ファッションアプリ利用率ランキング!3位は「しまむら」、2位は「GU」、1位は?アプリ利用とブランドロイヤルティの因果関係とは
ファストファッション公式アプリユーザーの顧客ロイヤルティとOMO取り組みに関わる評価の現状は?
ロイヤル顧客の反応可視化ツールを提供する株式会社スパコロ(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 秀紀)は、全国15~59歳1,934名を対象に実施した「ファストファッションアプリ利用についての調査」の結果をご報告いたします。
コロナ禍の消費者の行動変化によって、オンライン(インターネット)とオフライン(実店舗)の垣根を超えて顧客に最適なサービスを提供するというようなOMO(Online Merges with Offline)の推進が加速するなかで、今回アパレル業界のファストファッションに焦点を当て調査を実施しました。
※スパコロでは、長く愛される・話題のサービス・商品から、独自の選定を行い【認知率】~【利用率】のアンケートデータを発信致します。
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スパコロは、企業が保有するアプリ・WEB顧客をモニター化し自社顧客データとアンケートデータの統合と可視化により、One to Oneマーケティングでの最適化を実現します。
【サービスサイトURL/事例企業掲載】https://monitas.co.jp/supcolo.html/
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■ファストファッション6ブランドのなかで公式アプリ、1年以内購入率ともにトップは「ユニクロ」
ファストファッション6ブランドのなかで、「ユニクロ」が最も公式アプリの利用率が高く、オフライン・オンライン問わず1年以内の購入率も最も高い結果となりました。次いで、公式アプリ、購入率ともに高いのは「GU」。3位は「しまむら」が続く結果となりました。
公式アプリの利用率では「ユニクロ」、「GU」が2強となっており、「しまむら」は、1年以内購入率は24.2%と「GU」と大差はないものの、アプリ利用率には顕著な差がみられます。
■ユニクロ公式アプリ利用者の半年以内の実店舗利用率は、アプリ非利用の2倍を超える!?
ここからは、公式アプリの利用者が最も多かったユニクロに焦点を当てて結果をみていきます。
公式アプリの利用の有無で実店舗の利用頻度を比較すると、アプリ利用者は非利用者に比べ、店舗利用頻度が非常に高いということがわかりました。アプリ利用者の半年以内実店舗利用率は79.0%。この割合はアプリ非利用者(30.3%)の2倍以上です。1シーズン(3ヶ月に1回以上)の利用率でみると、アプリ利用者と非利用者間でその差はさらに大きくなっています。
■公式アプリ利用者は、非利用者に比べ顧客ロイヤルティが顕著に高い
ここでは、顧客のロイヤルティを測る指標の1つであるNPS®(ネット・プロモーション・スコア)を用いて、公式アプリ利用の有無とNPS/推奨意向の関係をみていきます。
ユニクロのNPS®は、1年以内ユニクロ購買顧客における公式アプリ利用者で-10.1、非利用者で-29.0と、19.7ポイントもの差が生じています。アプリ利用者のロイヤルティは非利用者に比べ顕著に高いと言える結果となりました。
注:ネット・プロモーター、ネット・プロモーター・システム、NPSは、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標です。また弊社はNPS®をビジネス上のサービスとして外部に提供する企業ではありません。
■ユニクロ公式アプリは、主に「お得さ」、「店頭でのバーコード提示」、「ほしいアイテムチェック」を目的に利用されている
では、ユニクロ公式アプリはどんな目的で利用されているのでしょうか。利用目的トップ5は、スコアが高い順に「セール情報・チラシのチェックのため」(24.6%)、「クーポンをもらう・使うため」(22.9%)、「店頭・レジでバーコードを提示するため」(19.7%)、「ほしいファッションアイテムを探すため」(19.5%)、「値引商品のチェック・買い物のため」(19.2%)。
上位の傾向より、ユニクロ公式アプリは、主にセールやクーポンなどのお得さ、店頭でのバーコード提示、ほしいアイテムチェックのために利用されているということがわかりました。
■ユニクロ公式アプリの評価のポイントは?
ユニクロ公式アプリのよい点やお気に入りのポイントについて自由回答で多かった意見は下記となります。アプリの使いやすさやお得情報のほか、「在庫を店頭に行く前に確認できる/店頭受取ができること」や「サイズ展開が豊富なところ」が評価されていることがわかりました。とくに来店前に在庫を確認して店頭で受け取れることは、コロナ禍で便利だと評価されるポイントになっているようです。
《総論》
今回の調査では、ファストファッションのOMOに着目して調査を行いました。ファストファッション6ブランドのなかでみると、ユニクロが最も公式アプリの利用率が高く、アプリ利用者のほうが非利用者に比べ、頻度高く店舗を利用していることや、顧客ロイヤルティも高いことがわかりました。そして、ユニクロはアプリ利用によるお得さなどのメリット提供のほかに、このコロナ禍で実店舗での買い物を効率的にすませたい顧客に対して、アプリで在庫を確認できるメリットを提供し、評価されていることがわかりました。
オンラインとオフラインの垣根を超えたマーケティングは、今まさに速いスピードで進化しており、新しい取り組みが次々となされているかと思います。このような変化が速い時代だからこそ、アンケート等を介し、消費者の声をいち早く、こまめにキャッチしてみてはいかがでしょうか。
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【調査概要】スパコロ『ファストファッションアプリ利用についての調査』
調査方法:全国15~59歳を対象としたインターネットリサーチ
調査期間:2021年8月27日(金)~31日(火)
有効回答数:1,934名 ※全国の人口構成に合わせたウェイトバック集計を実施
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スパコロは、顧客ニーズを把握して製品・サービス変革のきっかけづくり、実現のため
“自社ロイヤル顧客の意識データを可視化“するSaaSサービスを提供しています。
https://monitas.co.jp/supcolo/
◇本件に関するお問い合わせ先◇
広報室 村田まで
Email:info@monitas.co.jp
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