AI教材「atama+」を活用した総合選抜入試への新しいチャレンジメソッド「UNITE Program」の募集をAPUの全学部で開始
5月25日(木)からプログラムの出願をスタート
本プログラムにより、学科試験を必要としない総合型選抜においても、個別最適な学習を通じ、入学後の学びの質を高めるために重要な学力を身につけることができます。また、高校で学んできた科目等の「履修歴」ではなく、指定単元の「修得」を出願資格とすることで、学ぶ意欲さえあれば、誰でもチャレンジできるようになります。
◆ APUにおけるプログラム導入の背景・ねらい
APUでは以前より、高大接続を見据えた大学入試の在り方を追求してきました。2021年度入試からは高校教育での探究学習で身に着けた探究的思考を測る「世界を変える人材育成入試~ロジカル・フラワー・チャート入試~」を新設しました。また同年、国内外の受験生が平等・公平に受験できるように総合型選抜の二次選考(面接)でオンライン面接を導入するなど、より多くの受験生が公平かつ平等な機会の中で、多様な能力を評価する入試を推進してきました。
今回、本プログラムでの学習と入試を通じて、多様な受験生が入学前に希望する学部での学びの一端に触れ、入学後の学修でリーダー的な活躍をすることを期待しています。
◆ 両者コメント
立命館アジア太平洋大学 学長 出口治明
「「APUで学んだ人たちが世界を変える」というビジョンを掲げているAPUでは世界約100を超える国・地域から学生が集まり、共に学んでいます。今回、本プログラムの修了を出願に活用してもらうことで、世界の多様な学習歴を持った受験生が、各学部のカリキュラムで必要とされる素養を入学前に身に着け、この地球の縮図のような環境を踏まえ世界を変える人材へと成長してくれることを期待しています。」
atama plus株式会社 代表取締役CEO 稲田大輔
「学生が、将来必要となる基礎学力、そして社会でいきる力を身につけることに時間を使える仕組みを作りたい一心で、本プログラムを作り上げてきました。今回、国内外から熱意を持った学生が集まるAPUさまにも、本プログラムを評価いただき大変嬉しく存じます。将来につながる学びにより、自分の人生を生きる人が増えることを願っています。」
◆「UNITE Program」とは
2020 年に学校法人立命館と atama plus は「新しい高大接続と入試 の在り方を考える共同研究会」を設立しました。その成果の1つが、AI教材「atama+」を活用した総合型選抜入試への新しいチャレンジメソッド「UNITE Program」です。
大学で重要な学力は、科目(例:数学I、数学A等)ではなく、単元レベル(例:二次関数、確率等)で、学部学科ごとに異なります。atama+の活用によって、学生は確実に各単元を修得し、高校までの学習が大学入学後の学びにどうつながるのか具体的にイメージを持つことが可能になりました。大学は単元レベルでの修得有無を確認できるようになります。
2023年度入試から立命館大学の3学部で初めて利用され、全国36都道府県から想定の2倍を上回る227名がプログラムを受講するなど多くの学生に受け入れられました。2024年度入試から立命館大学の4学部・2教科に拡大実施することが決定しています。
◆ APUにおけるプログラムの概要
AI 教材「atama+」で各学部指定の単元を学習し、全ての修得認定試験に合格・修了すると「総合型選抜入試 活動実績アピール入試」への出願資格を得ることができます。合格するまで、期間中は何度も繰り返しチャレンジが可能。本プログラムの学習結果は、入試の合否には影響しません。プログラムの出願は無料です。
対象学部:アジア太平洋学部、国際経営学部、サステイナビリティ観光学部
教科 :数学
出願期間:2023年5月25日(木)10:00〜2023年9月29日(金)17:00(日本時間)
学習期間:2023年6月2日(金)11:00~10月31日(火)13:00(日本時間)
出願方法: https://www.apumate.net/info/20230505uniteprogram.html
※詳細は別紙をご参照ください。
【立命館アジア太平洋大学について】
所在地 :大分県別府市十文字原1-1
開学 :2000年4月1日
学長 :出口治明
