【 建設業の時間外労働規制適用まで、あと5ヶ月 】紙の帳票による手間やミスを削り、現場のペーパーレス化を推進◇電子帳票アプリ「KANNAレポート」を11/15より提供開始◇
あらゆる帳票のフォーマットを、そのままスマートフォンで作成可能
背景:「建設業の2024年問題」、現場で起きている非効率の要因の一つが、紙の帳票作成
建設業界では2024年4月に働き方改革関連法の適用開始が控えており、業界全体で業務効率化への対応は急務となっています。就業者の高齢化、労働人口減少に伴う人材不足で長時間労働が常態化するなどの課題(※1)は、建設の工期の遅れや建設コストの上昇、さらには災害時の復旧対応や保全整備などにも影響を及ぼします。建設業の時間外労働の規制適用まで残り5ヶ月と迫った今、「変えられるアナログ業務」をデジタルに移行し、現場の方々にとってより「付加価値の高い業務への時間」をいかに創出していくことができるかが鍵となってきます。
その中で、現場の生産性向上の障壁となっているものの一つに、紙書類での作成・管理があげられます。現在、建設業をはじめとしたノンデスクワーク業界の事務作業は、紙の帳票作成に多くの時間を費やしています。例えば、
・エクセルで帳票を作成し印刷した紙資料を現場に持っていく。現場で記入した紙帳票を事務所に戻ってエクセルに再入力する作業と移動の手間
・紙帳票の記入漏れや記載した文字が読めないなどの記入内容の確認の手間
・過去の帳票資料を探す時間の手間
などです。その他、「現場が野外のため、紙帳票が汚れてしまう、破れてしまう、風で飛ばされてしまう」といった紙帳票を扱うことによる現場での不自由さも発生しています。
アルダグラムは、これらをデジタルに置き換え、現場や移動先から、スマートフォンやタブレットで入力完了できることで、これまで発生していた手間やミス、移動時間を削減出来る点に着目しました。あらゆる帳票をペーパーレス化することで、現場の業務効率化に寄与し、現場の方々にとってより「付加価値の高い業務への時間」の創出につなげます。
(※1)参考資料:国交省 令和5年「最近の建設業を巡る状況について【報告】」
特徴:ありとあらゆるエクセルの帳票を、従来の紙の見た目のままデジタルに再現
「KANNAレポート」は固定の仕様がなく、紙の帳票のテンプレートとして使用しているエクセルがあれば、どんな帳票も取り込むことができるため、建設業に限らず、不動産業、製造業などさまざまな業界の現場帳票で対応可能です。日報や報告書、検査点検、見積書、KY、製品管理など、ありとあらゆる帳票を、これまで紙で使用していた見た目のまま、デジタルで再現することができます。ITスキルが高くない方にも、直感的に作成や入力することができます。これにより「これまで使っていた帳票と仕様や見た目が変わってしまい、使いづらい」といった悩みも解消します。
スマートフォンやタブレットで記入された内容は、クラウド保存されるため、記入後すぐに内容を確認することができます。現場と事務所をまたいだ紙書類管理における転記作業、記入した帳票が戻ってくるまで待たなければいけない、といった待機時間や移動時間の削減にもつながります。
テンプレート作成では、マクロや数式が組み込まれたエクセル、英語やそのほかの言語で作成されたエクセルも取り込むことが可能です。
使い方
(1)パソコンからエクセルの帳票をアップロード
(2)帳票テンプレートを作成
(3)作成した帳票テンプレートをもとに、現場で帳票を入力作成(スマートフォン、タブレット、パソコンから入力可能)
(4)記入された帳票を、パソコンからエクセルやPDFで簡単に出力
テンプレートで設定できる帳票作成は、写真添付のほか、テキスト入力、日時入力設定、数字入力、プルダウンでの選択、さらに、手書き電子サインや電子印鑑にも対応しています。
▼「KANNNAレポート」紹介動画:https://youtu.be/SjYG-NM4CAY ▼
導入企業事例:電気興業株式会社 様
【これまでの課題】
電気興業は、鉄塔や通信基地局など高所の工事や修繕を行っています。現場作業が終わった後、パソコンがある事務所まで戻り、作業内容を記録する「作業報告書」の作成をエクセルで行い、カメラで撮影した現場写真のデータを、パソコンで取り込み報告書に差し込み編集する、という工程を行っていました。
「作業報告書」を作成するためだけに事務所に戻る、という移動と時間の手間が発生しており、事務作業は、現場作業が終わった後の時間外にやらざるを得ません。その結果、現場作業を行う建設部門の長時間労働が常態化していました。
