神戸市、AI条例の制定に向けた有識者会議の設置と意見募集手続きを開始
~AIと行政の共存に向けた基本ルールづくりを目指す~
神戸市では、個人情報等の保護の観点から、ChatGPTをはじめとする生成AIについて、全国に先駆けて5月に「神戸市情報通信技術を活用した行政の推進等に関する条例」の改正を実施しました。しかし、AIの技術は生成AIに限らず幅広い分野に活用されつつあり、神戸市の業務遂行においても生成AIに限らないAIを活用した技術が導入される可能性があります。
今回予定している「(仮称)神戸市における AI の活用等に関する条例」の制定を通じて、AIを安全かつ効果的に活用する社会の実現を目指します。
1.条例(案)について
(1)名称
(仮称)神戸市における AI の活用等に関する条例
(2)条例の骨子
・基本指針の策定について
・リスクアセスメントの実施
・AIチャットボットについて
・市民・事業者のAI活用に向けた施策の実施
・学校教育における、AIを適正に活用するための教育の実施
・AI活用アドバイザーについて
(3)対象
神戸市及び市の業務を請負・受託する事業者
(市民や一般の事業者のAIの活用を制限するものではありません。)
(4)条例に関する意見募集の実施
条例の制定にあたって、市民・事業者からの意見募集を実施します。
【募集期間】2023年11月24日(金)~12月25日(月)
※意見提出等の詳細は「4.意見募集方法」のとおり
2.有識者会議について
AI条例案に対する意見聴取を実施するため、以下のとおり有識者会議を設けます。
(1)有識者会議構成員
・生嶋 南
日本マイクロソフト株式会社 パブリックセクター事業本部/
公共・社会基盤統括本部/
自治体営業本部アカウントテクノロジ-ストラテジスト
・江間 有沙
東京大学国際高等研究所東京カレッジ 准教授
※AI戦略会議 構成員
※日本ディープラーニング協会 理事
・柿沼 太一
弁護士/STORIA法律事務所 共同代表
※日本ディープラーニング協会 理事
・山田 大典
東京大学大学院情報学環・学際情報学府 特任研究員
株式会社 Michele Holdings 代表取締役
※神戸スマートシティアドバイザー
・吉永 隆之
一般社団法人Urban Innovation Japan 代表理事
※元神戸市ITイノベーション専門官
(2)有識者会議の開催日程
<第1回>
日時:2023年11月30日(木)10:00~
場所:市役所1号館24階1247会議室
<第2回>
日程:2024年1月上旬予定
(3)傍聴について
各回10名(当日の9:40から9:55まで、会場入口で先着順で受付いたします。)
3.スケジュール
11月24日~ 市民意見募集
11月30日 第1回有識者会議
12月25日 市民意見募集締め切り
1月上旬 第2回有識者会議
2月上旬 2月議会において、条例案上程(予定)
4.意見募集方法
(1)閲覧場所
市ホームページのほか、次の場所で閲覧できます。
(土、日、祝日を除く8:45から17:30までの間)
・神戸市企画調整局デジタル戦略部(市役所1号館11階)
・市政情報室(市役所1号館18階 市民情報サービス課内)
・各区役所地域協働課、北須磨支所、玉津支所
(2)意見提出方法
①郵送による提出(2023年12月25日(月)必着)
〒650-8570(宛先住所記入不要)
神戸市企画調整局デジタル戦略部 意見募集宛
②FAXによる提出
078-322-6199
神戸市企画調整局デジタル戦略部 意見募集宛
③メールによる提出
アドレス:ict_innovation@office.city.kobe.lg.jp
件名には「意見募集」と記載いただき、コンピューターウィルスへの感染防止のため、
添付ファイルは使用せず、メール本文にテキスト形式で入力してください。
④持参による提出
神戸市企画調整局デジタル戦略部(市役所1号館11階)
(土、日、祝日を除く8:45~12:00、13:00~17:30までの間)
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