taliki、京都リサーチパーク、京都市による「BEYOND2025」共同記者会見を実施。「応援チケット」制度、京都市長の登壇などを発表

株式会社taliki

社会課題を解決するプレイヤーを支援する株式会社taliki(京都市中京区、代表:中村多伽、以下taliki)は、10/3(金)・4(土)開催のソーシャルカンファレンス「BEYOND2025」に向け、共に実行委員会を組成する京都リサーチパーク株式会社(京都市下京区、代表:浅野貢男、以下京都リサーチパーク)・京都市と共同記者会見を実施いたしました。

実行委員会組成の経緯と新たな取り組み

記者会見では、株式会社taliki 代表 中村多伽、京都リサーチパーク株式会社 代表 浅野貢男氏、京都市長 松井 孝治氏が登壇しました。

まずは、三者による挨拶が行われ、それぞれ初めてのBEYOND実行委員会に対する思いを述べました。

■京都市 松井市長

京都市が実行委員会に参加した背景には、15年前の2010年6月4日に開催された「新しい公共円卓会議」でまとめられた「新しい公共」宣言があります。この宣言は、政府・行政、市場・企業、国民(コミュニティ)の各セクターが社会問題の解決に向けて協力し、連携することの重要性を説いています。従来の独立した関係ではなく、これら三者が協働することで、社会問題の解決を図るべきだという考え方です。

新しい再分配のあり方を考える上で、再分配は政府だけの仕事ではなく、国民や企業、市場セクターも関与すべきということが私の信念でもあります。これは、BEYOND2025のテーマである新しい再分配にも通じるものであり、今日こういう形でご一緒に会見をさせていただくことができたのは大変ありがたいと思います。

■京都リサーチパーク 浅野社長

KRPはこれまで35年以上に渡り、起業家や研究者、事業会社など社会に新しいイノベーションを提供しようとする方々が集う拠点として長年運営してまいりました。その中で私共もヘルスケア、大学連携など京都という地域の強みを活かしたテーマで活動を展開しており、今回のソーシャルというテーマにおいてはtalikiさんと2018年からBEYONDに関わらさせていただいております。

今年より初めて、京都市様にもご参画いただき、協働できることを楽しみにしております。

今回のBEYONDが、社会起業家や支援者、事業会社・行政機関などの多様なセクターをつなぎ、持続可能な社会をつくる起点となることを期待しております。

■taliki 中村

BEYONDは、私たちが2018年より実施してきた取り組みです。ありがたいご縁をいただき、今年度からは、京都市さん、京都リサーチパークさんとともに、実行委員会形式で開催することになりました。私自身、この新しいチャレンジに非常にワクワクしています。官民が一体となってつくる新しいBEYONDを、ぜひ見守っていただければ幸いです。

続いて、実行委員会組成の経緯や意義、京都市が取り組む社会的インパクト創出のための施策方針、BEYOND2025の新たな取り組みやコンテンツ詳細などについて、それぞれから発表しました。

松井市長は、京都市がソーシャル・イノベーション・クラスター構想を掲げてからの10年間で実施してきた施策や社会の動きの変化について触れ、「京都に社会起業家が集まりつつある状況にある」と話しました。

今後更なる好循環の創出に向け「初期の『新たな挑戦者を生み出す土壌づくり』を進めるため、BEYONDの充実に取り組む」と述べ、社会起業家の共創機会を充実させ新たな挑戦者を生み出すために、BEYONDの新たな取り組みとして次の4点について発表しました。

  1. 全国4都市5回のプレイベント開催

  2. 社会起業家や中高生の無料招待

  3. ビジネスで解決できない深刻な社会課題に取り組む非営利法人に、参加者の応援の声を届ける「応援チケット」制度

  4. 参加者が主催する8つ以上の多種多様なサイドイベントの実施

talikiの中村は、社会起業家を支援する当社が2018年に「BEYOND」を始めた経緯について、「創業当初、社会起業家は今以上に孤独に挑戦を続けており、投資家やNPOといった異なる性質を持つセクター間の隔たりも大きく、その状況を変えるためにBEYONDを立ち上げた」と説明しました。

