【年収966万円】Rubyエンジニア案件2025年最新|フリーランス調査
リモート案件は93.5%

2025年最新のフリーランスの「Rubyエンジニア案件の調査レポート」を発表します。
10,055件のフリーランスボードに掲載されている実際のフリーランス案件から作成しました。
■調査サマリー
・Ruby案件の平均年収966万円
・リモート案件は93.5%
・Ruby案件の占有率は全体の4.70%
■目次
Ruby案件の平均年収
Rubyの案件数
Ruby案件のリモートワーク比率
Ruby案件のフレームワーク別動向
Ruby案件の多い業界
Ruby案件の職種
Rubyの特徴
Rubyで作れるもの
Rubyスキルの市場価値
調査対象
フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-4)に掲載されたRuby求人案件の月額平均単価より想定年収を試算しています。
・対象期間
2024年2月1月〜2025年5月12日
・対象件数:
10,055件
※本データ引用の際のお願い
メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。
出典:フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
Ruby案件の平均年収
平均年収966万円(言語年収ランキング3位)

Ruby案件の平均月額単価は80.5万円、平均年収は966万円で、年収ランキングでは3位に位置しています。これは、Rubyが依然として高い市場価値を維持していることを示しています。
Rubyは「開発者の幸福度」を重視した言語設計と、豊富なジェム(ライブラリ)を活用できるフレームワークRuby on Railsの存在から、スタートアップや新規サービス開発で採用されるケースが多いです。その結果、案件数はJavaScriptほど膨大ではないものの、スピード開発や保守性を評価する企業からの需要が安定しており、単価も高水準で推移しています。
さらに、日本では国産言語としての親和性が高く、コミュニティ活動が盛んな点も特徴です。リモートワーク比率が高く、コードベースが比較的整理されている案件が多いため、生産性を重視するエンジニアにとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。
Rubyの案件数
案件数(案件比率)4.70% (案件数ランキング7位)

Rubyの案件は市場全体の4.70%を占めており、案件数ランキングでは7位に位置します。シェア自体はJavaやPHP、JavaScriptほど高くありませんが、月額単価の平均は80.5万円と上位言語に比べて高水準で、単価面の優位性が際立っています。
Ruby on Rails中心の高速開発が評価され、スタートアップのMVP開発や既存サービスのリプレイスで根強い需要があります。
Ruby on Rails 7のHotwire/Turbo採用により、JavaScriptを多用せずにモダンなUXを実現できる構成が注目され、開発生産性と保守性の両立が可能です。日本発祥言語という強みからコミュニティ活動や日本語情報が充実し、gemによる拡張も豊富です。
また、RSpecなどのテストフレームワークやCI/CD環境が整った案件が多く、品質管理に注力しやすい点も利点です。
近年はマイクロサービス構成でAPI専用のRuby on Railsを採用する企業も増え、バックエンド専門の募集も目立ちます。リモート案件比率も高く、柔軟な働き方を望むフリーランスにとって将来性の高い選択肢と言えます。
Ruby案件のリモートワーク比率

