TYPICA、新経営体制および執行役員人事を発表
世界111ヵ国・約17万軒のダイレクトトレードコーヒーコミュニティTYPICAを全世界へ展開。共働代表3名・執行役員4名の新体制で、「公共経営コミュニティ」への進化を担います。

コーヒー生豆のダイレクトトレードプラットフォーム「TYPICA(ティピカ)」は、2025年11月23日付で、新たに代表取締役1名および執行役員3名が加わる新経営体制を発表しました。新体制により、創業以来大切にしてきた思想や価値観を組織的な実践知として磨き上げ、公共経営企業としての進化と、経営力および事業推進力の一層の強化を図ってまいります。
2025年11月23日より始動した新経営体制は、以下のとおりです。
■新取締役体制
代表取締役CEO & CFO 後藤 将
代表取締役CQO 山田 彩音
代表取締役COO 葛西 龍也(新任)
監査役 槙下 伸⼀郎
取締役基本理念:
取締役はTYPICAの経営フレームワークVMVCR(Vision・Mission・Value・Conscience・Repetition)の組織的な実践可能性を最大限に高め、TYPICAが「公共経営コミュニティ」として永続的に発展するための最重要意思決定者です。
原則として3名の代表取締役の意思決定が一致する場合に限り、TYPICAはそれを「組織全体の意志」として決定し、理想・本質・行動が矛盾なく一貫した状態で全員経営を実践できる組織づくりを追求します。
■新執行役員体制
執行役員 Corporate Planning & Management Officer 萩森 修平
執行役員 Coffee Direct Trading Officer 品川 亮太(新任)
執行役員 Marketplace Development Officer 安富 正矩(新任)
執行役員 Social Impact Community Development Officer 渡辺 直樹(新任)
執行役基本理念:
執行役員は、取締役会が決定した“組織全体の意志”を、事業・プロダクト・組織が実行可能でサステナブルな正常系へと統合し、全メンバーが日々の事業活動に高い生産性をもって取り組める環境をつくり続けます。そのための基本が以下の執行機能です。
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正常系の構造・機能・役割を明確化する。
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具体的な目標を言語化・数値化する。
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チームがワークする最適なフォーメーションと、TYPICAらしい価値観に基づき、計画と実績を一致させるための執行全体を統括する。
■ダイレクトトレードの民主化から始まる民間発「公共経営コミュニティ」の創出
TYPICAは、ダイレクトトレードの民主化を担うプロセスを通じて、働く一人ひとりとともに公共経営を実践・アクティブラーニングしながら、より多くの起業家・経営者を輩出できる組織づくりを追求しています。
私たちが目指すのは、世界中のコーヒーラバーの願望や問題意識を事業化し、業界の飛躍的な進化を担うことができる公共経営者コミュニティを、民間発でつくり、グローバルに群生する未来です。そのコミュニティをともにする一人ひとりが、自ずと業界や産業の枠を超え、公共幸福のための経済と生活、それらを包み込む祝祭文化を媒介する「OKAGESAMAコミュニティ」として拡充されていくことで生成発展する超国境世界です。
今回の新体制を機に、その実現のための経営フォーマットの体系化と実装をさらに強化し、TYPICAからグローバルなベンチャー企業や起業家・経営者が、永続的発展的に生まれ、育みあえる生態系づくりに取り組んで参ります。
■新経営陣プロフィール

代表取締役 CEO & CFO 後藤 将
2003年に起業。2009年よりソーシャル・イノベーション事業に取り組む。2012年、世界経済フォーラムGlobal Shapersに選出。2013年のサンフランシスコ駐在時に新しいコーヒーカルチャーに触れ、スペシャルティコーヒー事業の立ち上げに参画。2014年に関西学院大学の非常勤講師に就任。2020年、TYPICA株式会社を設立し代表取締役に就任。2021年、TYPICAがグッドデザイン賞BEST 100および経済産業省特別賞を受賞。2023年 Japan Venture Awardsにて中小企業長官賞を受賞。2025年、日本・ブラジル経済フォーラムにて両国首脳立ち会いのもと新ダイレクトトレードシステムに関する覚書締結を主導。

代表取締役 CQO 山田 彩音
立命館大学文学部卒業。スターバックスでバリスタ、店舗マネジメントを経験。2012年関西最大規模の焙煎所の立上げ責任者を経験し、焙煎士としてのキャリアをスタート。2014年アメリカ西海岸のサードウェーブコーヒーを扱う事業の立ち上げに創業メンバーとして経営参画し、その後、日本初のシェアロースターを企画・運営。2017年新しいダイレクトトレードのかたちを志向し、コーヒー生産地キューバを訪れる。2019年 TYPICAを創業、現在アムステルダムを拠点に世界中のコーヒー生産地を訪れている。2020年よりTYPICA株式会社の取締役に就任。2023年Forbes JAPANより日本の起業家ランキング2023 TOP20に選出。

