ポーランドの大手銀行Alior BankがHitachi VantaraとRed Hat OpenShiftの連携により、仮想化コスト60%削減と運用の効率化を推進
Hitachi VantaraのデータインフラとRed Hat OpenShiftによる統合環境が、数百台の仮想マシンの移行を実現し、運用効率とレジリエンス向上を支援
本件は、米国東部標準時間において5月12日(火)午前9:00(日本時間5月12日午後11:00)に発表したリリースの抄訳版です
株式会社日立製作所(以下、日立)のグループ会社であるHitachi Vantara LLC(以下、Hitachi Vantara)は、ポーランドの主要な銀行の一社であるAlior Bank(アリオール バンク)がコスト削減や運用の簡素化、将来のビジネス成長への対応を目的として、Hitachi VantaraおよびRed Hatの技術を導入して仮想化環境のモダナイゼーションを進めていることを発表しました。Alior Bankは、重要な銀行業務を支える数百台の仮想マシンを従来の仮想化プラットフォームからHitachi Virtual Storage Platform One(VSP One)とRed Hat OpenShiftを組み合わせた環境へ移行することで、仮想化コストを60%削減できる見込みです。また、統合されたテクノロジープラットフォームや、複数拠点でシステムを同時に動かせるアクティブ-アクティブ構成によりダウンタイムを最小限に抑えて継続運用を実現し、運用効率とレジリエンスの向上を図ります。
VSP Oneの詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.hitachivantara.com/ja-jp/products/storage-platforms
銀行業界ではデジタルサービスの進化とAI活用の拡大が進む中、コスト増加や運用の複雑化につながる従来の仮想化プラットフォームを見直す動きが広がっています。また、レガシーITシステムや既存インフラが、顧客ニーズへの迅速かつ効率的な対応を妨げる課題となっており、調査によれば59%の銀行が依然としてレガシー技術に関する課題を抱えています。さらに、仮想マシンとコンテナを別々の環境で管理することで、運用は一層複雑化しています。このため、データインフラを簡素化し、変化するアプリケーション要件に柔軟に対応可能な統合プラットフォームの導入が進んでいます。
2008年に設立されたAlior Bankは、ポーランド国内トップ10の銀行であり、最も高い認知度を誇る一社です。また、継続的な成長と革新を支えるため、俊敏性やコスト構造、レジリエンスの向上を目的として、テクノロジーインフラのモダナイゼーションに着手しました。その主要施策として、既存の仮想化環境から数百の仮想マシンワークロードをRed Hat OpenShiftに移行するとともに、仮想マシンとコンテナ化されたワークロードをHitachi Vantaraのデータインフラを基盤とする統合されたクラウドネイティブプラットフォームに集約しています。なお、Alior Bankは、2年半以内での投資回収を見込んでいます。
Alior BankのChief Technology OfficerであるPiotr Krzak氏は、「当社は、Hitachi VantaraとRed Hatと連携し、運用効率と柔軟性を両立する新たな仮想化のアプローチを推進しています。従来の仮想化プラットフォームから脱却することで、コスト削減を実現しながら、アプリケーションをより柔軟に支える基盤を構築しています。このモデルの有効性が実証されれば、多くの企業が追随すると信じています。」と述べています。
この移行を支援するため、Alior BankはHitachi Global-Active Deviceを活用し、VSP One Blockと追加のVSPストレージシステムを複数拠点でのアクティブ-アクティブ構成で導入しました。これにより、複数拠点間での継続的な運用が可能となり、仮想マシンおよびコンテナ化ワークロードに求められる性能と信頼性を確保しています。また、この環境には、Hitachi VantaraのContainer Storage Interface(CSI)ソフトウェアも組み込まれており、VSP Oneのストレージ自動化機能をRed Hat OpenShiftを含むKubernetesディストリビューションへ直接統合することで、運用の簡素化を実現しています。これにより、仮想マシンとコンテナ化されたワークロードの両方に対して一貫したボリューム管理を実現するとともに、離れた複数拠点でのHitachi Vantaraストレージ構成によって、高い可用性を維持することが可能となります。
Alior Bankは、今回の技術刷新により、以下のような具体的な運用効果を見込んでいます。
・仮想化コストの約60%削減
・2年半以内での投資回収
・複数拠点間のアクティブ-アクティブ構成による、ダウンタイムを最小限に抑えた運用
・仮想マシンおよびコンテナ化されたワークロード管理の簡素化
・仮想マシンおよびコンテナ化されたワークロードの単一プラットフォームへの統合
Alior Bankは、すでにストレージシステムの導入を完了しており、現在、数百台の仮想マシンを新しいプラットフォームへ移行しています。ワークロードを統合することで、アプリケーション管理の簡素化と、データインフラ全体の効率向上を実現しています。
