3/10【講演会】途上国では学校に行っても意味がない? “国連の先”を行く異色の教育NGOサルタックがネパールで「読書」にこだわるわけ

「途上国×教育支援」について深く考えたい方、必見。

途上国に特化したNPOメディア「ganas」(運営:NPO法人開発メディア)が現在開講中の「グローバルライター講座」のアクティビティのひとつである「模擬記者会見」を一般に公開し、オブザーバー参加者を募集します。3月10日(水)夜8時からの模擬記者会見に登壇するのは、元UNICEF職員で、ネパールの子どもたちの学びの支援を活動の柱とする特定非営利活動法人サルタックの理事を務める畠山勝太氏。よくある“活動の思い”ではなく、エビデンス(根拠)に基づいてどんな教育支援をしているのかを語ってもらいます。

「学校に行けば、貧困から抜け出せるはず」「すべての問題を解決する根幹にあるのが教育だ」「だから私(僕)は途上国で教育に携わる仕事をしたい!」

こう考える気持ち、とてもわかります。教育は大事。教育なくして国の発展はありませんよね。

でも「教育」っていったい何なのでしょう。ほとんどの人がイメージするのは「学校に通う行為」です。

ですが、教育=学校に通うこと、ですか? もっといえば、通学期間が長ければ長いほど教育の成果は出るのでしょうか?

「いや、大事なのは質でしょ」。こんな声も聞こえてきます。でも質って何ですかね。「有意義な学び」とは何なのでしょうね。

深く考えれば考えるほど、迷路に入っていきそうです。わからなくなってきました。

というわけで、「途上国×教育支援」のプロの講演に耳を傾けてみませんか?

登壇するのは、国連児童基金(UNICEF)に2017年まで勤め、ネパールの子どもたちの学びの支援を活動の柱とする特定非営利活動法人サルタックの理事を務める畠山勝太氏です。

「途上国×教育支援」に興味がある方には、教育とは? 有意義な学びとは?を深く考える貴重な機会になります。何も知らずに“支援”という名のもとに、現地をかき混ぜる前に、畠山氏の「エビデンス(根拠)に基づいたアカデミック&フィールドのお話」を聞いてみませんか? オンラインですので、世界中のどこからでもご参加できます。

*このイベントは、ganasが現在開講中の「グローバルライター講座」のアクティビティのひとつである「模擬記者会見」です。今回は特別に、受講者以外の方にも公開します。オブザーバーとしての参加となるため、質問はできません。ご容赦ください。

畠山氏のお話のポイントを簡単に下にまとめました。大きく3つに分類できます。

<①サルタックの活動>

・ネパールの公立学校の子どもを対象に、音読、読書を推し進める。すべての学びの基礎となるリテラシー(読み書きできる能力)を身に付けてもらうことを目指す。

・エビデンスに基づいた教育支援ができるよう、研究・調査も手がける。

・新型コロナウイルスの影響で休校が続くなか、子どもたちの学びが止まらないよう、ネパール政府と協働して教材を制作。オンライン学習へのアクセスをもたない子どもに配る。

<②ネパールの教育状況>

・ネパールでは15歳の子どもの9割程度は学校に通っている。教育へのアクセスは国の発展レベルから考えるとかなり良い。

・ただ7~14歳の子どもがどれだけリテラシーとニュウメラシ―(基礎的な計算能力)を身に付けているかをみると、最富裕層の子どもですら半数以下。

・このため留年率も高い。教育システムへの負担は小さくない。

<③教育分野の国際協力の潮流>

・1990年に国際的な目標として合意されたEducation for All (EFA=万人のための教育)が、2000年に採択されたミレニアム開発目標(MDGs)のもとでUniversal Primary Education (UPE=初等教育の完全普及)に歪曲化され、「教育へのアクセス」に注目が集まった。

・その一方で、子どもたちの学びの質が見過ごされてきた。この結果、途上国では小学校を卒業しても、およそ半数は十分に読み書きできない。「学びの貧困」が問題に。

・これは経済発展の観点からも大問題。なぜなら、国の経済成長と相関があるのは、どれだけの期間学校へ通ったか(国民の平均教育年数)ではなく、どれだけ学んだか(国際学力調査の成績)だから。

