【DESIGNART TOKYO 2023 REPORT】世界中からクリエイター・作品が集結。過去最大の108展示にのべ21万人が来場。開催レポートとダイジェスト動画を公開!
DESIGNART TOKYO 2023 DIGEST MOVIE
オフィシャルエキシビション
DESIGNART GALLERY 最新のデザイン・クリエイティブを堪能
<空間デザイン> 進藤篤
<協力> 乃村工藝社/日本取引所グループ/緑川化成工業/REMARE/NBCメッシュテック/Benjamin Moore Japan/荒川技研工業
<協賛> Interoffice / SANLORENZO JAPAN
国内外から集まった最新のクリエイティブを集めた展覧会「DESIGNART GALLERY」を開催。注⽬の若手デザイナー進藤篤⽒による、コロナ禍で大量に消費され、行き場をなくしたアクリルパーティション板を再利用したインスタレーション「OVER DUST」が、約500㎡の空間を彩りました。
また、 Ambientec の照明が一同に並ぶAmbientec GALLERYやOriginal Kolor Designによる廃棄材料を使用したネームプレートのワークショップ、デザインとアートを横断した、見て楽しい紙の食器「WASARA」と家具メーカー「maruni」のパーティテーブル、伝統技術ディレクター立川裕大による、日本の技の粋を集めた「AMUAMI」のプロダクト、高度なテクノロジーと熟練の職人によって精密に製作されたTokio. の照明作品、デザインスタジオ・キュリオシティのグエナエル・ニコラによる、空間を作るオブジェのような家具コレクション「SEIDO」、制作過程で生まれるコンクリート素材の余剰を活かした「RECONC」の新しいスツールbeautiful surplus等の展示作品や、“B&B Italia”や”Paola Lenti”のアウトドア家具で構成されたSANLORENZO LOUNGEなど、連日最新のクリエイティブを体験し、楽しむ多くの来場者が見られました。
オフィシャルエキシビション
ASIA CREATIVE RELATION Powered by THE LIONS
"A NEW HORIZON"
<空間デザイン>石田建太朗
<協力> 株式会社ワールド/株式会社脇プロセス/株式会社緑演舎/株式会社星光技研/株式会社グリッド
<協賛>株式会社大京/トヨタ自動車株式会社
毎年、時代の先を行くテーマを設け注目を集めるオフィシャルエキシビション。今年は”A NEW HORIZON”をテーマに、2050年という未来を見つめ、アジアの未来のスターデザイナーが集結する展示「ASIA CREATIVE RELATION」を開催しました。キュレーターのスージー・アネッタ(アジア太平洋地域のデザインメディア「Design Anthology」創刊編集長)は、私たちが何と、どのように、なぜ、共に暮らすことを選ぶのかという問題を表す、4つのチャプター「バイオモーフィズム(Biomorphism)」、「アップサイクル(Upcycled)」、「新しいベル・エポック(New Belle Epoque)」、「未来の伝統(Future Traditions)」に分類し作品を展示しました。会場は青山通りに面した全面ガラスのファサードを持つワールド北青山ビル。建築家石田建太朗氏により、都市的な空間に熱帯植物を約300鉢集められ、迫力ある自然環境を創出しました。石田氏は、テクノロジーの発展とともに人間らしい原始的な風景を取り戻してゆくことに期待し、敢えてこの自然環境という空間を提案しました。
また、これらの植物は廃棄せず、終了後はマーケットの流通に戻していくという、好循環を生み出す空間づくりとなっています。
また、今年4月にリブランドした株式会社大京のマンションブランドTHE LIONSは、「2050年。人生の価値を高める究極のマンションとは?」をテーマに、未来における新しい住まい方と、ウェルビーイングに生きるための次世代のビジョン「THE LIONS JOURNEY 未知をゆくレジデンス」を発表。海の上を旅し、常に発見と出会いにあふれた人生を送ることができる新しい移動型レジデンスは、革新的なテクノロジーで高い教育や医療も受けることが出来る、未来の自由な生き方を叶えます。会場では、このnoiz 豊田啓介氏とのコラボレーションによって生まれた具体的な建築ビジョン・住み方までのアウトプットを体験していただく展示を行いました。
ファサード前にはオフィシャルカーの新型クラウンCROWN“SPORT”およびCROWNを展示。会期中はDESIGNART TOKYOのロゴを纏った2台のCROWN“CROSSOVER”が東京の街を巡回しました。
ー「思考の解放」のテーマに沿った挑戦的な作品群ー
