【JACOB&CO. STORIES】Vol.4:ブランドの現在地
革新と芸術性を体現してきたジェイコブ&コーの歩みを、シリーズ形式でご紹介する「JACOB&CO. STORIES」。第4回では、革新性と美学が融合したブランドの現在の姿に迫ります。
■ ニューヨークから始まった革新の物語
1990年代、ニューヨークのダイヤモンドディストリクトから始まったジェイコブ&コー。その出発点はジュエリーにありながら、早くも2000年代初頭には時計界に進出。以来、ただの「ラグジュアリーウォッチブランド」ではなく、“唯一無二”のクリエイションによって時計界に革命をもたらしてきました。
技術、芸術、エンターテインメント、そのすべてを融合したジェイコブのタイムピースは、ブランドの姿勢そのものを語っています。
■ “宇宙”を時間に封じ込めたアストロノミアの挑戦
2025年代を迎えた本年も、ジェイコブ&コーは新たなフェーズへと進化し続けています。
その象徴となるのが「アストロノミア」コレクションです。
2014年の発表以降、文字通り“宇宙”をテーマにしたこのモデルは、立体構造、フライングトゥールビヨン、回転式地球儀、立体的なインディケーターといった驚異的な要素を、ひとつのタイムピースの中で融合させました。
JACOB&CO.公式Youtube CH『Astronomia Tourbillon Final Assembly Craftsmanship』
そのバリエーションは年々進化し続けています。「アストロノミア スカイ」は、天空をモチーフに、天球表示と星座盤を組み込んだ幻想的な構造で、詩的な時間の流れを表現。「アストロノミア ソーラー」は、太陽を中心に惑星が周囲を公転する設計により、ミクロコスモスを時計の中に閉じ込めたような驚きを提供します。「アストロノミア マエストロ」は、宇宙飛行士やダイヤモンドの月を配し、星空の上で複雑機構が踊るように展開する芸術的な一本。ミニッツリピーターとワールドタイムを備えたハイコンプリケーションとして、コレクションにさらなる深みを与えています。「アストロノミア レギュレーター」は、伝統的なレギュレーター表示を立体的に再構築し、クラシカルな美意識とメカニカルな革新が共存する一本として注目を集めました。




そして2025年、新たな到達点として登場したのが「アストロノミア フォーアクシス トゥールビヨン」です。世界初の4軸トゥールビヨン構造は、時の重力を視覚的に再定義し、空間そのものに命を吹き込むかのような立体美を実現。ジェイコブ&コーが持つエンジニアリングとアートの粋が凝縮された、まさにブランドの“現在地”を象徴するフラッグシップモデルです。
JACOB&CO.公式Youtube CH『The Astronomia Revolution Four-Axis Tourbillon』
■ 機械とスピードの芸術:ブガッティとの共創
自動車業界との画期的なコラボレーションも、ジェイコブ&コーの進化を語る上で欠かせません。「ブガッティ シロン トゥールビヨン」は、W16エンジンのピストンが実際に可動するアニメーション機構を備え、578個ものコンポーネントを駆使して設計された機械芸術の結晶。単なる“コラボモデル”の枠を超え、開発段階から共同設計されたこのプロジェクトは、ジェイコブ&コーの技術力と表現力を世界に再認識させるきっかけとなりました。

さらに2024年には、実車と同名の「ブガッティ トゥールビヨン」が登場。前作のメカニカルな魅力を踏襲しつつ、構造・素材・デザインのすべてがアップデートされ、より洗練された「駆動するアート」へと進化。自動車と時計という異なる次元を、機械美という共通言語で結びつける本作は、まさに“スピードと精度”の象徴です。
JACOB&CO.公式Youtube CH『The Jacob & Co. Bugatti Tourbillon』


■ 世界を駆ける時間軸:ワールドイズユアーズ デュアルタイムゾーンの革新
グローバルに活躍する現代人に向けた「デュアルタイムゾーン」は、2023年の初出モデルから一躍話題となったコレクションです。ダイヤル内の上下に配された2つのインディペンデントな時刻表示、センターに配置された羅針図型の秒針、アーチを描くケース・ダイヤルは、モデル名のワールドイズユアーズの名の通り、地球そのものを腕元に収めたかのような感覚を着用者にもたらします。
2025年には、さらなる進化として「デュアルタイムゾーン トゥールビヨン」が登場。中央に大型のトゥールビヨンを配置し、時刻表示やディテールのすべてが視覚的に際立つ構成へと刷新されました。機能性と芸術性を同時に追求し、“旅するラグジュアリー”というジェイコブの世界観を凝縮したシリーズとして、今後の定番化が期待されています。


■ 究極の輝き「ビリオネア タイムレス トレジャー」
ジュエリーの系譜を受け継ぐ「ブリリアント」や「ハイジュエリー」ラインにおいて、ジェイコブ&コーは他の追随を許さぬ存在感を放っています。その最高峰として発表された「ビリオネア タイムレス トレジャー」は、482個・合計216.89カラットにも及ぶイエローダイヤモンドを贅沢に使用し、圧倒的な輝きを誇ります。さらに注目すべきは、その華麗な外観に秘められた高度な時計技術。スケルトン構造のケース内部には、フライングトゥールビヨンを備えた精緻なムーブメントが搭載され、ジュエリーとオートオルロジュリー(高級機械式時計)の融合という、ジェイコブ&コーならではの美学が体現されています。まさに、比類なきクラフツマンシップが生んだ至高のタイムピースです。