【登壇者】

畠山勝太氏(ミシガン州立大学教育大学院PhD Candidate(教育政策)/特定非営利活動法人サルタック理事)
岐阜県出身。東京大学教育学部卒業、神戸大学国際協力研究科修了(経済学修士)。2008年から2012年まで世界銀行本部で勤務し、教育統計を中心とする人間開発関連の統計整備・分析とジェンダーの制度政策評価に従事した。JPO制度でユニセフ・ジンバブエ事務所に勤務し、教育統計・家計調査の実施・ジェンダーの仕事に従事し、その後、本部・マラウイ事務所で勤務した。ユニセフ勤務の傍らで、大学・大学院の先輩達と特定非営利活動法人サルタックを設立し、ネパール・ラリトプール郡で子供達の学習支援を行っている。SYNODOS・Wezzy・現代ビジネスなどに教育・ジェンダーに関する記事を寄稿し、朝日新聞の記事にも協力している。

【サルタックとは】

サルタックは2012年に活動を開始した非営利活動法人で、ネパールのラリトプール郡で活動しています。ネパール語で「有意義な教育」という団体名が示すように、不利な背景を持つ子供達でも有意義な学びができ、大人になった時にポテンシャルを最大限に発揮できるようになることで、豊かなネパール社会が実現されることを目指しています。

【日時】

2021年3月10日(水)20時~22時30分

<タイムライン(予定)>
19:50 開場
20:00 開始
20:10 「途上国では学校に行っても意味がない? 有意義な学習を実現するためのサルタックの活動」(サルタック理事 畠山勝太氏)
21:00 質疑応答
*申し訳ございませんが、オブザーバー参加の方は質問できません。
22:30 終了

【こんな方におススメ】

・アジアやアフリカ、中東などでの教育支援に関心がある!
・元UNICEFの職員から専門的な話を聞きたい!
・“国連の先”を行く教育NGOがどんなエビデンスに基づいて活動をしているのかを知りたい!
・JICA海外協力隊でこれから派遣されるので知識を貯めておきたい!(とくに教育分野)
・「有意義な教育」とは何か、を深く考えたい!
・教育分野の国際協力の潮流を知りたい!
・ネパールの教育状況を知りたい!

【会場】

オンライン(Zoomを使います)
*当日の1時間ほど前を目安に、ZoomのURLをPeatixのアカウントにお送りします。

【定員】

50人(先着順)
*定員に達した時点で締め切らせていただきます。

【参加費】

・社会人:2000円
・学生:1000円
・ganasサポーターズクラブのパートナー/サポーター:無料

*オブザーバーとしての参加になりますので、質問はご遠慮ください(グローバルライター講座の受講者は記事を書きますので、そのために必要な「質問をすること」を優先します)。
*キャンセルされても参加費は返金できません。ご了承ください。
*収益は100%、特定非営利活動法人サルタックの活動費として寄付します。
*ganasサポーターズクラブにまだ入っていらっしゃらない方はこの機会にどうぞ。ganasの活動を単にサポートしていただくだけでなく、さまざまな特典(お得に学べたり、途上国に関心がある人同士で交流も)もご用意しております。

【申し込み方法/締め切り】

下のPeatixのページからお申し込みください。お申し込みはご入金をもって完了します。締切日は3月7日(日)。定員に達した時点で締め切らせていただきます。
https://20210220ganas-event.peatix.com/view 

【主催】

特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)
・ウェブサイト:https://www.ganas.or.jp
・フェイスブックページ:https://www.facebook.com/ganas.or.jp
・ツイッター:https://twitter.com/devmedia_ganas
・インスタグラム:https://www.instagram.com/devmedia_ganas
・メール:devmedia.ganas@gmail.com
※以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※内容はプレスリリースにより異なります。

  1. プレスリリース >
  2. 特定非営利活動法人 開発メディア >
  3. 3/10【講演会】途上国では学校に行っても意味がない? “国連の先”を行く異色の教育NGOサルタックがネパールで「読書」にこだわるわけ