【シロアリ対策基礎】傾斜地住宅に対応したベタ基礎2度打ち工法を公開
~低地側玄関向け新工法「S24工法」を追加~
住宅デバイス共創機構設立準備室は、少ないコストでシロアリ被害の低減を目指すシロアリ対策基礎「S3工法」について、傾斜地の住宅に対応した新工法「ベタ基礎2度打ち工法 低地側玄関向け(S24工法)」を公開しました。
シロアリ対策基礎S24工法は、S3工法を基礎とし、シロアリが屋内へ侵入しにくい構造とするとともに、蟻道の発見・除去を容易にすることを目的とした工法です。
住宅におけるシロアリ被害の基本
住宅におけるシロアリ被害は、侵入経路が発見しにくいため、被害が拡大しやすい傾向があります。
主な侵入経路は以下の3点です。
①基礎の立ち上がり
②基礎の1回目打設と2回目打設の打ち継ぎ部
③地中埋設配管の隙間

①の蟻道が基礎外断熱材の下や劣化した仕上げモルタルの下に作られた場合には、外からは蟻道が見えません。②・③についても目視で蟻道を発見するのが難しいため、発見・駆除の遅延につながります。
シロアリ対策の仕組み(S3工法)

S3工法(https://www.rdcc-pre.org/devices/product004)は、基礎ベース部を立ち上がりの外側まで一体に打設し、シロアリが露出したベース部天板(水色斜線部)を必ず通過する構造とすることで、侵入経路を可視化する工法です。
明るく乾燥しやすい「シロアリの活動に適さない環境」を形成するとともに、蟻道が形成された場合の発見を容易にします。
また、配管を露出配管とすることで、地中からの直接侵入経路を遮断します。
平地玄関ポーチ周辺のシロアリ侵入経路
玄関ポーチ周辺には、以下の侵入経路が存在します。
④玄関ポーチのタイル下
⑤基礎の立ち上がりとポーチの打ち継ぎ部
⑥基礎の1回目打設と2回目打設の打ち継ぎ部

平地玄関ポーチ周辺のシロアリ対策(S3工法)
S3工法では、玄関ポーチ部分までベース部を一体打設することで、これらのシロアリ侵入経路を遮断し、必ず露出したベース部天板(水色斜線部)を通る構造としています。

シロアリ対策基礎(S3工法)のポイント
一般に、ベタ基礎のシロアリ対策には、打ち継ぎのない一体打ちが適していると言われています。
S3工法は、弱点となる打ち継ぎ部をシロアリが地中から直接アクセスできない位置に設けるとともに、シロアリが通るベース部天板(水色斜線部)に、タイルやモルタルなどのシロアリの隠れ場所となり得る仕上げを行わないというものです。
この工法は、特別な仕組みや薬剤を用いず、目視による定期的な確認でシロアリ被害の進行を防ぐことに主眼を置いています。
また、ベース部を玄関ポーチ設置予定部分まで打設しておくことで、基礎の一体打ちによる防蟻が困難であった玄関ポーチも防蟻対象となります。
傾斜地への対応
傾斜地では、基礎ベース部外周のすべてを地表面から露出させることが難しい場合があります。
ベース部や打ち継ぎ部が地面に接する条件では、ベタ基礎2度打ち外周パネル工法の採用が効果的です。
現在広く採用されているベタ基礎2度打ち外周パネル工法は、防蟻性能とコストのバランスに優れた工法です。半セパや止水板を併用することで、打ち継ぎ部からのシロアリ侵入リスクを大きく減少させます。

しかし、基礎外周の打ち継ぎ部の防蟻効果が高まる一方で、玄関ポーチと基礎の立ち上がりとの間には打ち継ぎ部が存在するため、シロアリの侵入経路⑤が残ります。
S24工法は、玄関ポーチ周辺の弱点となる構造を解決し、リスクを低減することを目的としています。
シロアリ対策基礎 低地側玄関向け(S24工法)
S24工法は、既存のS3工法を基礎とし、傾斜地で玄関が低地側に位置する住宅に対応したシロアリ対策基礎です。
ベース部を階段の中間部に設けるなど、敷地条件に応じてベース部天板の露出を確保します。S3工法と同様、ベース部天板(水色斜線部)にはタイルなどの張り付けを行いません。
玄関以外の、ベース部の露出が困難な部分については外周パネル工法を用いて、シロアリが侵入できない構造とします。これにより、シロアリが住宅内部へ到達する前にベース部を通過させ、蟻道の発見を容易にします。

S24工法は、シロアリの通り道を明るく乾いた「シロアリの活動に適さない環境」とすることで効果を得ます。ベース部天板(水色斜線部)にタイルなどを重ねると、その下が「シロアリの活動に適した環境」となり、効果が得られない場合があります。そのため、居住者への十分な説明や、定期的なチェックが重要です。
引き渡し後の住宅の定期検査や保証を実施しているハウスメーカーにおいては、既存の検査とシロアリ(蟻道)の検査とを連動させることを前提としています。
展示会出展・セミナー登壇のお知らせ
住宅デバイス共創機構設立準備室は、2026年5月13日から15日まで、東京ビッグサイトにて開催される「住まい・建築・不動産の総合展BREX住宅ビジネスフェア」に出展いたします。また、5月14日(木)14時より、専門セミナーを開催いたします。
【開催概要】
会期:2026年5月13日(水)~15日(金)
会場:東京ビッグサイト 南展示棟
主催:住まい・建築・不動産の総合展 実行委員会
公式サイト:https://housing-biz.jp/
【セミナー概要】
住宅業界が牽引する「無人配送」の究極形
― 置き配を前提にした、10年後の住宅の当たり前 ―
日時:5月14日(木)14:00~
会場:南展示棟4階 BREXセミナー会場B
住宅デバイス共創機構設立準備室
名称 :住宅デバイス共創機構設立準備室
所在地 :〒406-0812 山梨県笛吹市御坂町下黒駒464-1
設立 :2024年7月1日
webサイト:https://www.rdcc-pre.org
問い合わせ:info@rdcc-pre.org
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