今年のテーマ「思考の解放」のもと、若いクリエイターの実験的、挑戦的な作品が際立ちました。今年は若手支援プログラム「UNDER 30」のエントリー数も大変多く、勢いを感じる年となりました。
Gala Espel / Archaeology of the Future, 鈴木舞 「よしづくしを組む」(ともにUNDER 30)
HONOKA / TATAMI ReFAB PROJECT
PHAT / Wake(UP)
ーアートコンシャスな照明作品ー
2023年は、従来の発想から一歩踏み出した、アートのような佇まいの照明作品が数多く見られました。一部をご紹介します。
h220430 Satoshi Itasaka / Balloon Rantan
HaKU Design Studio / ø[ou] -Diversity of Light, POPCORN / Fly a light “TAKO”
ー美しい世界観に触れる感動のインスタレーションー
Perrier-Jouët × Fernando Laposse / The Pollination Dance
フランスのプレステージ・シャンパーニュメゾン『ペリエ ジュエ』は、10/12~10/29まで原宿駅前のWITH HARAJUKUに、「花は、すべてのはじまり。」をコンセプトとした、ブランド史上最大規模のPOP-UP「THE HOUSE OF WONDER by Perrier-Jouët」をオープンしました。その会場に、メキシコ出身のアーティストでありデザイナーのフェルナンド・ラポッセと、世界初公開のコラボレーションアート「The Pollination Dance」を展示しました。ラポッセはこのインスタレーションを通じて、自然をあらためて見つめ直すことの重要性を提唱。受粉のプロセスに焦点を当て、花の基本的な役割や植物と昆虫や動物との関係性を表現しました。また、花粉を表す黄色い砂が花束からゆっくりと流れ落ちる「花粉時計」の好ましくアナログな表現が作品に動きと相互性をもたらし、ゆっくり時間をかけて楽しんでいただける展示となりました。
国立新美術館
イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル
ーインテリアー
歴史とクラフトマンシップを感じるプレゼンテーション
FLEXFORM / Portraying Design
今年4月にミラノで開催された、FLEXFORMのアイデンティティと個性を築き上げてきたシグニチャーフォトと、プロダクトを通してそのストーリーが語られる展示「Portraying Design」が、FLEXFORM TOKYOにて行われました。80年代から現代に至るまでの時系列に沿い、写真家4名によって撮影された広告キャンペーン写真の数々が大型パネルに再現され、FLEXFORMのタイムレスなスタイルを印象づける旅へと誘う、大胆なエキシビションとなりました。
DRILL DESIGN Collection / Claesson Koivisto Rune Collection at Time & Style Atmosphere
ーアートー
注目の展覧会でアートを堪能
MAKI GalleryとGallery COMMONで多田圭佑個展を同時開催
愛知県を拠点とするアーティスト多田圭佑の個展が、MAKI Gallery / 表参道とGallery COMMONにて同時開催されました。MAKI Galleryでは「Phantom Emotion」と題し、フィクションの世界と関わりたいという欲望や希望、同時に二つの世界に存在する確固とした断絶を突きつけられる切なさや孤独感が共存した《残欠の絵画》および《Heaven‘s Door》シリーズを展示。Gallery COMMONでは「Rhizomed Material」と題して、タイルや木製の床板、金属製の引き出しや鎖などがグリッチ状に組み合わさって見える立体的な作品で、実際にはアクリル絵具のみによって作られている《trace/dimension》シリーズを展示。合わせて約100点を超える新作のペインティングで構成される、過去最大規模の展示となりました。
MA5 GALLERY by SANLORENZO
「PATTERN STROKE - 模様の筆跡 -」 展
トークイベントやワークショップなど多彩なイベントを開催
会期前に行われたTokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023での“DESIGN TOUCH Talk Salon”をはじめ、会期中には、Apple 表参道にてToday at Appleトーク「スージー・アネッタと考えるアジアが変えるクリエイティブ産業の未来」、PechaKucha Night x DESIGNART Tokyo Special、Espace Louis Vuitton Tokyo スペシャルワークショップを開催するなど、多彩なイベントが行われました。
