全国初の取組!「市民メディカルラリー」を奈良市が実施
奈良市では、医療資格を持たない消防団員や一般市民を全国で初めて対象とした「市民メディカルラリー2018」を、平成30年11月18日(日)にイオンモール高の原(京都府木津川市)で開催します。
奈良市では、医療資格をもたない消防団員や一般市民などが競技者となって、災害時医療を学び、仮想の災害時現場において的確な対処を競い合う「市民メディカルラリー2018」を11月18日(日)に全国初で開催します。
競技者はもとより、より多くの方にメディカルラリー(※1)を見ていただき、災害時の救急・救命活動に触れていただける機会とするために、買い物客で賑わう日曜日の大型商業施設で開催することとし、包括協定を結んだ京都府木津川市に跨るイオンモール高の原を会場として行います。
<トピックス>
◆「メディカルラリー」はこれまで医療機関などを対象に行われてきましたが、専門的な資格を持たない消防団員や一般市民を競技者とするのは全国初の試み。
◆参加は13チーム。奈良市枠10チームのほか、秋田県大仙市からも出場します。
◆競技者は、チームで連携して模擬傷病者へのトリアージ(※2)・応急処置・こころのケアを行い、医師・消防隊に引き継ぐまでの初期初動を的確に行えたかをstation1~5で競います。
◆各競技会場は、イオンモール高の原の中央に位置する各階の吹き抜け、エレベーター付近といった多くの人が往来する場所に設けるとともに、パネル展示や競技種目の体験コーナーを併設し、災害時の救急・救命活動の啓発にもつなげます。
※1 メディカルラリー・・医療関係者が主に病院前救護における知識、知能を競う競技会
※2 トリアージ・・・・患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うこと
1 「市民メディカルラリー」の目的
阪神淡路大震災では災害による急性期の死者、いわゆる「防ぎえる災害死」が多数発生したことから、DMATをはじめとする災害医療のシステムが構築され、東日本大震災や熊本地震では「防ぎえる災害死」は減少しました。
しかし、東日本大震災では3,500名以上、熊本地震においても200名の「災害関連死」(急性期から亜急性期の死者)が多数発生し、現在その対応が急務とされています。
災害関連死は避難所や自宅で発生することが多く、非医療従事者である一般市民の災害医療的啓発が急務であり、「医療は資格がないとできない」という一般市民の先入観を取り払い、災害医療の基本を理解、実践することで、地域における自助・共助を確立し、災害関連死を減らすことを目的として「市民メディカルラリー」を実施するものです。
2 実施の背景
奈良市では、平成29年7月8日に奈良市立平城小学校で、平城地区自治連合会、大安寺西地区自治連合会の住民を対象に「地域メディカルラリー」を実施、事前研修会アンケートの結果から、「トリアージとファーストエイドが有用である」との回答がそれぞれ97.9%と100%であった。
一方で、「トリアージとファーストエイド(※3)の学習難易度が高い」と回答した割合は、41.7%と50.0%と約半数で、今後、災害関連死を防ぐためには、研修会とメディカルラリーの継続と市民への周知、啓発が必要であると考え、「市民メディカルラリー」の実施に至ったものです。
※3 ファーストエイド・・・救急手当、応急手当
3 事前研修(平成30年10月6日から8日の3日間実施)
競技参加者は、災害医療を専門とする医師・看護師や救急救命士から、トリアージ・ファーストエイド・心のケア等の災害対応を習得する為の事前研修を受けメディカルラリーまでの約6週間、自主・チーム学習をします。
●Station1 トリアージ
●Station2 避難所アセスメント
●Station3 こころのケア
●Station4 ファーストエイド
●Station5 深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)
4 日時
平成30年11月18日(日) 12:00~17:00(スケジュールはページ下部のとおり)
5 場所
イオンモール高の原(京都府木津川市相楽台1-1-1)
平安コート、2階~4階のエスカレーター付近等
6 参加チーム(13チーム) 142 名
6月1日から8月10日まで募集、10月6日から8日に事前研修を行いました。
《奈良市枠》
・チーム日本一(「地域メディカルラリー」優勝) 13名
・大安寺西ビッグスリーズ(自治会・消防団等)11名
・フラットキャッスル(自治会・消防団等)15名