立命館アジア太平洋大学(APU)は、「自由・平和・ヒューマニズム」、「国際相互理解」、「アジア太平洋の未来創造」を基本理念とし、2000年4月に大分県別府市に開学しました。現在、106の国と地域出身の外国人留学生が学生の半数を占め、THE 世界大学ランキング2023日本版では、「国際性」全国1位の評価を受け、日本の国際教育を牽引している大学です。2023年4月より、「第2の開学」として開学以来初めての、理論と実践の両輪で学び持続可能な社会の実現に貢献する人材育成を目指した新しい学部「サステイナビリティ観光学部」を開設し、持続可能な社会の実現に向けた人材育成を目指しています。
【atama plusについて】
所在地 : 東京都港区三田1-4-1住友不動産麻布十番ビル3F
設立 : 2017年4月
代表者 : 稲田 大輔
事業内容 : AIを活用した教育プロダクトの開発・提供
URL : https://corp.atama.plus/
【本件に関するお問い合わせ】
APU 学長室(広報)ジョーンズ
E-mail : r-apu@apu.ac.jp
atama plus 広報 一ノ宮
E-mail:pr@atama.plus
参考情報
◆ APUにおけるプログラムの対象者
次の⑴~⑶のすべてに該当する者。
⑴ 申込学部に対する関心と学習意欲を十分に備えた者
⑵ 本学他学部を含め、本プログラムに初めて申込をする者
⑶ 以下のいずれかに該当する者
①高等学校(中等教育学校を含む。以下同じ。)を卒業した者、または2024年3月31 日までに卒業見込みの者
②特別支援学校の高等部、および高等専門学校の3 年次を修了した者、または2024 年3月31 日までに修了見込みの者
③外国の大学入学資格である国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCEA レベルを保有する者、または2024年3月31 日までに取得見込みの者
④国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI、NEASC)の認定を受けた教育施設の12 年の課程を修了した者、または2024 年3月31 日までに修了見込みの者
⑤上記のほか、学校教育法施行規則第150 条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、または2024 年3月31 日までにこれに該当する見込みの者
◆ 各学部の指定単元と所要時間目安
本プログラムで課される課題は、入学後の学部での学習内容に応じて学部ごとに異なります。学部ごとの指定単元と標準的な学習時間は下表のとおりです。学習期間内に完了できるよう計画的に取り組んでください。なお、学習所要時間は統計値であり、実際に要する時間は該当単元の習熟度により個人差があります。また、下記の学習所要時間のほかに各単元において修得認定試験に合格する必要があります。
<各学部における指定単元と学習所要時間の目安>

科目 | 単元グループ | アジア太平洋学部 | 国際経営学部 | サステイナビリティ 観光学部 |
数学I | 2次関数(2次関数とグラフ) |
| 〇 | |
数学I | データの分析(データの散らばり) | 〇 | 〇 | 〇 |
数学I | データの分析(データの相関) | 〇 | 〇 | 〇 |
数学A | 場合の数と確率(場合の数) |
|
| 〇 |
数学A | 場合の数と確率(順列) |
|
| 〇 |
数学A | 場合の数と確率(組合せ・組分け) |
|
| 〇 |
数学A | 場合の数と確率(確率) | 〇 |
| 〇 |
数学II | 指数と対数(指数・対数の応用) | 〇 | 〇 |
|
数学II | 多項式の微分法(微分係数と導関数) | 〇 | ||
数学II | 多項式の微分法(微分法の応用) | 〇 | 〇 |
|
数学II | 多項式の積分法(積分と面積) | 〇 |
|
|
数学B | 数列(等差数列) | 〇 | ||
数学B | 数列(等比数列) | 〇 | ||
数学B | 数列(Σの計算) | 〇 | 〇 |
|
数学B | 数列(いろいろな数列) | 〇 |
|
|
数学B | 確率分布と統計的な推測(確率変数の変換・和と積) | 〇 | ||
数学B | 確率分布と統計的な推測(正規分布) | 〇 | ||
数学B | 統計的な推測(母集団と標本) | 〇 | ||
学習所要時間 | 約15時間 | 約15時間 | 約13時間 |
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