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
2025年5月時点でのRubyフリーランス案件・求人のリモートワーク比率は、フルリモートが50%、一部リモートが43.5%、常駐が6.5%です。
Ruby案件のフルリモート割合(50%)は前月比+15.3%と大きく伸び、一部リモートを逆転しました。Ruby on Railsを活用したWebサービスはリモート開発でも品質を維持しやすく、スタートアップやSaaS企業が全国から人材を確保しやすいことが背景にあります。
Ruby案件のフレームワーク別動向
(案件数:上位3位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
Ruby系フレームワークでは、Ruby on Railsが3,488件と圧倒的多数を占め、市場シェアを広げ続けています。
2位のRSpecは180件でRuby on Railsに比べると小規模ですが、テスト自動化を重視する企業から根強い需要があります。3位のSinatraは3件とごく少数で、軽量マイクロサービスやプロトタイプ用途に限られる状況です。上位3枠だけでRubyフレームワーク案件のほぼ全体を構成している点が特徴的です。
フリーランスエンジニアとしてRuby案件を狙う場合は、まずRuby on Railsを習得することが最重要です。併せてRSpecによる自動テストやCI/CDパイプラインの構築スキルを身に付ければ、品質重視の現場でも即戦力として評価されやすくなります。
さらに、Sinatraを使った軽量APIの実装経験を加えることで、マイクロサービス化を進める企業向けにも提案の幅が広がり、単価アップにつながるでしょう。
(月額単価:上位3位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
Ruby系フレームワークの月額単価では、RSpecが86.5万円でトップ、次いでSinatraが84.7万円、Ruby on Railsが83.0万円と続きます。テストフレームワークのRSpecが最も高いのは、品質保証を重視するSaaS企業やFinTech領域で自動テストの専門性が評価されるためです。
Sinatraは軽量マイクロサービスやサーバーレスAPIで採用が進んでおり、少人数チームが即戦力を求めて高単価を提示する傾向があります。Ruby on Railsは依然として案件数の大半を占めますが、成熟した技術ゆえに上位2つよりやや抑えめの水準となっています。
高単価を狙うフリーランスエンジニアは、Ruby on Railsを基盤としつつRSpecでのテスト自動化スキルを深めるのが近道です。さらに、Sinatraでの軽量API開発やマイクロサービス分割の経験を加えれば、スタートアップからエンタープライズまで幅広い案件に対応でき、単価交渉でも優位に立ちやすくなります。
Ruby案件の多い業界
(案件比率:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
Ruby案件はサービス業界が最も多く5.30%(533件)、次いでWebサービス業界が5.27%(530件)となっています。ECは2.74%(276件)、SaaSは1.81%(182件)、通信は1.41%(142件)と続き、上位5業界で全体の約16.5%を占めます。
サービス・Webサービス分野でシェアが高い理由は、Ruby on RailsがMVP開発を迅速に行えるフレームワークとして評価され、BtoC/BtoB問わず多彩な機能を短期間で実装できるためです。EC領域ではSpreeやSolidusなどRuby on Rails製プラットフォームが活用され、在庫管理や決済連携を素早く構築できる点が支持されています。
通信分野では軽量APIをSinatraで構築し、マイクロサービス化を進める例が増加中です。SaaS企業では、定期課金や権限管理をgemで拡張しやすい特性からRuby採用が根強く、リファクタリングやテスト自動化への投資も盛んです。
このように、Rubyは高速開発と豊富なライブラリを武器に、サービス提供速度を重視する業界で欠かせない技術スタックとなっています。
Ruby案件の職種
(案件比率:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-4)
Ruby案件の職種はバックエンドエンジニアが最多で30.65%(3,082件)、次いでサーバーサイドエンジニアが25.58%(2,572件)、インフラエンジニアが21.64%(2,176件)となっています。上位3職種だけで全体の約78%を占め、Rubyがアプリケーションロジックからインフラ領域まで幅広く導入されていることがわかります。
続いてフロントエンドエンジニアが9.63%(968件)、アプリエンジニアが7.56%(760件)で、Ruby on RailsのViewやHotwireを用いたUI開発やモバイル向けAPI実装の需要も一定数確認できます。
これらの割合から、Rubyはバックエンド中心でありながらフルスタック志向の現場でも重宝されると言えます。フリーランスとしてはRuby on RailsによるAPI開発に加えRSpecでの自動テスト、DockerやCI/CD運用を強化することで高単価案件の選択肢が拡大します。
さらにインフラ知識を補完すれば、マイクロサービス分割やKubernetes移行プロジェクトにも参画しやすくなるでしょう。
Rubyの特徴
Rubyは1995年にまつもとゆきひろ氏が開発したオープンソースのスクリプト言語です。シンプルさと生産性を重視し、完全なオブジェクト指向を採用しています。
