小児入院の付き添い家族へクリスマスプレゼント1,565個を贈呈

~クリスマスや年末年始を病室で過ごす付き添い家族を物的・心的にサポート地域と連携しての物品寄贈やプレイルームのリニューアル支援など小児入院の付き添い環境改善に向けた「付き添い情報ハブ」をめざす~

認定NPO法人キープ・スマイリング

認定NPO法人キープ・スマイリング(東京都中央区、理事長:光原ゆき、以下キープ・スマイリング)は、入院中の子どもを支える家族を対象に、スキンケア用品やお菓子、癒しグッズを詰めた家族向けクリスマスプレゼント1,565個を全国43病院へ贈呈します。併せて、地域の団体や企業と連携した物品寄贈の橋渡し、情報共有を支える「付き添い情報ハブ」としての役割を担うなど、多角的な支援を通じて付き添い環境の改善を進めています。

■背景:付き添い環境改善に向け制度的変化が実現するも、実際の支援はまだこれから

小児病棟では、子ども向けのクリスマスプレゼントやイベントなど行われることは多いものの、病室で長期間付き添う家族には支援が届きにくい現状があります。親は『食べられない・眠れない・目が離せない』という厳しい現状の中、睡眠や食事の時間も十分に確保できず、ほとんどの時間を子どものそばで過ごしますが、病院側は制度的・予算的な制約から、家族向けのケアに十分手が回らない状況が続いています。

2022年に当団体が実施した「入院中の子どもに付き添う家族の生活実態調査2022」では、付き添い家族が直面する負担の大きさが明らかとなり、それを受けて国でも付き添い環境改善に向けた予算措置が始まりました。しかし、現場では制度の周知不足や人手不足により、取り組みが十分に進んでいない病院も多く、家族が安心して付き添える環境整備には依然として課題が残っています。

■内容:

【1】 付き添い家族へ“ひと息つける”クリスマスプレゼントを1,565個贈呈

小児病棟には子ども向けの寄付が届く一方で、病室で生活を支える家族への支援はほとんどないのが現状です。そこでキープ・スマイリングは、スキンケアアイテム、お菓子、癒しグッズなどを詰めた家族向けクリスマスプレゼント1,565個を、全国43の病院(※)へお送りします。すでにプレゼントを受け取った付き添い家族の方からは以下の声が届いています。

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●日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院

子供優先の入院生活の付添のなかいただきとても嬉しかったです。中身も食事からスキンケアまでお気遣いいただいたものにとても温かい気持ちになりました。

●沖縄県立南部医療センター・こども医療センター

子どもの病気で突然の入院となり、心身に余裕がないときに、思わぬプレゼントに気持ちが癒されました。付添人へ気を遣ってくださる人達がいる、ということがとても心強く嬉しかったです。

●香川大学医学部付属病院

クリスマス前に入院になりました。4歳娘の付き添いで、本人も不安があった中、付き添いの私たち保護者もお心遣いいただきとても嬉しく思いました。

●京都府立医科大学

母に気遣いをいただけるだけで本当にありがたいです。室内が乾燥しているのでハンドクリームも嬉しかったです。こういう団体があるということがとても嬉しいです。私も子どもが退院したら出来ることをしたいと思います。 

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また、11月に実施した「ひとりじゃないキャンペーン」で寄せられた全国からの手書きメッセージ200枚以上を、12月の「付き添い生活応援パック」に同封し、クリスマスや年末年始を病室で過ごす家族をサポートします。

【2】地域のライオンズクラブ・ロータリークラブ・企業と連携した物品寄贈

付き添い環境の改善に向け様々な物品の必要性が明らかになるものの、予算の確保は難しいのが現状です。病院単独では対応が難しいケースも多いため、キープ・スマイリングは地域団体や企業と病院をつなぐ橋渡し役を担っています。

<近年の事例>

· 東北大学病院へ扇風機15台を寄贈(東京赤坂ライオンズクラブ様、仙台萩ライオンズクラブ様)

