日本ラッド、SDV時代の“不正アプリ実行”を防ぐ高速アプリケーション実行前検証エンジン「PEV」を新規開発

~ Secure Boot / Trust Bootの先へ。車載・産業・民生機器におけるアプリケーションの正真性を実行直前に超高速で検証 ~

日本ラッド株式会社

日本ラッド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大塚 隆之、東証スタンダード上場、証券コード:4736、以下「日本ラッド」)は、今般エンベデッドソリューション事業部において、車載・産業・民生機器向けの新たなセキュリティソリューションとして、高速アプリケーション実行前検証エンジン「Pre Execute Verification(PEV)」を開発しました。

自動車は今、ハードウェア中心の時代から、ソフトウェアによって機能が定義・更新されるSDV(Software Defined Vehicle)の時代へ移行しつつあります。産業機器や民生機器においても、IoT化、クラウド連携、遠隔更新が進み、製品の利便性が高まる一方で、不正なソフトウェアの侵入や改ざんに対する防御が重要な課題となっています。

特に、ソフトウェア更新や外部接続を前提とする機器では、起動時のシステム検証だけではなく、OS起動後に実行されるアプリケーションやライブラリが「本当に正しいものか」を確認する仕組みが重要になります。PEVは、この課題に対応するために日本ラッドが独自開発した、アプリケーション実行前の高速検証エンジンです。

PEVの役割・機能イメージ

PEVの主な特長

1. アプリケーションおよびライブラリの正真性を実行前に検証

2. インタープリタや各種サービスの検証にも対応

3. 高速な検証エンジンにより、機器利用時の負荷を抑制

4. 検証エンジン自体の秘匿化により、攻撃耐性を向上

5. アプリケーション更新やライブラリ更新にも対応

6. 開発・評価段階での追従を容易にするクラウドサービス連携

7. Linux / Android環境に対応

開発の背景

SDVでは、車両機能の追加・改善・保守がソフトウェア更新を通じて行われるケースが増えています。また、産業機器・民生機器においても、ネットワーク接続、クラウド連携、OTA更新、遠隔保守が一般化しつつあります。

こうした環境では、製品出荷時点での安全性だけでなく、製品利用中・更新後・保守運用中におけるソフトウェアの正真性を継続的に確認する仕組みが求められます。

自動車分野では、国連UNECEのUN Regulation No.155が、車両のサイバーセキュリティおよびサイバーセキュリティ管理システムに関する規則として位置づけられています。また、欧州CRAにおいても、デジタル要素を含む製品に対し、製品ライフサイクルを通じたサイバーセキュリティ対応が2027年11月より全面適応・義務化されます。

PEVは、こうした市場環境に対応し、組込み機器・エッジ機器・車載関連機器におけるアプリケーション層の実行前防御を実現するために開発されました。

3つの機能を提供

今後の展開・提供について

Secure Bootが機器の起動時にブートローダやOSなどの正真性を確認する仕組みで、Trust Bootが信頼された起動経路・実行基盤を確保する考え方である一方、今回当社が開発したPEVは、OS起動後に実行されるアプリケーション、ライブラリ、インタープリタ等を対象に、実行直前で迅速に正真性を検証します。つまりPEVはSecure Boot / Trust Bootを置き換えるものではなく、これらと組み合わせることで、より上位のアプリケーション層まで保護範囲を広げるものです。

今後、日本ラッドはPEVを、車載システム、産業機器、民生機器、IoT機器など、ソフトウェア更新とセキュリティ対策が求められる幅広い分野に展開してまいります。

なお本製品は、現時点でLinux / Android(Kernel 5.13以降)に対応しています。評価契約を締結いただいたお客様には、評価版を無償でご提供いたします。

日本ラッド株式会社について - 顧客企業のホームドクターとして -

所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル30階 代表取締役社長:大塚隆之 東証スタンダード 上場(コード番号 4736)

日本ラッドは創業55年目を迎える、ソフトウェアの受託開発、ハード・ソフトを組み合わせたシステムインテグレーションを主業務とした東証スタンダード上場企業です。1971年の創業以来革新的なコア技術によるソリューション提供、フルターンキーのシステム構築・運用サービス等を展開しています。2023年の創業家バトンタッチ以降テクノロジーへの注力を更に加速し、AI、IoT、セキュリティ等最先端の技術領域でのプロダクト・ソリューション開発を積極的に行いつつ、クラウド、医療、動画解析等既存領域での更なる高付加価値サービスの開発に取り組んでいます。製造業DX、インダストリアルIoT分野における第一人者を目指して、産業用コンピュータの分野において世界トップシェアの台湾アドバンテック社と戦略的事業・資本提携を実施、AI分野でも自社プロダクトの開発等を積極的に展開しております。

(日本ラッド株式会社 ウェブサイト:https://www.nippon-rad.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先

日本ラッド株式会社 エンベデッドソリューション事業部

Email:emb-sales@nippon-rad.co.jp

リリース問い合わせ先:press-release@nippon-rad.co.jp

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会社概要

日本ラッド株式会社

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URL
https://www.nippon-rad.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル30階
電話番号
03-5574-7800
代表者名
大塚隆之
上場
東証スタンダード
資本金
12億3984万円
設立
1971年06月