【群馬県初】高崎健康福祉大学高崎高等学校が、地域密着型 探究活動の教育効果を可視化する、AI評価ツールを導入
NPO法人DNAと開発した探究プログラムの持続的な改善を目指す。5/30に890名受検決定
Institution for a Global Society 株式会社(本社・東京都渋谷区、代表取締役社長・福原 正大、以下 IGS)は、群馬県初(※1)の事例として、高崎健康福祉大学高崎高等学校(以下 健大高崎)がNPO法人DNAと協同開発した「Well-beingに向かう学習者」を育てる、新しい探究プログラムの教育効果を可視化するため、AIを活用して「学力以外の資質・能力」を可視化する評価ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を導入決定いただいたことをお知らせします。
※1 学校との直接契約(有償)での初導入
※1 学校との直接契約(有償)での初導入
■ポイント
- NPO法人DNAと開発した健大高崎の新たな探究学習(※2)プログラムは、生徒の幸福実現と群馬県特有の地域課題解決に力を入れ、生徒と地域のWell-beingを目指す。
※2 探究学習:生徒自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく学習活動 - 本プログラムでは「自他ともに認める力・自ら学び続ける力・共創する力」の育成を目標としているが、学力テストでは評価が難しいため、AIを活用した相互評価ツール「Ai GROW」でデータ化・可視化し、教育効果検証と持続的な改善を行う
- 群馬県で初めて「Ai GROW」の導入を決定。5月30日(月)に、生徒890名(高1・高2全クラス)が受検予定。
■Ai GROW 導入背景
<Ai GROWとは>
従来のペーパー・テストでは評価が難しい「資質・能力(思考力、判断力、表現力等)」を可視化する、評価ツールです。能力を生徒同士で評価し、評価の偏りや忖度をAIで補正することで、公正な評価を実現。国内外250校以上に導入されています。
<Well-beingに向かう新たな探究プログラムの教育効果を、データで可視化>
Well-beingに向かう健大高崎の新たな探究プログラムは、従来の学力向上だけでなく、「自他ともに認める力・自ら学び続ける力・共創する力」の育成も期待できます。一方で、これらの能力は非認知能力にあたり、能力成長の可視化が一般的に難しいとされています。「Ai GROW」は、これらの能力をデータ化・可視化することができます。本導入は、健大高崎が2021年度から本格化させたICT教育を更に発展させる形で、新たな探究プログラムの教育効果を可視化し、持続的に改善していくことを目的としています。
第1回目の受検日は5月30日を予定しており、今後定期的に受検することで、生徒の能力の成長を測り、教育効果を可視化していくことができます。
■Well-beingに向かう探究プログラムの特徴
昨今、地域社会やビジネス等の現場で“Well-being”という考え方が注目され、最上位の目的として考えられ、それらに基づく社会・個人の在り方や、組織マネジメント等に活かされ始めています。さらに、教育の世界では、2019年にOECDが提起した「ラーニング・コンパス(学びの羅針盤)2030」において、個人や社会のウェルビーイングの実現を目指すことが明記され、教育・学びのあり方、身に付けるべき資質・能力についての方向性を示し始めています。
このような社会的背景を考慮するとともに、今日まで健大高崎として大切にしてきた校訓・教育目標を振り返りながら、下記「育てたい生徒像」を定義し、その中核の教育活動である「総合的な探究の時間」を展開することに至りました。
- 《健大高崎 育てたい資質・能力》
1. 自他ともに認める力(自己肯定感・自信、寛容・共感・感謝・多文化共生)
2. 自ら学び続ける力(主体性・やり抜く力、行動力・挑戦する力)
3. 共創する力(協力する力・協働性、コミュニケーション能力)
■appendix
〇Ai GROW (アイ・グロー)とは
児童・生徒・学生の資質・能力と、教育効果をデータで可視化する、教育機関向け評価ツールです。潜在的な性格診断(IAT)の他、能力評価の際に生徒の相互評価にAIの補正を加えることで、評価バイアスを極小化。資質・能力を定量化し、即時フィードバックが可能です。
2019年4月のリリース以来、250以上の学校が利用。経済産業省「未来の教室」実証事業、埼玉県戸田市の実証事業の教育効果検証に採用されている他、「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」、「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」(文部科学省)の効果検証にも活用されています。
- Ai GROWサービスサイト:https://www.aigrow.jp/aigrow
・AIや心理学を活用し、評価バイアスを極力排除した設計に
従来の相互評価(360度評価)は、評価の甘辛・忖度等、能力とは本来無関係の「評価の偏り(バイアス)」が発生しやすいため、Ai GROWの相互評価では、評価の偏りをAIが補正します。また、児童・生徒・学生がスマホや端末で回答する際、指の動きやかかった時間などの要素も踏まえた「評価の信頼度」をAIが分析した上で、評価結果を補正しています。(特許技術)
更に、従来の適性検査は選択式の回答であるため、回答者が「社会的に望ましいとされる性格になるように回答をする」など、意図的な回答が見られます。これに対し、Ai GROWの気質(生まれ持った性格)診断では、潜在的な性格を測る心理学の手法(IAT)をスマホで行うことで、児童・生徒の気質をより正確に測ることができます。(特許技術)
■Institution for a Global Society(IGS)株式会社 会社概要
「分断なき持続可能な社会を実現するための手段を提供する」を企業パーパスに掲げるEdTech/HRTech企業。2021年12月29日に東証マザーズ市場(現・グロース市場)に上場。
所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2 4F
設立:2010年5月
資本金:388百万円(2022年3月末現在)
事業内容:教育事業、HR事業
- コーポレートサイト:https://www.i-globalsociety.com/
■高崎健康福祉大学高崎高等学校 学校概要
高崎健康福祉大学高崎高等学校は、群馬県高崎市中大類町にある私立高等学校です。「感謝・奉仕・友愛」の校訓のもと「文武両道」を目指しています。教育方針として「主体性・コミュニケーション能力・やりきる力・非認知能力の育成」を掲げ、「主体的・対話的で深い学び」を重視した授業の充実を実現。2年次に希望者を対象としたアメリカ・イギリスでの研修も実施。特進コース・大進コース・進学コース・アスリートコースでクラスを編成しています。
所在地:〒370-0033 群馬県高崎市中大類町531
設立:1936年
■NPO法人Design Net-works Association(DNA) 法人概要
「群馬の10代に、しなやかな学びを。」をミッションに掲げる、群馬県にあるNPO法人です。「社会とのつながり」と「豊かな対話」を軸とした教育活動を通じて、学校と社会をつなげていく役割を果たしています。
所在地:〒370-0827 群馬県高崎市鞘町10 立駐高崎ビル3F 高崎中部名店街事務所内
設立:2004年7月
- 法人サイト:https://npo-dna.org/
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