プランティオ、総額1.3億円の資金調達を実施
次世代型シェアリングIoT農園を都内各所で展開、行政・民間らと共創し、コレクティブ・インパクトを加速
大手町エリアに都内最大級のシェアリングIoT農園を設置、渋谷区でも公園をシェアリングIoT農園として展開、多摩田園都市エリアにも生活者主体のシェアリングIoT農園を設置する他、年内には東京以外の主要都市にもシェアリングIoT農園を随時設置。
「持続可能な食と農をアグリテインメントな世界へ」をビジョンに、ご家庭のベランダや、ビルの屋上、マンションなどの屋内でたのしくアーバンファーミング(都市農)を行う為の農をDX化した次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」を展開するプランティオ株式会社(本社:東京都渋谷区、 代表取締役 共同創業者 CEO:芹澤 孝悦、以下「プランティオ」)は、株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(本社:東京都港区、代表取締役:田島 聡一 以下「ジェネシア・ベンチャーズ」)、株式会社大広(本社:東京都港区、代表取締役社長:落合寛司、以下「大広」)、株式会社 MS-Japan(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:有本隆浩/以下 MS-Japan 証券コー ド:6539)、独立系ベンチャーキャピタルであるiSGSインベストメントワークス(代表パートナー:五嶋 一人・佐藤 真希子・菅原 敬、以下:iSGS)、他既存株主らから、総額1.3億円の資金調達を実施したことをお知らせします。
これに伴い、大手町エリアに都内最大級のシェアリングIoT 農園を設置、渋谷区でも公園をシェアリング IoT 農園に展開、多摩田園都市エリアにも生活者主体のシェアリングIoT 農園を設置する他、年内には東京以外の主要都市にもシェアリング IoT農園を随時設置し、行政・民間らと共創を行い、コレクティブ・インパクトを加速致します。並行して、一般の方の農的活動がどの程度環境貢献できるのか?を可視化する機能を大幅にアップデートする予定です。
※コレクティブ・インパクトとは、社会課題に対して、ひとつの組織の力で解決しようとするのではなく、行政、企業、NPO、基金、市民などがセクターを越え、互いに強みやノウハウを持ち寄って、同時に社会課題に対する働きかけを行うことにより、課題解決や大規模な社会変革を目指すアプローチのこと。
- プランティオが目指す、コレクティブ・インパクトとは?
マクロな従来の産業としての「農業(マクロ・ファーミング)」に対して、一般の方のマイクロな「農的活動(マイクロ・ファーミング)」を都市で行う事を『アーバンファーミング』と呼びますが、ニューヨークやロンドンではすでにスタンダードになっており、COVID-19のパンデミック以降、急加速をしています。アーバンファーミングは“地産地消”を行う為、遠くの畑からCO2を排出して野菜を運ばず(フードマイレージゼロ)、また農業出荷規格なども関係がないため、捨てられることもなく、大量生産、大量消費も発生しません。農園が広がることで都心部に於いてはヒートアイランド現象へ貢献できる上、生ごみなどからたい肥を作れば生ごみ問題の解消にもなります。SDGsで挙げられている17のゴールの内9項目が人類の食料生産に起因している為、食料調達の方法を大きくパラダイムシフトする必要性があります。また、昨今では各国が食料自給率をあげる取り組みとして、環境負荷が高い既存の農業ではない形のグリーン・フード・インフラの構築が急務です。このようなグリーン・フード・インフラを構築する上でも、わたしたちのプラットフォームがお役に立てればと考えております。
そこで、わたしたちプランティオでは、一介のスタートアップだけでは成し得ないこの大きな取り組みを、多くの行政・企業の方々と手を携え実行することで、中・長期的には来るべき気候危機や食料枯渇問題へと対応して参りたいと考えております。
- 次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」とは?
一般の方の農的活動(非農業)をデジタライズ(DX化)し、IoTセンサーとスマートフォンアプリを組み合わせる事により、タイムリーに野菜栽培をナビゲーションし、ご家庭のベランダや、ビルの屋上、マンションの屋内などあらゆるところで野菜栽培を可能にするプラットフォームです。
IoTセンサー「grow CONNECT」
野菜栽培をタイムリーにナビゲーション
ベランダ・ビルの屋上・屋内あらゆるところにタッチポイントを
さらに今回の資金調達を受け、一般の方の農的な活動がどれだけ環境貢献しているのかを可視化する機能を強化、既存の農業と比べどの程度CO2が削減されているのか、生ごみがどれくらい削減されているのか、農園がビルの屋上に広がることによりどれだけヒートアイランド現象に貢献できているのか、などを可視化する機能を大幅にアップデート致します。
そしてわたしたちプランティオが大切にしている事として、『たのしい事』こそが最も持続可能へ繋がると捉え、育てるたのしさ、食べるよろこび、人との関わり合いなどをICT×エンターテインメントの力でエンパワーメントしていきます。
今回は、こちらの「grow」のテクノロジーを搭載した次世代型シェアリングIoT農園が本年を皮切りに都内各所で展開を致します。
- 代表および引受先のコメント
【代表取締役 共同創業者 CEO:芹澤 孝悦】
このCOVID-19がパンデミックしてからの数年は、プランティオにとっても本当に辛い期間でした。社会全体が不透明な中、事業の継続が困難になったり、幾多の試練を味わってきました。ですが、そんな中でも確かに手ごたえがあったのが、「安心・安全な食は身近にあるべき」というみなさまから多く頂いた声でした。コロナ前は単に“コミュニティっていいですね!”というお声がけだったのがコロナ後では、“食のライフラインを自分たちでもある程度担保する事の大事さを知りました。そしてたのしいって最高ですね!”という形で、本来アーバンファーミングが持っている「環境貢献」「食農教育」「食料自給」「地域活性」の4つの要素をしっかりと社会が認識し、確実に必要性が増してきているのを日々実感しています。ニューヨーク、ロンドンなどの世界の主要都市が都市機能としてアーバンファーミングを積極的に取り入れています。2022年が日本のアーバンファーミング元年になるようみなさまと手を取り合い、共創したいと考えております。
