物価高のなかで、産直米の販売価格を据え置き
生産者に負担をかけず、販売・流通の効率化により実現
グリーンコープは物価高のなかで生産者、そして組合員の負担を少しでも軽減できるよう、そして品質重視の姿勢を貫きながら、継続的に効率化に取り組んでいきます。
産直「赤とんぼ米」とは
グリーンコープでは産地との協議に基づき有機栽培・農薬不使用・農薬を減らし栽培された産直米を「赤とんぼ米」と呼んでいます。「赤とんぼが飛び交う豊かな自然を再生したい」という願いから、この名前となりました。
値上げ回避のために実施した効率化
農林水産省が今月発表した2023年産米の9月の相対取引価格は、全銘柄の平均が60キロ当たり1万5291円で、前年同月に比べ10%上昇しました。さらに精米工場では「電気料金の値上げ」「包材費の値上げ」「人件費の高騰」などで、精米にかかる経費が上昇し、米の値上げ圧力は強まっています。
とはいえ、米は主食なので、米の値上げは家計を直撃します。「なんとか米を値上げせずに提供したい」という想いから、グリーンコープでは米の値上げを回避するためのプロジェクトを発足させました。
米の販売価格を据え置くため、生産者などに「実質的な値下げ」を求めるわけにはいきません。そこでグリーンコープでは誰にも経済的な負担をかけることなく、価格据え置きを実現しました。価格据え置きのために以下の施策を実施しました。
納品・精米頻度の見直しによるコスト削減
これまで精米工場から物流センターまで、週5日体制で納品していました。これを週3日に一部変更することで配送コストを削減しました。
また、これまでは無洗米・胚芽無洗米などの製造に時間かかる商品、需要が少ない一部の商品を除き、週5日体制で精米していました。これを全商品一律で「精米日から7日以内に物流センターへ納品」と、規定を変更しました。今回の規定変更で、従来は「精米から3日~5日以内」に組合員へ届けられていたのが、「最大で10日後」となります。とはいえ、味や栄養価にはまったくと言って良いほど、影響はありません。
商品の種類整理によるコストの削減
精米方法、量などが異なる、さまざまな「赤とんぼ米」をこれまで販売していました。これら多種多様な商品群を整理し、需要の少ないものの販売を一旦取りやめることにしました。これにより、精米と仕分コストを削減することができました。今回の商品群の整理によって、約1割強の商品の販売を一旦、取りやめることとしました。
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子
https://www.greencoop.or.jp/
2018年、グリーンコープ生活協同組合連合会や、社会福祉法人グリーンコープ、労働協同組合など、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに「一般社団法人グリーンコープ共同体」を設立。ひとつのグリーンコープのように持てるものを共有・連帯しながら、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動してきました。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の想いからはじまって、それぞれの地域を豊かにしていくことを目指しています。
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