世界で500万人の顧客を抱える仏リファービッシュ専門マーケットプレイス「バックマーケット」が3億3,500万ドルの資金調達

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バックマーケットは、投資会社ジェネレーション・インベストメント・マネジメントの支援のもと、世界有数のグロース・エクイティ企業であるジェネラル・アトランティック社によって、シリーズD投資ラウンドを果たした。これにより、バックマーケットはユニコーンの領域を超え、リファービッシュ*1 業界で確固たる地位を確立した。

(左から) 共同創設者のクエンティン・ル・ブルースター、 ティボー・フグ・ド・ラローズ、ヴィアニー・ヴォートの 3人(左から) 共同創設者のクエンティン・ル・ブルースター、 ティボー・フグ・ド・ラローズ、ヴィアニー・ヴォートの 3人

ニューヨーク、2021年5月18日 - 世界有数のリファービッシュ専門マーケットプレイスBack Market (バックマーケット) は、北米でサービスを開始してからわずか3年で、ジェネラル・アトランティック社が率いる3億3,500万ドルの投資ラウンドを発表した。今回の資金調達には、ジェネレーション・インベストメント・マネジメント社のみならず、今までも同社に出資してきたゴールドマン・サックス・グロース、アグラエ・ベンチャーズ、ユーラゼオ、ダフニも参加した。

今回のシリーズD投資ラウンドは、Back Market のビジョンを次のステージに進めるにあたり、非常に大事な転換期であり、リファービッシュ品のマーケットプレイスとしての立ち位置をさらに確立するであろうと期待されている。

「私たちが目指すのは、リファービッシュ品を選択肢の一つにすることだけではありません。リファービッシュ品を電子機器を買うときの当たり前、ファーストチョイスにすることです。このような著名なファンドからの信頼と支援を得られたことは、Back Marketにとって新たな一歩となり、さらにリファービッシュ業界全体にとっても大きな進歩につながると思います」と話すのは、Back Market 創業者(CEO)であるティボー・フグ・ド・ラローズだ。


北極星を目指して:業界そのものの変革を目指すBack Market
全世界で500万人の顧客を抱えるBack Market は、私たちの消費行動の根本的な部分を見つめ直し、私たちのテック消費に変革をもたらしている。サステナビリティ(持続可能性) は、消費者の購入動機の中でもますます大事な要因となっており、CGSが行った2019年の米国消費者サステナビリティ調査によると、老若男女問わず68%の回答者が購入する際に、サステナビリティを重視すると答えたという。Back Market が独自に行った調査によると、25%のアメリカ人がリファービッシュ品を選択する最も大きな理由が環境のためだと答えたそうだ。ちなみに2019年から16%も上がっている。サステナビリティはBack Market のDNAの根幹でもある。そして、同社はそのビジョンとミッションの価値を共有してくれる投資家を惹きつけている。

ジェネラル・アトランティック社が、業界を変革させるビジネスのスケール拡大に特化している一方、ジェネレーション・インベストメント・マネジメント社は、以前からサステナビリティに特化した投資を行っており、よりサステナブルなエコシステムを築き上げる企業を支援している。経験豊富な2社の投資会社からのサポートを得ることで、Back Market はさらなるグローバル展開・成長が見込める。

Back Market のクリエイティブ最高責任者(CCO)のヴィアニー・ヴォート氏はこう語る。「投資家や消費者がサーキュラーエコノミー(循環型経済)に積極的であるのは、とてもポジティブな傾向です。時代は変化していますし、私たちは人々のテック消費、そして電子機器業界全体のサステナビリティに、現実的かつ長期的な影響を及ぼす立場にあります。」


品質こそがすべて:販売者向けサービスに重点を置くBack Market
評価額32億ドルと言われているBack Market には、現在1,500の販売者が販売している。より多くの販売者やブランドがリファービッシュ品の価値を受け入れ、Back Market に参加するようになると、これまで以上に高品質であることが重要になる。Back Market は、リファービッシュ品の魅力をより多くのお客様に広げるために、今後も徹底した品質管理を行っていく。顧客満足度は、行き届いたカスタマーサービスと各サービスに常に直結している。Back Market の販売者向けサービスは、販売者が高品質な商品と体験を提供し続けることを可能にし、Back Market とリファービッシュそのものに対する信頼を高めることに繋がる。