インターナショナルな交流と活気が高まった10日間
今年は本格的に渡航制限も空け、クリエイターを含む海外からの来日も多くなり、インターナショナルな交流と、会期中の街の活気の高まりを感じることが出来ました。開催初日のDESIGNART GALLERYでのレセプションパーティや、会期後半に、今年オープンし注目の「FENDER FLAGSHIP TOKYO」にて行われたオフィシャルパーティなどを通して、出展者、関係者を含む多くの方々の交流が行われました。
ハイライトのより詳しい情報(プレスリリースおよび写真データ)は、以下のリンクからダウンロードいただけます。
プレスリリースおよび画像ダウンロードリンク
https://www.dropbox.com/scl/fo/hkr0zw4lh68ls9rzgsno5/h?rlkey=fqxd8h09oorw5sl9lg73pyjid&dl=0
RECORD/実績(2023.11.29現在)
・来場者数 のべ約214,500人
・オンラインビュー数(Web・SNS含む) 約195万ビュー( 8/9 - 11/16 )
・メディア掲載数 562(新聞 / 雑誌 / WEB / ラジオ / SNS)
・出展者数 108展示・127組
・参加クリエイター&ブランド数 約300名(アーティスト、デザイナー、建築家、ブランドなど)
・会場数 83会場
・マッチング数 60組
DESIGNART TOKYO 2023 開催概要
会期:2023年10月20日(金)〜10月29日(日)
エリア:表参道・外苑前・原宿・渋谷・六本木・広尾・銀座・東京
主催:DESIGNART TOKYO 実行委員会
発起人:青木昭夫(MIRU DESIGN)/ 川上シュン(artless)/ 小池博史(NON-GRID)/ 永田宙郷(TIMELESS)/ アストリッド・クライン、マーク・ダイサム(Klein Dytham architecture)
オフィシャルWEBサイト:https://designart.jp/designarttokyo2023/
※2024年度開催期間 2024年10月18日(金)〜10月27日(日)の10日間
DESIGNART TOKYO 2023
ORGANIZER
DESIGNART TOKYO実行委員会
SUPPORTER
J-WAVE 81.3 FM
MEDIA PARTNERS
Architecture Hunter / ARTnewsJAPAN / Artprice.com by ARTMARKET / Web Magazine AXIS / Beyond magazine / ChizaiZukan / Curiosity / Design Anthology / designboom / dezeen / ELLE DECOR DESIGN WALK 2023 / Lula Japan / merci magazine / ONBEAT / REAL LIVING & INTERIOR / SHIFT / SHOTENKENCHIKU / TECTURE MAG / The Artling / Time Out TOKYO / WONDER / World Architecture Community
SPONSORS
THE LIONS / SANLORENZO JAPAN / Paola Lenti / CROWN / Perrier-Jouët / Fender / 国立新美術館 /ヤマハデザイン研究所 / NODEA / 株式会社ワールド
VENUE SPONSOR
株式会社インターオフィス / 荒川技研工業株式会社 / 東京ミッドタウン / 西武渋谷店 / 日比谷OKUROJI / 東急プラザ 渋谷
SPECIAL COOPERATION
RANA UNITED
COOPERATION
株式会社中川ケミカル / 株式会社乃村工藝社 / 株式会社日本取引所グループ / 株式会社リマーレ / 緑川化成工業株式会社 / B.M.ジャパン株式会社 / 荒川技研工業株式会社 / 株式会社NBCメッシュテック / 株式会社緑演舎 / 株式会社 脇プロセス / 株式会社星光技研 / 株式会社ワールドプロダクションパートナーズ / 株式会社ワールドスペースソリューションズ / 株式会社エフ / 一般社団法人インテリアスタイリング協会 / YasudaShipyard co.,ltd / カール・ハンセン&サン / Vitra株式会社 / franky株式会社 / hide k 1896株式会社 / DDD HOTEL
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