IBM Quantum Challenge: そう遠くない量子の未来のためのプログラミング
IBMは、11月9日より、3週間のオンラインの量子コンピューターの競技型オンライン・プログラミング・コンテスト「IBM Quantum Challenge」を開催します。高校生以上の方はどなたでもご応募いただけます。応募にあたり、IBMidでアカウントにログインいただく必要がありますので、idをお持ちではない方は、手順に従ってid登録をしてから、Participant Applicationを完了させてください。参加枠は2,000名に限られていますので、早めのご登録をお勧めします。
お申し込みはこちら:IBM Quantum Challenge ibm.co/quantumchallenge
「IBM Quantum Challenge」とは、IBMが主催する、量子コンピューターの競技型オンライン・プログラミング・コンテストで、初心者から経験者までがコンテスト形式のチャレンジに参加することで、量子コンピューティングに関する基礎から応用まで学んでいただけます。
今年で、第3回目の「IBM Quantum Challenge」についてご案内いたします。このチャレンジにおいて参加者には、量子コンピューティングの可能性をさらに押し広げ、次の重要なハードウェアのマイルストーンを達成するための新たな課題に挑戦いただきます。
昨年9月に実施した「IBM Quantum Challenge 2019」には、初心者と経験者を問わず、量子コンピューティングの旅を始めようと世界中から人々が参加しました。また、今年5月には、IBM Quantum Experienceの4周年を記念して、45カ国から1,745人が参加した2回目のチャレンジを開催した結果、1日で18台のIBM Quantumシステム上で10億回路以上の実行に成功しました。
この度、11月9日に開始される3週間のチャレンジでは、Qiskit (https://qiskit.org/) を使用して、毎週新しい演習問題に取り組むことで、量子コンピューティングの知識とスキルを向上させることができます。
過去に開催されましたIBM Quantum Challengeについては、以下をご参照ください。
- 2019年9月 https://github.com/quantum-challenge/2019
- 2020年5月 https://github.com/qiskit-community/may4_challenge_exercises
そう遠くない量子の未来のための3週間のプログラミング
今回のチャレンジでは、参加者は、より大規模な量子システムを考えるときに不可欠な要素となる量子データ構造について学び、探求することになります。
第2週目:近未来の量子システムを想定した量子データ構造の実装を学習し、グローバーのアルゴリズムを使って解く量子ゲームソルバーを設計する方法を学びます。この演習は、第1週で学んだ知識を活かしながら、第3週(最終週)の準備にもつながります。第2週の問題を解くことができれば、すでにすばらしい功績だといえるでしょう。
第3週目: チャレンジの最終週の演習課題は、前の週よりもかなり難しくなります。参加者はより複雑なデータ構造を扱うことを求められ、前の週に学習したグローバーのアルゴリズムを使って問題を解くことが求められます。経験豊富な量子プログラマーにとっても、難しく感じるはずです。問題を解けたならば、あなたに敬意を表します。
IBM Quantum Challenge (https://quantum-computing.ibm.com/challenges) に登録をして、量子コンピューティングの旅をはじめましょう。そう遠くない量子の未来のためのプログラミング・コンテストに、ぜひ皆さんも挑んでみてくさい。
参加枠は2,000名に限られていますので、お早めの参加登録をお勧めします。(尚、参加登録を完了した人すべてに参加権が与えられるわけではないことにご注意ください。参加確定となった方には、本番開始前までに確定通知とともに本番サイトからの参加方法をご案内させていただきます。)
このチャレンジが、量子コンピューティングの次の10年について考えるきっかけになることを願っています。皆様のご参加をお待ちしております。
謝辞
昨年度につづき、今年も慶應義塾大学量子コンピューティングセンターとのコラボレーションにより、このチャレンジを開催することができました。出題される問題の作成を中心に、多大なる貢献をしてくださいました佐藤貴彦氏と西尾真氏に深く感謝いたします。両氏がこのチャレンジとの関わりについて書いてくださったこちらのブログ (https://www.ibm.com/blogs/research/2020/10/quantum-challenge-future/) もぜひご覧ください。
最後に、IBMがチャレンジを開催する動機そのものであり、インスピレーションの源となっている世界の量子コンピューターの発展に携わるコミュニティの皆様に心より感謝します。