「リファービッシュ品は新品を買うより断然コスパも良くかつサステナブルです。品質において、新品との差を狭めることに成功した今、1.5兆ドルの新製品市場に立ち向かうための準備を始めています。」と創業者のティボー・フグ・ド・ラローズは語る。

Back Market がこれまでに残した功績はすでに明白だ。同社は不良品率を全体の5%までに抑えることに成功している。ちなみに、新品デバイスであっても不良品率は3%前後と言われている。(現に、2018年度Q1のレポートによると、2017年の終わりに発売されたiPhone XとiPhone8 Plusは、それぞれ不良率が3%であったと報告されている。参考: https://www.statista.com/statistics/804359/iphone-failure-rate-by-model-worldwide/


リファービッシュ革命:グローバルでますます拡大する社会現象
Back Market は高品質のリファービッシュ品をより多くの国に広めることに注力している。2021年、同社は日本・フィンランド・ポルトガル・アイルランドでのローンチを果たし、計13カ国での市場展開となった。今後は、カナダ、ギリシャ、スウェーデン、スロバキアへの進出も予定している。

Back Market は、品質・信頼性・アフターケアに特化したブランドを築くことで、リファービッシュ市場をリードしている。業界に変革をもたらすBack Market のビジネスモデルは、高品質なデバイスを民主化し、サーキュラーエコノミーを加速させる。今回の資金調達は、リファービッシュ業界そのものにとっての転換期とも言えるだろう。

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ジェネラル・アトランティック社 / EMEA(欧州・中東・アフリカ地域)担当マネージングディレクター兼技術責任者 / クリス・コーキン氏:「グローバル市場でリファービッシュ品のあり方を再定義し、業界を成長させているBack Market を支援でき、非常にワクワクしています。Back Market は、品質・サステナビリティ・利便性・手頃な価格を軸にしたブランドを構築しています。ティボー、クエンティン、ヴィアニーとともに新カテゴリー、地域の拡大を加速していくのが楽しみです。」

ジェネレーション・インベストメント・マネジメント社 / グロース・エクイティ部門ディレクター / シャリーニ・ラオ氏:「Back Market の透明性と信頼性のあるアプローチは整備品をより簡単に、なおかつ安心して手頃な価格で購入できるようにし、人々の消費に変化をもたらしています。私たちはBack Market が米国をはじめとする世界各国で事業を拡大していくのを楽しみにしています。世界では、毎年5,000万トン以上のE-waste (電子廃棄物)が発生しています。Back Market は、持続不可能だった消費サイクルを根本的に変え、オルタナティブとして優れた選択肢を提供しています。」

ゴールドマン・サックス・グロース / エグゼクティブ・ディレクター / アレクサンドル・フラヴィエ氏:「よりサステナブルな経済圏を築き上げている業界リーダーであるBack Market を支援できて、私たちは誇りに思っています。昨年の出資以来、Back Market が欧州、米国、そして最近ではアジアにまで進出しているのを見て、大変嬉しく思います。今回の資金調達は、Back Market のビジョン、ビジネスモデル、そして優秀な経営陣の力を証明するものだと思います。」

アグラエ・ベンチャーズ / 共同創業者 / アントワーヌ・ロワソン氏:「私たちは、この4年間、Back Market 、そしてその創業者たち、またチーム全体が世界でリファービッシュ業界をリードするための支援をしてきました。Back Market は、私たちが重視している起業家精神、イノベーション、サステナビリティへのコミットメントのすべてを体現している。」

ユーラゼオ / パートナー / グロース専門 / ヤン・デュ・ラスケック氏:「Back Market は、循環型経済における最強の企業の一つとしてその名を轟かせています。ユーラゼオは、これからもティボーと彼の有能なチームが電子機器業界の新時代を切り開いていくサポートができることを誇りに思います。」

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Back Market について:
Back Market は、によって、2014年に立ち上げられた世界でも有数のリファービッシュ専門のマーケットプレイス。同社は、計13カ国(アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、イタリア、スペイン、ベルギー、オーストリア、オランダ、最近ではポルトガル、日本、フィンランド、アイルランド)に展開し、プロの手で整備された高品質の電子機器や家電製品を提供している。オフィスは、ニューヨーク、ベルリン、パリ、ボルドーの4都市にあり、480名のスタッフを構えている。

