びの明日を展望する” 研究活動をスタートします。そのキックオフを兼ねて、これまでのGLOCOMにおける30年の教育情報化研究を振り返りつつ、学びに関わるステークホルダーの皆さまとともに、テクノロジーと学びの新しいありかたをアイデアとして持ち寄り、共に展望する1日となれば幸いです。
これらの研究成果をさらに発展させるべく、2022年10月1日、国際大学GLOCOMは、新たな研究体制 FuLL(Future Learning Lab)を設立し“デジタルと学びの明日を展望する” 研究活動をスタートします。そのキックオフを兼ねて、これまでのGLOCOMにおける30年の教育情報化研究を振り返りつつ、学びに関わるステークホルダーの皆さまとともに、テクノロジーと学びの新しいありかたをアイデアとして持ち寄り、共に展望する1日となれば幸いです。
- 日 時 :2022年10月1日(土) 13:00~17:45
- 開催形式:ハイブリッド(会場 定員100名+オンライン配信)
- 会 場 :六本木アカデミーヒルズ 六本木ヒルズ49階 タワーホール
- 対 象 :テクノロジーと教育に関心のある方(教育・行政関係者・企業団体・保護者のみなさま)
- 参加費 :無料
- 主 催 :国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
◆参加お申込方法
会場参加、オンラインともにPeatixサイトにて参加登録を受け付けています。
https://full2022.peatix.com
◆プログラム
※一部変更になる可能性があります
※登壇者敬称略・順不同
12:30 開場
13:00-13:05 ご挨拶
― 松山良一(国際大学GLOCOM 所長)
13:05-13:15 イントロダクション「2030年代の学びの生態系を読み解く」
― 豊福晋平(国際大学GLOCOM 主幹研究員・准教授)
13:15-14:15 Session1テーマ PLAY
「デジタルの世界で子どもの旺盛な創作意欲や探求心をかなえるには何が必要か」
デジタルネイティブの子どもたちは生活のなかに溶け込むデジタルのメディア環境を空気のように使いこなします。ただ、現実の生活空間や大人世代の意識はともすれば、子どもたちの自由な発想や創造的な遊びに枠をはめてしまいがちです。子どもたちが存分にデジタルとわくわくするような戯れを可能にするには、どんなアプローチをすればよいでしょうか?
― 讃井康智(ライフイズテック株式会社 取締役 最高教育戦略責任者(CESO)) ※モデレータ
― 侘美千夏(日本マイクロソフト株式会社 パブリックセクター事業本部 文教営業本部 事業戦略担当部長)
― 福島浩介(株式会社イトーキ DX推進本部 デジタルソリューション企画統括部 デジタル技術研究所)
― 荻島千佳(横浜市立東山田中学校 教諭/神奈川県公立中学校教育研究会教育部会 研究部 副部長)
14:15-14:45 Intermission 1
※コーヒーブレイクと合わせ、ポスターセッションを行います。先端的な取組みを展開されている学校関係・各種団体・企業等からポスターを出展いただく予定です。
14:45-15:45 Session2テーマ SHARE
「メディアの編集・共有を通じた学びの社会化で子どもたちは何を獲得するか」
GIGAスクール時代の学校が担うひとつの大きな役割は、学びを通じてデジタル環境での知識構築に関わり、それらを身近な他者や公共に伝える活動を通じて、社会参加のステップを歩むことにあります。研究者・メディアのプロ・教育側がそれぞれどのような関わり方をしていったらよいか考えます。
― 坂本旬(法政大学 キャリアデザイン学部 教授) ※モデレータ
― 宮澤優子(高森町立高森北小学校・高森町子ども読書支援センター 司書)
― 丸山俊一(NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー/東京藝術大学客員教授)
― 小池晴子(アドビ株式会社 マーケティング本部 本部長(Adobe Express & エデュケーション))
15:45-16:15 Intermission 2
※コーヒーブレイクと合わせ、ポスターセッションを行います。先端的な取組みを展開されている学校関係・各種団体・企業等からポスターを出展いただく予定です。
16:15-17:15 Session3テーマ CONTRIBUTE
「テクノロジーで社会に参加し共に課題を乗り越えるために」