- 開始:11月8日19時00分(米国東部標準時)、11月9日9時00分(日本時間)
- 終了:11月29日午後6時59分59秒(米国東部標準時)、11月30日午前8時59分59秒(日本時間)
「IBM Quantum Challenge」とは、IBMが主催する、量子コンピューターの競技型オンライン・プログラミング・コンテストで、初心者から経験者までがコンテスト形式のチャレンジに参加することで、量子コンピューティングに関する基礎から応用まで学んでいただけます。
今年で、第3回目の「IBM Quantum Challenge」についてご案内いたします。このチャレンジにおいて参加者には、量子コンピューティングの可能性をさらに押し広げ、次の重要なハードウェアのマイルストーンを達成するための新たな課題に挑戦いただきます。
昨年9月に実施した「IBM Quantum Challenge 2019」には、初心者と経験者を問わず、量子コンピューティングの旅を始めようと世界中から人々が参加しました。また、今年5月には、IBM Quantum Experienceの4周年を記念して、45カ国から1,745人が参加した2回目のチャレンジを開催した結果、1日で18台のIBM Quantumシステム上で10億回路以上の実行に成功しました。
この度、11月9日に開始される3週間のチャレンジでは、Qiskit (https://qiskit.org/) を使用して、毎週新しい演習問題に取り組むことで、量子コンピューティングの知識とスキルを向上させることができます。
過去に開催されましたIBM Quantum Challengeについては、以下をご参照ください。
- 2019年9月 https://github.com/quantum-challenge/2019
- 2020年5月 https://github.com/qiskit-community/may4_challenge_exercises
そう遠くない量子の未来のための3週間のプログラミング
今回のチャレンジでは、参加者は、より大規模な量子システムを考えるときに不可欠な要素となる量子データ構造について学び、探求することになります。
第1週目:このチャレンジで提示される最初の週の演習セットは、初心者のために量子計算の基礎を学べるよう設計されています。また、有名な量子アルゴリズムであるグローバーのアルゴリズムを学習し、その特性を探ります。経験者にとっても、第1週目は第2週に備えるための良いウォーミングアップとなるでしょう。
第2週目:近未来の量子システムを想定した量子データ構造の実装を学習し、グローバーのアルゴリズムを使って解く量子ゲームソルバーを設計する方法を学びます。この演習は、第1週で学んだ知識を活かしながら、第3週(最終週)の準備にもつながります。第2週の問題を解くことができれば、すでにすばらしい功績だといえるでしょう。
第3週目: チャレンジの最終週の演習課題は、前の週よりもかなり難しくなります。参加者はより複雑なデータ構造を扱うことを求められ、前の週に学習したグローバーのアルゴリズムを使って問題を解くことが求められます。経験豊富な量子プログラマーにとっても、難しく感じるはずです。問題を解けたならば、あなたに敬意を表します。
IBM Quantum Challenge (https://quantum-computing.ibm.com/challenges) に登録をして、量子コンピューティングの旅をはじめましょう。そう遠くない量子の未来のためのプログラミング・コンテストに、ぜひ皆さんも挑んでみてくさい。
参加枠は2,000名に限られていますので、お早めの参加登録をお勧めします。(尚、参加登録を完了した人すべてに参加権が与えられるわけではないことにご注意ください。参加確定となった方には、本番開始前までに確定通知とともに本番サイトからの参加方法をご案内させていただきます。)
このチャレンジが、量子コンピューティングの次の10年について考えるきっかけになることを願っています。皆様のご参加をお待ちしております。
謝辞
昨年度につづき、今年も慶應義塾大学量子コンピューティングセンターとのコラボレーションにより、このチャレンジを開催することができました。出題される問題の作成を中心に、多大なる貢献をしてくださいました佐藤貴彦氏と西尾真氏に深く感謝いたします。両氏がこのチャレンジとの関わりについて書いてくださったこちらのブログ (https://www.ibm.com/blogs/research/2020/10/quantum-challenge-future/) もぜひご覧ください。
最後に、IBMがチャレンジを開催する動機そのものであり、インスピレーションの源となっている世界の量子コンピューターの発展に携わるコミュニティの皆様に心より感謝します。
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