· 都立小児総合医療センターへ電子レンジ10台を寄贈(東京赤坂ライオンズクラブ様)

· ネッククーラー「U’cooL」を都立小児総合医療センター、東北大学病院へ計400個寄贈(株式会社医食同源ドットコム様)

· 付き添いベッド用マットレス20個寄贈(東京中央新ロータリークラブ様)など

【3】制度活用を後押しし、情報共有を促進する「付き添い情報ハブ」としての役割

2023年度から子ども家庭庁による付き添い環境改善の予算が計上されていますが、「制度の存在を知らない」「何を申請すればよいか分からない」「手続きに割く人員がいない」などの理由で、活用が進まない病院も少なくありません。

キープ・スマイリングは、全国の病院から寄せられる相談をもとに制度情報を整理し、他病院の活用事例の共有、学び合いの機会づくりを担っています。これにより、好事例の共有や自治体の動き、外部資源とのつながりを作る「付き添い情報ハブ」としての役割を強化していきます。

■理事長メッセージ

入院中の子どもを支える家族の存在は大きいにもかかわらず、付き添い生活は「食べられない・眠れない・休めない」状態が続き、負担は想像以上です。

2022年実施の付き添い当事者の実態調査結果を受け、国でも付き添い環境改善に向けた動きが始まっていますが、現場の支援はまだこれからです。だからこそ私たちは、寄付や物品提供にとどまらず、必要な支援を選び取れるような情報のハブとしての役割をより強めていきたいと考えています。

今回のクリスマスプレゼントが、病室でクリスマスから年末を迎えるご家族にとって、少しでも心がほどける時間につながれば幸いです。

 

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\あなたの声が付き添い環境改善につながる、付き添い家族向けアンケート実施中/

「入院中の子どもに付き添う家族の生活実態調査2025」※2026/1/11(日)締切

https://survey.zohopublic.jp/zs/4CBYUn

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(※)送付先病院は以下の通りです。ご希望ございましたらkmshp@momsmile.jp(キープ・スマイリング病院支援窓口)までお問い合わせください。

愛育病院/あいち小児保健医療総合センター/飯塚病院/磐田市立総合病院/大分こども病院/大阪急性期・総合医療センター/大阪大学医学部附属病院/沖縄県立南部医療センター・こども医療センター/香川大学医学部附属病院/京都府立医科大学附属病院/釧路赤十字病院/倉敷中央病院/JCHO群馬中央病院/慶應義塾大学病院/県立広島病院/高知大学医学部附属病院/さいたま市民医療センター/佐賀大学医学部附属病院/札幌北楡病院/市立札幌病院/総合病院聖隷浜松病院/聖路加国際病院/高山赤十字病院/土屋小児病院/天理よろづ相談所病院/東京科学大学病院/東京女子医科大学病院/東京女子医科大学附属八千代医療センター/東京都立小児総合医療センター/東邦大学医療センター大森病院/東北大学病院/獨協医科大学病院/鳥取県立中央病院/鳥取大学医学部附属病院/富山県立中央病院/成田赤十字病院/日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院/日本海総合病院/日本赤十字社医療センター/姫路赤十字病院/福岡市立こども病院/北海道大学病院/和歌山県立医科大学附属病院

■認定NPO法人キープ・スマイリングについて

当団体は、入院中の子どもに付き添う家族を支える認定NPO法人です。全国の付き添い家族への食支援・物資支援を中心に、付き添い環境の改善に取り組んでいます。

団体ウェブサイト:https://momsmile.jp

【本件に関するお問合せ先】

認定NPO法人キープ・スマイリング(広報担当)

E-mail:pr@momsmile.jp 電話:03-6822-5371

取材のお申し込み:https://momsmile.jp/contact/media/

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会社概要

URL
https://momsmile.jp
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都中央区銀座4-13-19 銀林ビル4F
電話番号
03-6822-5371
代表者名
光原ゆき
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年11月