【株式会社ジェネシア・ベンチャーズ 代表取締役/General Partner:田島 聡一 / Investment Manager:水谷 航己】
3年前の2019年春に初めて投資をさせていただいた時から、プランティオは事業環境を取り巻くいくつもの大きな変化の波を乗り越え、今では多様なパートナーと連携しながら、大小様々なプロジェクトを主導するようになりました。芹澤さんが当時描いていた夢は着実に現実へと変わりつつあるなかで、より確かな未来を創るために、ジェネシアから追加での投資支援をさせていただくことになりました。3年前の初回投資時よりも大きなワクワク感とともに、今度は社会に大きな波を起こす側になったプランティオと、誰でも簡単に野菜作りを楽しめるサービス開発に邁進して参ります。
【株式会社大広顧客価値経営推進局ビジネスインキュベーションチーム:森下 茂雄
生産や物流を変えていくだけでは世の中は変われない、むしろ消費者であり様々な産業従事者でもある“都市生活者の大きな声”が変革の後押しに重要だと思っています。できればただの大声ではなく“声援”として、農家さんや関連産業の方々に届き、一緒に変わっていく世の中になれば。プランティオさんが大事にする “楽しさ”や“よろこび”と共に輪を広げる活動をご一緒していければ幸いです。
【株式会社 MS-Japan】
日本の農業就業者数の減少と都市部の自然の減少は私たちの社会を、そして国を持続可能なものとするためには避けては通れない重要な課題であると認識しています。プランティオの事業はその課題をテクノロジーの力のみならず、アーバンファーミングを通じた人と人との輪の力によってより大きな力に変え、この大きな課題を解決する力となる確信しています。私たちも今回の出資を通じ、プランティオと共にこの社会課題の解決に貢献したいと考えています。
【iSGSインベストメントワークス】
日本の農業にとって、農業従事者の急減等の厳しい環境が続く中、輸入した作物に依存しすぎることなく、消費者が将来にわたってよりよい農作物を得て生活していくために、一般消費者が、自ら暮らす都市で、自ら農的活動を行う「アーバンファーミング」が、さらに広がっていくと確信しています。プランティオのIoTセンサーとスマートフォンアプリがあることで、ユーザーが共同管理する農場で、誰が、何の世話をして、どれだけ作物の成長に貢献をしたのかを可視化することができ、さらに農場で育てた農作物をレストランに持ち込むことで、食の体験もできるコミュニティも形成されます。 そんな素敵な体験である「アーバンファーミング」を世の中に拡げ、多くの方に楽しんで頂くことを実現するプランティオに、この度投資家として参画させていただきました。今後のプランティオの成長とアーバンファーミングの普及に非常に期待しております。
- 会社概要
【プランティオ株式会社】
会社名:プランティオ株式会社
事業所所在地:東京都渋谷区神泉町11-7
設立:2015年6月16日
資本金:2億5,532万円
代表者:芹澤 孝悦(せりざわ たかよし)
事業内容:ご家庭のベランダや、ビルの屋上、マンションなどの屋内でたのしくアーバンファーミング(都市農)を行う為の農をDX化した次世代型アグリテインメントプラットフォーム「grow」を展開する経済産業省のスタートアップ支援プログラム『J-Startup』選抜スタートアップ
URL:www.plantio.co.jp/
【株式会社ジェネシア・ベンチャーズ】
会社名:株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
事業所所在地:東京都港区北青山3-3-13 共和五番館2階 Guild Aoyama内
設立:2016年8月
資本金:100万円
代表者:田島 聡一
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
URL:https://www.genesiaventures.com/
【株式会社大広】
会社名:株式会社大広
事業所所在地:東京都港区芝2-14-5
設立:昭和19年2月28日
資本金:28億円
代表者:代表取締役社長 落合 寛司(おちあい ひろし)
事業内容:事業開発領域、コミュニケーション活動全般を支援する広告会社
URL:https://www.daiko.co.jp/
【株式会社MS-Japan】
会社名:株式会社MS-Japan
事業所所在地:東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム4
設立:1990年4月
資本金:586百万円(2021年3月末時点)
代表者:有本隆浩
事業内容:管理部門(経理財務・人事総務・法務・経営企画等)や士業(弁護士・
公認会計士・税理士等)に特化した人材紹介サービス「MS Agent」及びダイレク
トリクルーティングサービス「MS Jobs」、経営管理のビジネスメディア「
Manegy(マネジー)」を提供
URL:https://company.jmsc.co.jp/
【iSGSインベストメントワークス】
社名:株式会社iSGS インベストメントワークス
代表者:代表パートナー 五嶋 一人、佐藤 真希子、菅原 敬
本社所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル
資本金:1,000万円
設立:2016年6月
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
企業URL: https://isgs-iw.com/
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