【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】二年間の改装工事を終えたアタテュルク文化センター(AKM)が開館
~イスタンブルの中心街にある芸術文化の新ランドマークとなる~
本年建国98周年を迎えるトルコの建国記念日にあたる10月29日、2年間の改装工事を終えたイスタンブルの中心街にあるアタテュルク文化センター(トルコ語表記:Atatürk Kültür Merkezi 略してAKM)が開館しました。AKMは、文化観光省が設立したトルコ最大級の芸術文化促進プロジェクト「ベイオール・カルチャー・ルート」の中でも、最も重要な事業のひとつです。AKMの開館を含む文化観光省が企画した「国際ベイオール・カルチャー・ルート・フェスティバル」も10月30日から11月14日までの期間にわたり開催されます。
アタテュルク文化センター(トルコ語表記:Atatürk Kültür Merkezi 略してAKM)
<アタテュルク文化センター(AKM)の詳細>
- 2040席を備えた49,000平方メートルのオペラハウス
- 802席を備えたシアターホール
- 短編フィルムやドキュメンタリーを上映するAKM Yeşilçam シネマ
- 厳選された現代アーティスト作品を展示する410平方メートルのAKMギャラリー
- 展示会、コンサート、劇場公演、会議、ミーティングなどに対応できるAKM多目的ホール
- ソリストやオーケストラのリハーサル施設と録音スタジオを含む音楽施設
- レストラン、カフェテリア、ブックカフェを含む食事施設
- 音楽、美術、建築、デザインなどの専門的なテーマを扱う情報センターとして設計された図書館
- 大統領府クラシックトルコ音楽合唱団、イスタンブル国立オペラ・バレエ団、イスタンブル国立劇団、イスタンブル交響楽団、文化観光省所属の国立イスタンブル・トルコ音楽団などの団体が常駐
AKMの開館式には、トルコのエルドアン大統領とエルソイ文化観光大臣に始め、ビジネス、芸術、学術分野の著名人、非政府組織の代表者、国内外のメディアなどが出席しました。
本開館式では、エルドアン大統領の要望を受けて作曲された「シナン・オペラ」が、イスタンブル国立オペラ・
イスタンブル国立オペラ・バレエ団による「シナン・オペラ」の様子
世界で最も偉大な建築家の一人であるミマール・シナン氏の人生を語る壮大なパフォーマンスを、指揮者のギュレル・アイカル氏が指揮を取りました。本オペラは、ハリット・レフィ氏の同名の脚本をもとにベルタン・ロナ博士がリブレットを作成しました。
観客は、ミフリマ・スルタン・モスクとスレイマニエ・モスクの建設中に起こった出来事を紹介されました。シナン氏の代表作とされる後者の建設は7年にも及び、当時の官吏たちの中にはシナン氏に反発する者もいたとされています。オペラでは、スレイマン大帝とシナン氏の友情を背景に、オスマン帝国の勝利、大国としての伝統、精神的価値観などについても触れられています。
「シナン・オペラ」以外にも10月31日には、世界で最も優れた交響楽団のひとつとされ、約100名の音楽家を擁するロンドン・フィルハーモニー管弦楽団が新AKMステージでトルコのベテラン作曲家オズカン・マナヴ氏が当イベントのために制作した作品「Haydar Haydar=ハイダル・ハイダル」を演奏しました。
また、11月2日には、グラミー賞受賞者で現在最も偉大なジャズミュージシャンの一人であるトランペッター、クリス・ボッティ氏が、オープニングコンサートの一環として、AKMオペラハウスで合奏団と共演します。
アタテュルク文化センター(AKM)の詳細(英語)については、公式ウェブサイト(https://akmistanbul.gov.tr/homepage )をご覧ください。
トルコ文化観光省が設立したトルコ最大級の芸術文化促進プロジェクトを祝う
「国際ベイオール・カルチャー・ルート・フェスティバル」を開催
~10月30日から11月14日までの期間中に千人以上のアーティストが参加~
トルコ共和国文化観光省は、10月30日から11月14年の期間中にアジアとヨーロッパを跨る唯一の大都市イスタンブルで文化と芸術に焦点を当てた「国際ベイオール・カルチャー・ルート・フェスティバル」を開催します。文化観光省が設立した「ベイオール・カルチャー・ルート」プロジェクトは、イスタンブルの国際的な価値や、歴史的、建築的、経済的、観光的な資産を促進する目的で設立されました。今後毎年開催する本フェスティバルは、世界有数の観光地であるイスタンブルのブランド価値に貢献することが期待されています。
「ベイオール・カルチャー・ルート」には、新しく再建されたアタテュルク文化センター(AKM)をはじめ、ガラタ塔、アトラス映画館、ガラタ・メヴレヴィー博物館、メフメト・アキフ記念館、タールク・ザフェル・トゥナヤ文化劇場など、トルコ文化観光省によって修復された数多くの歴史的・文化的・建築的資産があります。その中には、ガラタ港、エメック映画館、ガリバルディステージなどの重要な文化・観光投資も含まれています。AKMからガラタ港までのルートは、建築、文学、絵画、音楽、デザイン、演劇など、ベイオールの魅力的な雰囲気の中で、過去から未来への旅をすることができます。
本フェスティバルでは、1,000人以上のアーティストが参加する予定で、36の屋内会場と24の屋外会場からなる60の会場で、40の展覧会、75のコンサート、45のワークショップ、20のインタビュー、15のライトショー(ビデオマッピング)、10のパフォーマンスが開催されます。
文化観光省は、本イベントの最新情報をナビゲートできる専用モバイルアプリも開発しました。
「国際ベイオール・カルチャー・ルート・フェスティバル」の詳細は、公式ウェブサイト(http://www.beyoglukulturyolu.com)をご覧ください。
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