すべてがオブジェクトである設計により直感的なコーディングが可能で、DSL構築にも適しています。gemと呼ばれるパッケージ管理システムによりライブラリの導入が容易で、Ruby on Rails、Sinatra、RSpecなど多彩なエコシステムが揃っています。
Ruby on Railsを使えばMVCアーキテクチャと豊富なジェネレータでWebサービスを短期間で構築でき、HotwireやTurboを組み合わせればモダンなUXをJavaScriptの最小構成で実現できます。
スタートアップやSaaS企業では迅速なMVP開発を求めてRailsを採用する例が多く、FinTechや医療など信頼性を要求する領域ではRSpecによる自動テストとCI/CD基盤が評価されています。
日本発祥の言語ゆえコミュニティが活発で日本語ドキュメントが豊富であり、リモート案件比率も高いことから、フリーランスエンジニアにとって学習コストと報酬のバランスに優れた選択肢といえます。
Rubyで作れるもの
Rubyは汎用性の高いスクリプト言語としてWeb開発から自動化まで幅広く活躍します。特にRuby on RailsはMVPや大規模サービスの開発で力を発揮し、モデル定義からビュー生成まで一貫して高速に構築できます。SinatraやHanamiを用いれば軽量APIやマイクロサービスも短期間で実装できます。
静的サイト生成ではJekyllが代表的で、ブログやドキュメントサイトをMarkdownから容易に公開できます。RESTやGraphQL API実装、ActionCableによるリアルタイム機能にも強く、ECやSaaS、FinTech分野での採用が増えています。
さらにRakeスクリプトやThorを使えばデプロイやデータ処理の自動化、CLIツールの開発も可能です。RSpecやCapybaraでテスト自動化を行えば品質を保ちながら継続的デリバリーを実現できます。豊富なgemエコシステムとコミュニティのサポートにより、Rubyは今後も迅速なサービス提供を求める企業にとって欠かせない技術であり続けるでしょう。
Rubyスキルの市場価値
Rubyスキルは現在のIT市場で高い価値を保ち続けています。今回の調査では平均年収966万円で言語別ランキング3位、案件比率4.70%で7位となり、案件量は多くはありませんが、報酬水準は上位に位置しています。
働き方の柔軟性も顕著でフルリモート50%、一部リモート43.5%を合わせたリモート対応率は93.5%に達し、全国どこからでも参画しやすい点が魅力です。
技術面ではRuby on Railsを軸にRSpec86.5万円、Sinatra84.7万円、Rails83.0万円と月額単価が高水準で、テスト自動化やマイクロサービス開発を組み合わせれば単価をさらに高めやすい構造です。
業界別に見るとサービス5.30%、Webサービス5.27%、EC2.74%、SaaS1.81%、通信1.41%が上位を占め、迅速なMVP開発と安定運用を両立させたいオンラインプラットフォーム領域で採用が進みます。職種別にはバックエンド30.65%、サーバーサイド25.58%、インフラ21.64%が中心である点も特徴です。
国内発祥の開発言語という背景から日本語コミュニティとgemエコシステムが充実し、資料とサンプルコードが豊富で学習コストを抑えつつ市場価値を高めやすい点も強みです。
Ruby on Rails 7のHotwire/TurboによりJavaScriptを最小限に抑えたリアルタイムUXを実現できます。そのため、フルスタック志向企業からの評価も上昇傾向にあります。
これらを踏まえ、Rubyは今後も高単価かつリモートフレンドリーな案件を狙うフリーランスエンジニアにとって投資対効果の高い選択肢であり続けるでしょう。
■「フリーランスボード」について
「フリーランスボード」は2024年より展開するフリーランスエンジニア・ITフリーランス向け求人・案件が掲載されている、国内最大級の案件検索サイトです。
現在、100社以上※1のフリーランスエージェント様(https://freelance-board.com/agents)と業務提携を行っており、検索可能な求人・案件数は21万件以上で国内最大規模となっております。
※1:案件掲載準備中エージェントを含みます。
フリーランスエンジニアやITフリーランスの皆様はフリーランスエージェントや案件サイトごとに案件検索や会員登録を行うことなく、フリーランスボード上で案件・求人情報(https://freelance-board.com/jobs)を検索しワンストップで仕事探しができます。

■サービスURL:https://freelance-board.com/
■会社概要
会社名:INSTANTROOM株式会社
代表者:代表取締役 曽根弘介
所在地:東京都渋谷区元代々木町25-6
設立 :2021年3月31日
URL :https://instantroom.studio.site/
事業 :
・フリーランスエンジニア・ITフリーランスの案件検索サイト「FreelanceBoard(フリーランスボード)」(https://freelance-board.com/)
・フリーランスエージェント・SES企業特化型CRM「FreelanceBase(フリーランスベース)」(https://freelancebase.jp/)
・業務委託エンジニア採用プラットホーム「EngineerDASH(エンジニアダッシュ)」(https://engineerdash.com/)
・副業や転職が選べるITフリーランス求人プラットフォーム「ギョーテン」(https://gyou-ten.com/)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像