GIGAスクール時代の学校が担うひとつの大きな役割は、学びを通じてデジタル環境での知識構築に関わり、それらを身近な他者や公共に伝える活動を通じて、社会参加へのステップを歩むことにあります。研究者・メディアのプロ・教育側がそれぞれどのような関わり方をしていったらよいか考えます。
― 今度珠美(鳥取県デジタル・シティズンシップエデュケーター/国際大学GLOCOM客員研究員/日本デジタル・シティズンシップ教育研究会副代表理事) ※モデレータ
― 山形巧哉(一般社団法人コード・フォー・ジャパン/国際大学GLOCOM客員研究員)
― 富永みずき(認定NPO法人カタリバ キッカケプログラム事務局)
― 古田大輔(ジャーナリスト/メディアコラボ代表)
17:15-17:45 クロージングノート
― 豊福晋平(国際大学GLOCOM 主幹研究員・准教授)
17:45 閉会
◆登壇者プロフィール
豊福 晋平
国際大学GLOCOM 主幹研究員・准教授
1967 年北海道生まれ。横浜国立大学大学院教育学研究科修了、東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程中退。専門は学校教育心理学・教育工学・学校経営。長年にわたり教育と情報化のテーマに取り組む。主なプロジェクトとして、全日本小学校ホームページ大賞(J-KIDS 大賞)企画運営(2003 ~ 2013)、文部科学省・学校の第三者評価の評価手法等に関する調査研究(2008)、文部科学省・緊急スクールカウンセラー等派遣事業・東日本大震災被災地の学校広報支援(2011 ~2021)、経済産業省・STEAMライブラリー – 未来の教室での教材制作(2020~)など。 総務省「青少年のインターネット・リテラシー指標改善に関する調査研究及び実態調査県等委員会」委員など歴任。
讃井 康智
ライフイズテック株式会社 取締役 最高教育戦略責任者(CESO)
東京大学教育学研究科にて学習科学の世界的権威、故三宅なほみ教授に師事し、全国の学校での協調的・創造的な学びづくりを支援。2010年にライフイズテックを創業。中高生向けプログラミング教育を累計約5万人に届け、世界2位の規模まで成長。ディズニーとコラボした「テクノロジア魔法学校」や学校向けの「ライフイズテックレッスン」などオンライン教材も提供。経産省 産業構造審議会「教育イノベーション小委員会」委員、堺市教育委員会 教育補佐官、NewsPicksプロピッカー(教育領域)なども歴任。
侘美 千夏
日本マイクロソフト株式会社 パブリックセクター事業本部 文教営業本部 事業戦略担当部長
2008年よりマイクロソフトに勤務。OEMパートナー営業本部等を経験した後、文教営業部にて全国の教育委員会・大学を担当。GIGAスクール構想前から小中高でのICT活用に関わり、現在は文教営業部事業戦略を担当。
福島 浩介
株式会社イトーキ DX推進本部 デジタルソリューション企画統括部 デジタル技術研究所
2013年に株式会社イトーキに入社。商品開発本部プロダクトデザイン室に配属され、オフィス市場・医療市場・教育市場で使用する家具の企画やデザインに従事。2019年同本部先端研究統括部へ異動。“ これから” の働き方や学び方に関するコンセプトづくりを行い、プロトタイプを制作。現在は、2022年に新設されたDX推進本部の研究所にて、コンセプトの啓蒙活動と並行して、実社会での検証を行うためにパートナー 企業や高等教育機関と共同研究に取り組んでいる。自身の最近の研究・開発テーマは、「学びの場における活動データ収集と利活用の方法」。
荻島 千佳
横浜市立東山田中学校 教諭/神奈川県公立中学校教育研究会教育部会 研究部 副部長
武蔵野美術大学造形学部卒業。横浜市立東山田中学校に美術科教員として勤務する傍ら、神奈川県公立中学校教育研究会教育部会 研究部 副部長、日本文教出版 中学校美術科 令和3年度版教科書 編集委員をつとめる。コロナ休校時には「美術の学びを止めない」を目指し、美術を学ぶ意義を伝える学年ごとのプリントを研究部チームで練り上げ配信し、神奈川県版「美術を学ぶ君たちへ」導入動画を編集・配信するなど、新たな取り組みを実践している。
坂本 旬
法政大学 キャリアデザイン学部 教授
東京都立大学大学院人文科学研究科教育学専攻博士課程単位取得満期退学。教育系出版社や週刊誌などの編集者・執筆者を経て、1996年より法政大学教員。現在はキャリアデザイン学部教授として図書館司書課程担当。日本デジタル・シティズンシップ教育研究会共同代表理事。ユネスコ・アジア太平洋メディア情報リテラシー教育センターおよび福島ESDコンソーシアム代表。基礎教育保障学会、ジェイアーン理事。