さらに、2024年には「ビリオネア アショカ」が登場。伝説的なカッティング技法である“アショカカット”のダイヤモンドを全面に配したモデルは、比類なき透明感と輝きで圧倒的な存在感を放ちます。アショカカットは、特別な認可を受けたブランドのみに使用が許されており、時計業界ではジェイコブ&コーだけがその名誉を与えられています。この稀有なカットを纏ったタイムピースは、ジェイコブ&コーのクラフツマンシップと審美眼、そして独自の地位を如実に物語る作品です。


■ “魅せる時計”が再定義するラグジュアリーの姿
業界内のポジションに目を向けると、ジェイコブ&コーは、伝統的なスイスの老舗とは一線を画した存在として注目を集めています。クラシックな時計製造に敬意を払いながらも、挑発的かつ革新的なデザイン、そして時代に応じたビジュアル言語によって、ミレニアル世代やZ世代を中心とした新たな富裕層から高い支持を得ています。SNS時代において“魅せる時計”という視点を徹底的に突き詰めたブランドポジションは、他に類を見ません。
■ 日本での躍進:銀座から広がるブランド体験
2024年、銀座ブティックの大規模なリニューアルを経て、日本市場での存在感も大きく変化しました。これまでは“知る人ぞ知る”存在だったジェイコブ&コーが、いまや「一度見たら忘れられない」「一目惚れで購入を決めた」という顧客の声が次々と生まれる、強い磁力を持つブランドへと変貌を遂げています。展示会やオーナーズイベント、スペシャルエディションの展開を通じて、単なるラグジュアリーブランドの枠を超えた“体験価値”を提供しています。
■ 今、この瞬間のジェイコブ&コー
そして未来へ——。ジェイコブ&コーが目指すのは、伝統の継承ではなく、常識の刷新です。ハイコンプリケーション、宝飾技術、アニメーション、そしてストーリーテリング。それぞれの要素が交差する“交差点”こそが、ジェイコブの舞台。これからも、誰も見たことのないタイムピースを創造し続けることで、時計界全体に刺激と変革をもたらしていきます。
ラグジュアリーとは何か。時間とは何か。その問いに、常に違う角度から答え続けるブランド——それが、今この瞬間のジェイコブ&コーなのです。
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【JACOB&CO. STORIES】Vol.5:“唯一無二”が引き寄せる、世界の頂点たち①
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【JACOB&CO. STORIES】Vol.1:ブランドの原点
【The Latest|新たな一歩】
ジェイコブ&コーは、絶えず進化を続けています。
ここでは、JACOB&CO.の最新の動きをお届けします。

イ・ビョンホン氏がキャビア トゥールビヨンを着用
『イカゲーム』で世界的に知られる俳優イ・ビョンホンが纏うのは、ジェイコブ&コーの「キャビア トゥールビヨン」。ホワイトゴールドのケースに710個、約36.7カラットのホワイトダイヤモンドを敷き詰めたこのモデルは、フライングトゥールビヨンを搭載し、眩い輝きと複雑機構を併せ持つ傑作。鋭い存在感と静かな力を併せ持つ彼の佇まいに、この時計は完璧に呼応しています。選ばれし者のためのタイムピース、それがジェイコブ&コーです。
◆JACOB&CO. STORIES
2022年4月、JACOB&CO. JAPAN(代表取締役 福田魁)が設立されました。
今年、ジャパン設立から3年目という節目を迎えるにあたり、改めてブランドの軌跡を深く掘り下げ、その本質に迫る連載企画「JACOB&CO. STORIES」を始動します。
本企画では、ブランドの創業から現在に至るまでの歴史、世界的なパートナーシップ、そして珠玉の現行コレクションを、全24回にわたってご紹介予定。
なお、本連載は毎月第2・第4月曜日に公開を予定しております。
ジェイコブ&コーの軌跡を、定期的にお届けしてまいります。
*連載構成*
Vol.1~Vol.4:『ブランドヒストリー』 創業から成長まで、ジェイコブ&コーの原点に迫る。
Vol.5~Vol.6:『パートナーシップ』 各界とのグローバルなパートナーシップを紹介。
Vol.7~Vol.24:『現行コレクション』 革新と美学が息づく現行ラインナップの魅力を紐解く。
【ジェイコブ&コーについて】
1986年に設立。当初は高級ジュエリーを取り扱い、宝飾業界で高い地位を確立し、2002年に時計業界へ本格的に参入しました。世界中のセレブリティを中心に一世を風靡したファイブタイムゾーンウォッチから始まり、これまで不可能と言われてきた複雑機構「アストロノミア」、「ツインターボ」、「ブガッティ シロン」などの開発に成功し、時計業界に技術革新を起こし続けています。現在、ジェイコブは超高級車メーカー「ブガッティ」やサッカー界のスター選手「クリスティアーノ・ロナウド」などとパートナーシップ契約を結び、「不可能を可能に」というコンセプトのもと革新的な作品を生み出し続けています。スイス最高峰の時計製造技術と宝飾業界で培った高い芸術性とノウハウを兼ね備え、時計業界の最先端を行くブランドとして、世界中で多くのファンを魅了し続けています。
▼ジェイコブ&コー銀座ブティック
〒104-0061
東京都中央区銀座6-7-9丸喜ビル1階
営業時間11:00〜20:00
Email:info@jacobandco.jp
Tel:03-6281-4777
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