Hitachi VantaraのChief Revenue OfficerであるAdrian Johnsonは、「Alior Bankは、ミッションクリティカルなシステムに求められる性能と可用性を維持しながら、複雑な仮想化環境の管理を簡素化しています。Hitachi VantaraのVSP Oneデータプラットフォームに支えられたRed Hat OpenShiftで仮想マシンとコンテナを統合することで運用負荷を軽減し、レジリエンスを強化するとともに、継続的な開発を支える一貫性のある基盤を構築できます。」と述べています。
Alior Bankは、新しい環境により、将来のビジネス成長を支えるスケーラビリティと柔軟性を確保するとともに、仮想マシンとコンテナ全体にわたるアプリケーション開発および展開プロセスの標準化を進めています。Hitachi VantaraはRed Hatとの協業を通じて、より高い柔軟性と選択肢を提供するオープンかつレジリエンスを備えたプラットフォームにより、企業の仮想化環境のモダナイゼーションを支援しています。
Red HatのHybrid Cloud PlatformsのVice President兼General ManagerであるMike Barrett氏は、「企業は、既存業務への影響を抑えながら、従来型の仮想化モデルから移行するための現実的な方法を求めています。Red Hat OpenShiftは、Red Hat OpenShift Virtualizationを含む、Kubernetesを基盤とした業界をリードするハイブリッドクラウド・アプリケーションプラットフォームです。仮想マシンとコンテナを統合的に実行可能な一貫性のあるプラットフォームを提供することで企業の運用簡素化を実現し、最新のアプリケーション戦略の推進を支援します。」と述べています。
Hitachi Vantaraのデータプラットフォームソリューションの詳細については、www.hitachivantara.comをご覧ください。
関連リンク
・顧客事例(英語):Enabling Strategic Growth and Innovation with a Pioneering Move to Red Hat OpenShift
・ブログ(英語):Turning Virtualization Modernization into Business Outcomes
・ニュースリリース(英語):Alior Bank Targets 60% Reduction in Virtualization Costs and Streamlined Operations with Hitachi Vantara and Red Hat OpenShift
・ニュースリリース:Hitachi VantaraはRed Hatと協業し、ハイブリッドクラウドの変革加速とレガシーな仮想化のモダナイズを実現
・ニュースリリース:日立ヴァンタラ、サイバーセキュリティ強化と次世代AIワークロードを支えるハイエンドストレージ 「VSP One Block High End」を発表
・ウェブサイト:Red Hat OpenShift Virtualizationとの連携ソリューション
・ウェブサイト:事業継続を支えるストレージ仮想化機能
商標注記
記載の会社名、製品名などは、それぞれの会社の登録商標もしくは商標です。
Hitachi Vantaraについて
Hitachi Vantaraは、データによるイノベーションに変革をもたらしています。日立製作所のグループ会社として、世界をリードするイノベーターに対し、信頼性の高いデータ基盤を提供しています。データストレージ、インフラストラクチャ、クラウド管理、そしてデジタルの専門知識を通じて、お客さまが持続的なビジネス成長の基盤を構築できるようサポートします。詳しくは、www.hitachivantara.comをご覧ください。
日立製作所について
日立は、IT、OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用した社会イノベーション事業(SIB)を通じて、社会インフラをデジタルで革新し続けるグローバルリーダーをめざし、環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティの実現に貢献します。デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズの4セクターに加え、新たな成長事業を創出する戦略SIBビジネスユニットの事業体制でグローバルに事業を展開し、Lumadaをコアとしてデータから価値を創出することで、お客さまと社会の課題を解決します。2025年度(2026年3月期)売上収益は10兆5,867億円、2026年3月末時点で連結子会社は606社、全世界で約29万人の従業員を擁しています。詳しくは、www.hitachi.com/ja-jp/をご覧ください。
お問い合わせ先
日立ヴァンタラ株式会社マーケティングコミュニケーション部
https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/hitachivantara/site-inq/form.jsp
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