そして、今回のテーマ「再分配のはじまり」について、BEYONDにおける「再分配」とは、産官学民による、意志を持ったリソースの届け方・使い方であると定義し、「営利か非営利かにかかわらず、社会の未来に価値を生み出そうとする個人・団体・事業に、資金・人材・情報・機会を意志を持って流す”仕組みをどうつくるか。これこそが、今年のBEYONDが皆さまと共に考えたい『問い』であり、官民連携で実行委員を立ち上げて挑む大きなチャレンジです」と述べました。

また、京都市長 松井孝治氏の登壇決定について、記者会見の場で初めて発表しました。(詳細後述)

京都リサーチパークの浅野社長からは、当日のおすすめコンテンツについて紹介があり、

「再分配」を軸に展開するトークセッション7つのうち、2セッションについて紹介しました。

■「慈悲ではない、財務リターン絶対視を超える金融とは」

収益を上げにくいと言われてきた社会課題解決に金融資本を届けてきたプロフェッショナルなゲストによる実践の知恵と創意工夫をお話いただくセッション

■「共に歩む、再分配のはじまり」

沖縄での実践や、非営利スタートアップへの助成など、前例が少ない社会課題解決領域において、長年にわたって取り組んでこられたゲストに、次の時代をどう見据えているのかをお話いただくセッション

その他、社会起業家・非営利法人・企業・行政など30団体以上による史上最多4つのピッチや、同じく史上最多数である40近いブース出展について言及しました。

最後に、2日目の全体ワークショップ「あなたの命、どう使う?」を紹介し、「この2日間の体験を通じた気づきを基に、参加者自身が『社会課題解決』に向けて、どのような一歩を踏み出していくのかを考える」と述べました。

再分配を体現する「応援チケット」制度、京都市長登壇セッションについて発表

本会見では、10/3(土)のオープニングセッションに京都市長の登壇が決定したこと、また、参加者が共感した出展者へ届ける「応援チケット」制度の実施について初めて発表しました。


「応援チケット」制度

今回のテーマである「再分配」をBEYONDの場全体で体現する企画。受付時に「応援チケット」を1人1枚(500円分)お渡しします。参加者は共感したNPO・一般社団法人のブース出展者に応援の声と共にチケットを届け、集まった枚数分の金額を実行委員会より団体の皆さんに「賞金」としてお渡しします。
NPO/一般社団法人の皆さんにはブース出展に加え、メインホールでのショートピッチもしていただきます。

▼NPO・一般社団法人のブース詳細はこちら

https://beyondtaliki.info/program/HkWn-e_1

京都市長登壇セッション

テーマ:「成長か分配か」を超え、新しい再分配を考える

日時;10/3(土)12:15-13:15

登壇者:京都市長 松井孝治氏・フィランソロピーアドバイザーズ株式会社 代表取締役Co-CEO 小柴優子氏・株式会社デジリハ 代表取締役 岡勇樹氏・株式会社taliki 代表取締役CEO 中村多伽

概要:社会課題解決の現場をリードする市長、富裕層の社会貢献を支援するフィランソロピーアドバイザー、インパクトを重視する投資家、そして第一線の社会起業家が一堂に会するセッション。それぞれの立場から「インパクト・エコノミー」という価値創造の形を議論し、持続可能な社会を実現するための具体的な道筋と可能性を探る。

BEYOND2025 概要

「BEYOND」は、社会課題解決に取り組むプレイヤーを支援する株式会社talikiが主催してきたソーシャルカンファレンスです。2018年からスタートし、これまでに8回開催、累計2500名以上が参加してきました。

社会起業家・投資家・企業・非営利・行政など、セクターや世代を越えた参加者が集い、“支援する/される”の関係を超えて、共に考え、共に育てていく出会いと共創の場です。

「BEYOND2025」はtaliki・京都市・京都リサーチパークによる初の実行委員会体制により、過去最大規模で開催。

「再分配のはじまり」をテーマにした7つのトークセッション・4つのピッチ・40近いブース出展・VCと起業家の壁打ちなど、多彩なコンテンツを通して、社会課題解決のための学びや出会い、実践のきっかけになる2日間です。

日時:

10月3日(金)12:00~17:35(開場:11:00)

10月4日(土)11:00~18:00(開場:10:00)

場所:

京都リサーチパーク4号館

詳細:

https://beyondtaliki.info/

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会社概要

株式会社taliki

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URL
https://www.taliki.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
京都市中京区貝屋町565-1
電話番号
-
代表者名
中村多伽
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年11月