・チームわかくさ(ボーイスカウト)13名
・奈良市地区赤十字奉仕団 10名
・Eastarn Part(奈良市消防団) 10名
・やまとなでしこ隊(奈良市消防団広報指導分団) 10名
・Team QQ(防災士有志) 9名
・佐保川地区自主防災防犯会 10名
・奈良教育大学 10名
《奈良市外枠》
・RAPIDs1.17 (予備自衛官) 14名
・伊賀市“しのび小町”(伊賀市女性消防団) 9名
・チーム秋田美人(大仙市消防団) 8名
7 予算額 1,000千円
8 主催者等
主催 市民メディカルラリー実行委員会、奈良市
共催 奈良市消防団、奈良市消防局、相楽中部消防組合消防本部
後援 イオンモール高の原、奈良西ロータリークラブ、消防団員等公務災害補償等共済基金、DMAT事務局、DPAT事務局、奈良市医師会、奈良県、木津川市
協力 セーブ・ザ・チルドレンジャパン、奈良県ユニセフ協会、日本赤十字社奈良県支部、奈良市自主防災防犯協議会、奈良市女性防災クラブ連合会、奈良市保健所、ならドットFM、大塚製薬、住友生命、リスクウォッチ
「市民メディカルラリー」2018 当日スケジュール(予定)
<奈良市北部会館ホール>
10:30
防災講演会:リスクウォッチ長谷川裕子 「アメリカの災害教育」
11:00
防災講演会:大阪市立総合医療センター小児集中治療部 医長 古家信介「大規模災害時の小児周産期対応について」
12:00
開会式
開会挨拶(金野実行委員長、仲川奈良市長、公益財団法人日本消防協会 秋本会長、イオンモール高の原 藤村ゼネラルマネージャー)
来賓紹介、実行委員紹介、競技説明(守川幹事長)
12:30
競技者宣誓
12:40 会場移動(奈良市北部会館⇒イオンモール高の原)
<イオンモール高の原>
13:00 競技開始
15:30 会場移動(イオンモール高の原⇒奈良市北部会館)
<奈良市北部会館>
16:00
振返り(各3分)
[1]市内代表チーム [2]市外代表チーム [3]ステーション別(station1~5) [4]奈良県DMAT 奈良県総合医療センター救急科 關 部長
訓練講評(総務省消防庁地域防災室 阿部課長補佐(予定))
結果発表(優勝、特別賞)
総括(守川幹事長)
表彰式(優勝、特別賞)
挨拶(消防団員等公務災害補償等共済基金 米田常務理事)
閉会宣言(藤村副実行委員長)
17:00 閉会
※13:00~15:30以外は参加チーム・ボランティアスタッフのみ対象です。
競技者はもとより、より多くの方にメディカルラリー(※1)を見ていただき、災害時の救急・救命活動に触れていただける機会とするために、買い物客で賑わう日曜日の大型商業施設で開催することとし、包括協定を結んだ京都府木津川市に跨るイオンモール高の原を会場として行います。
<トピックス>
◆「メディカルラリー」はこれまで医療機関などを対象に行われてきましたが、専門的な資格を持たない消防団員や一般市民を競技者とするのは全国初の試み。
◆参加は13チーム。奈良市枠10チームのほか、秋田県大仙市からも出場します。
◆競技者は、チームで連携して模擬傷病者へのトリアージ(※2)・応急処置・こころのケアを行い、医師・消防隊に引き継ぐまでの初期初動を的確に行えたかをstation1~5で競います。
◆各競技会場は、イオンモール高の原の中央に位置する各階の吹き抜け、エレベーター付近といった多くの人が往来する場所に設けるとともに、パネル展示や競技種目の体験コーナーを併設し、災害時の救急・救命活動の啓発にもつなげます。
※1 メディカルラリー・・医療関係者が主に病院前救護における知識、知能を競う競技会
※2 トリアージ・・・・患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うこと
1 「市民メディカルラリー」の目的
阪神淡路大震災では災害による急性期の死者、いわゆる「防ぎえる災害死」が多数発生したことから、DMATをはじめとする災害医療のシステムが構築され、東日本大震災や熊本地震では「防ぎえる災害死」は減少しました。
しかし、東日本大震災では3,500名以上、熊本地震においても200名の「災害関連死」(急性期から亜急性期の死者)が多数発生し、現在その対応が急務とされています。
災害関連死は避難所や自宅で発生することが多く、非医療従事者である一般市民の災害医療的啓発が急務であり、「医療は資格がないとできない」という一般市民の先入観を取り払い、災害医療の基本を理解、実践することで、地域における自助・共助を確立し、災害関連死を減らすことを目的として「市民メディカルラリー」を実施するものです。
