商船三井CVC(MOL PLUS)が船舶管理プラットフォームを開発・運営するザブーン社への出資を決定
~DXによる船舶管理・運航管理業務の効率化と海外展開を推進~
株式会社MOL PLUS(代表:阪本 拓也、本社:東京都港区、以下「MOL PLUS」)は、船舶管理プラットフォームを開発・運営する株式会社ザブーン(代表取締役/CEO:戸高 克也、本社:中央区、以下「ザブーン」)への出資を決定しました。
ザブーンは、海事産業、とりわけ内航業界における船員不足、規則の煩雑化による業務過多など、あらゆる問題をデジタルテクノロジーのチカラで解決するため、業界特有の課題解決に特化したクラウドサービス「MARITIME 7」を提供しています。MARITIME 7の導入により、具体的には以下4点が可能となります。
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船員労務管理:まだ紙での申請が行われている企業もある船員の労働時間、休憩時間を改訂された船員法に則り簡易的に管理可能。
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運航管理:運航に必要なAIS(航行する船舶同士が航行情報を相互に交換するための装置)データを可視化、運航履歴データの蓄積、運航計画の策定が一元的に管理可能。
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船用品受発注管理:船の備品の在庫、発注、納品までをワンストップで管理し、従来の紙またはエクセル管理を簡易化。
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レポート管理:船から届くあらゆるレポートをデジタル化し一元的に管理。蓄積した数値をダッシュボードで可視化。従来は、船別、情報の送付先別に情報やり取りを個別に行っていたが、関係者がプラットフォーム上で必要な情報を閲覧可能となり、業務効率を大幅改善。
各機能のアプリ化も進めており、Wi-Fi設備の無い船舶や、電波状況の悪い海域においてもオフラインでの利用が可能です。
MOL PLUSは、ザブーンのプラットフォームが海事産業の船員不足の課題解決と船舶管理・運航管理業務の効率化に大きく寄与することを期待し、今回の資金調達に参画させていただきます。MARITIME 7は既に商船三井グループ数社の船舶管理・運航管理業務で活用されており、高い評価を得ています。今後は商船三井グループ並びに、ザブーンのステークホルダーと協力しMARITIME 7の新機能の共同開発に加え、内航船以外の新たな市場への展開を共に推進します。
MOL PLUSは、今後もスタートアップ企業への出資や協業を通じ、スタートアップ企業が持つ斬新なアイデアやテクノロジーと商船三井グループがもつリソースに相乗効果を生ませ、『海運業と社会に新しい価値をプラスする』、新規事業の創出を目指し続けます。
<出資先概要>
会社名 |
株式会社ザブーン |
代表者 |
戸高克也 |
設立 |
2018年 |
本社所在地 |
東京都中央区日本橋2丁目1-17 |
事業内容 |
・MARITIME 7の開発・運用
・船員特化型求人サイト「FUNAGUNI」の運営 |
ホームページ |
本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
株式会社MOL PLUS(HP:https://www.molplus.net/)
Tel:03-3587-7643 / E-mail:molplus@molgroup.com
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