【KANNAレポート導入後に想定される効果】
導入規模は現場作業を行う全拠点の建設部門に導入、「作業報告書」や「日報」を、KANNAレポートに置き換えました。パソコンで行っていたエクセルでの帳票作成を、スマートフォンで記入できるようになり、事務作業を現場で完了できる想定です。その結果、課題となっていた、現場の長時間労働常態化の原因となっている事務所への移動時間や宿泊施設での事務作業の削減される見込みです。工事後の事務作業の削減だけでなく、移動時間削減により、事故リスクの低減にも繋がると予測されます。
◆電気興業株式会社 安全品質管理部本部長 青木利勝氏 コメント
「電気興業では、2025年までの中期経営計画を策定しており、その中に『DXを活用した生産性の向上』を掲げています。作業員の労務時間を削減し、従業員の能力を発揮できる職場環境づくりの実現のため、DXの推進は不可欠でした。その中で、帳票作成による長時間労働の改善に着目し、この度KANNAレポートを導入しました。アプリを導入した建設部門では、今後、さらにペーパーレス化する帳票の種類を増やし、当社が掲げる中期経営計画の実現を目指してまいります」
「KANNAレポート」は、今回、日本語に加えて英語版の提供も開始し、今後はそのほかの多言語化にも対応していく予定です。これからもアルダグラムは、テクノロジーを活用しながら建設業・不動産業・製造業などに従事している世界中のノンデスクワーク業界の生産性向上に取り込んでまいります。
「KANNAレポート」概要
・サービス名:電子帳票アプリ「KANNAレポート」
・提供開始日:2023年11月15日(水)
・提供会社:株式会社アルダグラム
・アプリ対応言語:日本語、英語
・サービスサイトURL:https://lp.kanna4u.com/report/
・提供アプリ・ブラウザ:iOSアプリ、Androidアプリ(12月リリース予定)、WEBブラウザ
・サービスに関するお問い合わせ:https://cp.kanna4u.com/gemba-report_inquiry
■現場DXサービス「KANNA」について
「KANNA(カンナ)」は、 建設業、不動産業、製造業など、世界中のノンデスクワーク業界における現場の生産性アップを実現する「現場DXサービス」です。事務作業や移動時間、コミュニケーションの手間をカンナのように削り、作業の生産性を最大化します。Appストアでのアプリ評価は「4.5点」(5点満点)。ITツールに不慣れな方にもシンプルで使いやすい設計が特徴です。現場DXサービス「KANNA」は、世界中の現場を支えるプロジェクト管理アプリ「KANNAプロジェクト」、ペーパーレス化を推進する電子帳票アプリ「KANNAレポート」の2つのサービスを展開しています。
【「KANNAプロジェクト」サイト】https://lp.kanna4u.com/
【「KANNAレポート」サイト】https://lp.kanna4u.com/report/
■株式会社アルダグラムについて
テクノロジーの力で、建設業・不動産業・製造業などに従事している世界中のノンデスクワーク業界の生産性向上に取り組み、現場DXサービス「KANNA」を提供しています。2020年7月、プロジェクト管理アプリ「KANNAプロジェクト」をリリース。2022年5月に株式会社MonotaROと資本業務提携。今年5月、パナソニック株式会社と資本提携を締結。「KANNAプロジェクト」は、国内で30,000社が利用(2023年11月現在)。日本のみならず海外にも展開しており、タイ、ベトナム、インド、スペイン、メキシコなど世界70ヵ国以上(2023年11月現在)に展開。日本語版に加え、英語版・タイ語版・スペイン語版、ベトナム語の多言語対応もしている。また、2023年11月にはKANNAシリーズ第2弾として電子帳票アプリ「KANNAレポート」の提供も開始。
・社名:株式会社アルダグラム
・所在地:東京都港区芝浦1丁目1-1 浜松町ビルディング11階
・海外拠点:タイ・バンコク
・代表者:長濱 光
・設立:2019年5月8日
・事業内容:世界中のノンデスクワーク業界における現場の生産性アップを実現するアプリケーションの開発提供
・URL:(日本語・英語・タイ語)https://aldagram.com/
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