ジェネラル・アトランティック社について:
成長企業に資本と戦略的支援を提供する世界有数のグロース・エクイティ・ファーム。1980年に設立された同社は、協力的かつグローバルなアプローチ、各セクターに特化した専門知識、長期的な投資方針、成長要因への深い理解を組み合わせ、優れた起業家や経営陣と提携して、市場をリードするビジネスのグローバル展開を支援している。ジェネラル・アトランティック社は、ニューヨーク、アムステルダム、北京、グリニッジ、香港、ジャカルタ、ロンドン、メキシコシティ、ムンバイ、ミュンヘン、パロアルト、サンパウロ、上海、シンガポールにオフィスがあり、175名以上の投資プロフェッショナルを構えている。
詳細はウェブサイトを参照:https://www.generalatlantic.com/

ジェネレーション・インベストメント・マネジメント社について:
ジェネレーション・インベストメント・マネジメント社有限責任事業組合は、長期的な投資、統合されたサステナビリティ・リサーチ、そしてクライアントとの連携を重視している。2004年に設立された独立系非上場オーナー保有のパートナーであり、ロンドンに本社を置き、サンフランシスコに米国オフィスを構えている。同社は、英国の金融行動監視機構(Financial Conduct Authority)の認可規制を受けている。
詳細はウェブサイトを参照:http://www.generationim.com/

アグラエ・ベンチャーズについて:
LVMHの支配株主であるアガシェが支援するアグレ・ベンチャーズは、パリ、ニューヨーク、サンフランシスコを拠点とする国際的なベンチャーキャピタルである。アグラエ・ベンチャーズは、あらゆるステージのアセットライト化や急成長中のテクノロジー企業に対して、10万ユーロから1億ユーロまでの投資を行っている。過去20年以上にわたり、アグラエとその関連会社は、Netflix、Slack、Spotify、Airbnb、Automattic、eToroなど、最も象徴的なグローバルテクノロジー企業を支援してきた。

ゴールドマン・サックス・マーチャント・バンキング部門について:
1869年に設立されたゴールドマン・サックス・グループは、世界有数の投資銀行業務、証券業務、投資管理を行う企業である。ゴールドマン・サックス・マーチャント・バンキング・ディビジョン(MBD)は、ゴールドマン・サックスの長期的なプリンシパルインベストメントの主軸だ。MBDは、プライベート・エクイティ、グロース・エクイティ、インフラストラクチャー、プライベート・デット、および不動産への投資を行う世界有数のプライベート・キャピタル投資会社である。

ユーラゼロについて:
ユーラゼロは、450社の企業に218億ユーロ(第三者からの150億ユーロを含む)の分散されたポートフォリオへの運用資産を持つ、世界有数の投資グループである。同社は、プライベート・エクイティ、プライベート・デット、および不動産に関する豊富な専門知識を駆使し、あらゆる規模の企業に投資している。業界に関する深い専門知識、グローバル市場へのゲートウェイ、変革的な成長のために必要な安定した土台を提供し、約300名のプロフェッショナルによるコミットメントにより、企業の発展を支援している。ユーラゼオは、強固な機関投資家と同族株主のベース、構造的負債のない強固な財務基盤、柔軟な投資方針により、企業を長期的にサポートしている。
オフィスは、パリ、ニューヨーク、サンパウロ、ソウル、上海、シンガポール、ロンドン、ルクセンブルグ、フランクフルト、ベルリン、マドリードにあり、ユーロネクストパリに上場している。

 
ダフニについて:
フランス金融市場規制庁(GP 16-02)に認可された運用会社。ダフニは、デジタルプラットフォームを通じて、投資を組織化し、起業家、経営者、学者、アーティスト、アドバイザーなどのコミュニティを活性化している。マネージメント会社であるダフニは、3億5,000万ユーロの運用資産をダフニパープル、ジャイナ、ダフニイエローの3軸に分けて運用している。テクノロジーエコシステムにおいて20年以上に渡り投資してきたダフニのチームは、これまでにAllociné、AnotherBrain、Back Market、Balyo、BlaBlacar、Devialet、LaRucheQuiDitOui、Liligo、Made.com、Meetic、Memo Bank、OuiCar、Pazzi、Typologyなどに出資してきた。


https://www.backmarket.co.jp/
*1) 整備済み品のこと。本来は、中古品として回収された製品だが、専門家が修理・整備、そして検査をし、保証付き・お手頃価格で販売している商品のことをいう。

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都目黒区大橋1-6-13 STUMPS 1F
電話番号
03-6451-1568
代表者名
佐藤 慎吾
上場
未上場
資本金
400万円
設立
2016年07月