2 実施の背景
奈良市では、平成29年7月8日に奈良市立平城小学校で、平城地区自治連合会、大安寺西地区自治連合会の住民を対象に「地域メディカルラリー」を実施、事前研修会アンケートの結果から、「トリアージとファーストエイドが有用である」との回答がそれぞれ97.9%と100%であった。
一方で、「トリアージとファーストエイド(※3)の学習難易度が高い」と回答した割合は、41.7%と50.0%と約半数で、今後、災害関連死を防ぐためには、研修会とメディカルラリーの継続と市民への周知、啓発が必要であると考え、「市民メディカルラリー」の実施に至ったものです。
※3 ファーストエイド・・・救急手当、応急手当
3 事前研修(平成30年10月6日から8日の3日間実施)
競技参加者は、災害医療を専門とする医師・看護師や救急救命士から、トリアージ・ファーストエイド・心のケア等の災害対応を習得する為の事前研修を受けメディカルラリーまでの約6週間、自主・チーム学習をします。
●Station1 トリアージ
●Station2 避難所アセスメント
●Station3 こころのケア
●Station4 ファーストエイド
●Station5 深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)
4 日時
平成30年11月18日(日) 12:00~17:00(スケジュールはページ下部のとおり)
5 場所
イオンモール高の原(京都府木津川市相楽台1-1-1)
平安コート、2階~4階のエスカレーター付近等
6 参加チーム(13チーム) 142 名
6月1日から8月10日まで募集、10月6日から8日に事前研修を行いました。
《奈良市枠》
・チーム日本一(「地域メディカルラリー」優勝) 13名
・大安寺西ビッグスリーズ(自治会・消防団等)11名
・フラットキャッスル(自治会・消防団等)15名
・チームわかくさ(ボーイスカウト)13名
・奈良市地区赤十字奉仕団 10名
・Eastarn Part(奈良市消防団) 10名
・やまとなでしこ隊(奈良市消防団広報指導分団) 10名
・Team QQ(防災士有志) 9名
・佐保川地区自主防災防犯会 10名
・奈良教育大学 10名
《奈良市外枠》
・RAPIDs1.17 (予備自衛官) 14名
・伊賀市“しのび小町”(伊賀市女性消防団) 9名
・チーム秋田美人(大仙市消防団) 8名
7 予算額 1,000千円
8 主催者等
主催 市民メディカルラリー実行委員会、奈良市
共催 奈良市消防団、奈良市消防局、相楽中部消防組合消防本部
後援 イオンモール高の原、奈良西ロータリークラブ、消防団員等公務災害補償等共済基金、DMAT事務局、DPAT事務局、奈良市医師会、奈良県、木津川市
協力 セーブ・ザ・チルドレンジャパン、奈良県ユニセフ協会、日本赤十字社奈良県支部、奈良市自主防災防犯協議会、奈良市女性防災クラブ連合会、奈良市保健所、ならドットFM、大塚製薬、住友生命、リスクウォッチ
「市民メディカルラリー」2018 当日スケジュール(予定)
<奈良市北部会館ホール>
10:30
防災講演会:リスクウォッチ長谷川裕子 「アメリカの災害教育」
11:00
防災講演会:大阪市立総合医療センター小児集中治療部 医長 古家信介「大規模災害時の小児周産期対応について」
12:00
開会式
開会挨拶(金野実行委員長、仲川奈良市長、公益財団法人日本消防協会 秋本会長、イオンモール高の原 藤村ゼネラルマネージャー)
来賓紹介、実行委員紹介、競技説明(守川幹事長)
12:30
競技者宣誓
12:40 会場移動(奈良市北部会館⇒イオンモール高の原)
<イオンモール高の原>
13:00 競技開始
15:30 会場移動(イオンモール高の原⇒奈良市北部会館)
<奈良市北部会館>
16:00
振返り(各3分)
[1]市内代表チーム [2]市外代表チーム [3]ステーション別(station1~5) [4]奈良県DMAT 奈良県総合医療センター救急科 關 部長
訓練講評(総務省消防庁地域防災室 阿部課長補佐(予定))
結果発表(優勝、特別賞)
総括(守川幹事長)
表彰式(優勝、特別賞)
挨拶(消防団員等公務災害補償等共済基金 米田常務理事)
閉会宣言(藤村副実行委員長)
17:00 閉会
※13:00~15:30以外は参加チーム・ボランティアスタッフのみ対象です。
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