宮澤 優子
高森町立高森北小学校・高森町子ども読書支援センター 司書
長野県高森町立高森北小学校・高森町子ども読書支援センター司書。公共図書館司書を経て、2008年より学校司書。学校司書および校内ICT担当として、図書館の情報センター・学習センター・読書センター機能とGIGAスクールをつなぐ。子どもたちの日常の学びに、学校図書館とGIGAスクールで何ができるのか日々挑戦中。Google認定教育者Lev.2。GEG Minami Shinshu 共同リーダー。
丸山 俊一
NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー/東京藝術大学客員教授
慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。「英語でしゃべらナイト」「爆笑問題のニッポンの教養」他多くの異色教養番組を企画開発、現在も「欲望の資本主義」「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」など制作統括。著書『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』(SB新書)『14歳からの資本主義/個人主義』(大和書房)、共著『マルクスガブリエル 欲望の時代を哲学する』他多数。早稲田大学、明治学院大学などで非常勤講師を歴任、現在も東京藝術大学で社会哲学を講義。
小池 晴子
アドビ株式会社 マーケティング本部 本部長(Adobe Express & エデュケーション)
大手教育出版社に新卒から約20年勤務、通信教育・教室事業などの商品責任者を務めた後、米国EdTech企業の日本支社立ち上げに参画。2017年アドビ入社、教育市場部長、デジタライゼーションマーケティング本部長などを経て2022年6月より現職。就学前から社会人までの創造性・デジタルリテラシー育成や、学校教育のICT化について社内外で幅広く活動している。
今度 珠美
鳥取県デジタル・シティズンシップエデュケーター/国際大学GLOCOM客員研究員/日本デジタル・シティズンシップ教育研究会副代表理事
鳥取大学大学院修了。修士(教育学)。年間150回以上、学校や教員向けのメディアリテラシーやデジタル・シティズンシップの授業、研修等を行っている。共著に『デジタル・シティズンシッププラス』(大月書店)など多数。
山形 巧哉
一般社団法人コード・フォー・ジャパン/国際大学GLOCOM客員研究員
北海道、函館近郊に位置する森町という小さな町で「デジタルとなにか」を実践している。行政や教育現場でのデジタル技術活用や構築に関する実務経験を数多く持ち、比較的小規模な市町村でのデジタル利用について一緒に考え、創り上げていくことを得意としている。座右の銘は「まあすわりなよ」
富永 みずき
認定NPO法人カタリバ キッカケプログラム事務局
1995年生まれ。大学卒業後、新卒として教育ベンチャー企業へ就職し、中高生の学習支援やキャリア教育事業を担う部署にて年間数百名規模の講師採用を含むHR業務全般を担ったのちカタリバに転職。経済的事情を抱える家庭へオンラインでの伴走と学びの機会を届ける奨学プログラムであるキッカケプログラムの保護者支援領域にて、プログラムの開発・運営を担当。年に1度、保護者向けデジタルシティズンシップ研修を主催。
古田 大輔
ジャーナリスト/メディアコラボ代表
朝日新聞記者、BuzzFeed Japan創刊編集長を経て独立し、ジャーナリスト/メディアコンサルタントとして活動。2020-2022年、Google News Labティーチングフェロー。その他の主な役職にデジタル・ジャーナリスト育成機構事務局長、ファクトチェック・イニシアティブ理事など。ニューヨーク市立大ジャーナリズムスクール News Innovation and Leadership 2021修了。
- お問い合わせ
- 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
〒106-0032 東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2階
担当:小島・武田 Tel: 03-5411-6677
Mail: full[at]glocom.ac.jp ← [at] を小文字の @ に置き換えて送信してください。
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