代表取締役 COO 葛西 龍也
大阪大学経済学部卒。1999年株式会社フェリシモ入社。同社執行役員として子会社代表、JR西日本との越境EC事業やLINEとのECモール配送事業運営、セイノーグループとの配送JV会社共同代表などの経験により、企画、輸出入、庫内作業や配送・カスタマーサポートまでの知見および多数の国際協力分野の経験も有する。TYPICAには2023年よりアドバイザーとして経営参画し、事業全体の改善を推進。2024年より同社の取締役社長に就任。ライフワークとして一般財団法人PEACE BY PEACE COTTONを設立し、代表理事としても活動中。

監査役 槙下伸⼀郎
公認会計⼠・税理⼠、園⽥学園⼤学経営学部教授中央⻘⼭監査法⼈、有限責任監査法⼈トーマツを経て、公認会計⼠税理⼠事務所を開業。監査法⼈時代は、主に株式公開⽀援部⾨に在籍し、予算管理制度など経営管理システムの構築⽀援を⾏う。現在、⾮上場会社の⾮常勤監査役を務める。専⾨は管理会計。会計情報とその表⽰形式の選択における関係性に関⼼を持っている。神⼾⼤学⼤学院経営学研究科卒(MBA)

執行役員 萩森 修平
Business Planning & Management Officer
立命館大学卒業後、2017年に株式会社ビズリーチに新卒入社。新規開拓営業、カスタマーサクセス、BtoBマーケティング、採用など、急成長事業に多様な役割で従事。2022年11月、グローバルでの事業創造を目指しTYPICAに転職。米国拠点の立ち上げ、ニューモデル開発、中途採用などを主導。2024年11月に同社の執行役員に就任。ダイレクトトレードの民主化に向け、流通国側のコミュニティ形成、生産者からロースターまでのオペレーション改善に従事。

執行役員 品川 亮太
Coffee Direct Trading Officer
東京大学卒業後、総合商社の丸紅に入社。入社後10年間一貫してコーヒー生豆のトレーディング業務に従事し、調達から販売、需給・品質・ロジ管理までを一貫して担当。ブラジル・ベトナムへの駐在では、産地に根ざした調達体制の構築に加え、事業会社の経営や新工場の立ち上げにも従事。2024年にTYPICAに参画し、中大手顧客とのコミュニケーションを担当。2025年8月より同社の執行役員に就任し、生産者との連携強化と、オファーが円滑に行われるための仕組み設計・運用をリードしている。

執行役員 安富 正矩
Marketplace Development Officer
慶應義塾大学大学院卒業後、2011年株式会社ワークスアプリケーションズに入社、エンジニアとしてEC向けパッケージ開発に従事。2016年株式会社SMSキャリアにてプロダクトマネージャー(PM)としてSEO強化やアプリの企画・ローンチを主導。2018年から5年間、楽天グループ株式会社にてPMチームのアシスタントマネージャー兼PM、2023年よりコミューン株式会社にてシニアPMを担当。両社にてプロダクトビジョン・戦略策定、ロードマップ作成、KPI運用等に従事。2024年8月よりTYPICAに参画し、プロダクト組織の責任者兼PMとしてプロダクト組織の立ち上げ及びプロダクト開発に従事。

執行役員 渡辺 直樹
Social Impact Community Development Officer
同志社大学卒業後、富士通株式会社で法人営業に従事。2013年よりstudio-Lに参画し、地域住民による課題解決を支援するコミュニティデザインに携わる。住民参加型の公共空間マネジメントや総合計画策定などを担当。2016年に世界経済フォーラムよりGlobal Shapersに選出され、次世代育成プロジェクトを推進。2021年よりTYPICAに参画し、コミュニティをグローバルへと拡張する「TYPICA Lab」「TYPICA Annual Meeting」「TYPICA GUIDE」を立ち上げ。現在はソーシャルインパクトオフィサーとしてコーヒーの祝祭文化共創に向けたコミュニティマネジメントに従事する。
TYPICAは、新たに発足した経営体制のもと、コーヒー取引の祝祭文化の共創によるダイレクトトレードの民主化を牽引し、永続的発展的な「OKAGESAMAコミュニティ」が群生する超国境世界の実現に向けて、引き続き全社一丸となって取り組んでまいります。
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