デジタルファブリケーション領域のグローバルアワード「YouFab2018」全受賞作品発表!
第7回目となる日本発のグローバルアワード、審査結果を発表!2月17日(土)より、kudan houseにて展示会を開催
2018年8月1日から10月31日までの応募期間中に、32カ国から応募のあった合計158作品から、審査を経てグランプリ1点、準グランプリ1点、ライオン賞1点、一般部門賞1点、学生部門賞1点、ファイナリスト11点が選出されました。
グランプリは、金魚とテクノロジーを使い、現代の生態系に問題提起する作品
グランプリは、アメリカ在住のイギリス人メディアアーティストであるニール・メンドーサ (Neil Mendoza)の「Fish Hammer」が受賞しました。金魚が水槽の中を動き回り、その金魚の動きに合わせ、ハンマーがミニチュア家具に振り降ろされます。人間の生活が生態系に与える影響を、問題提起した作品です。
準グランプリは、工場労働者の脳波を反映させたニット作品
準グランプリは、アメリカのアニ・リウ(Ani Liu)によるプロジェクト「Mind in the Machine」です。工場で働く労働者の脳波を計測し、彼らの知覚・認知状態を反映したニットを編んだ作品です。機械製造が主流である現代における「人間の手作業」を象徴すると同時に、自動化に支えられた経済への、無名の人々の貢献を反映しています。
仕事と暮らしが溶け合う未来をテーマにしたライオン賞は、自然をハックした作品
YouFab2018では、ライオン株式会社による「特別賞」が設置されました。特別賞では「MERGE- 仕事と暮らしが溶けあう未来」をテーマに、プロダクトやサービス、アート、プロジェクトなどを募集。審査を経て、日本のクリエイターユニット、ガダラ(GADARA)によるプロジェクト「Hack the Natural Objects.」が選ばれました。”自然物”にセンサーなどの人工的な機能を組み込み、傾きによって音量や明量などのアウトプットをコントロールします。自然と人工が“MEARGE”する日常、というコンセプトをプロトタイピングした作品です。
また、一般部門賞は、大量の紙をレーザーカッターで加工したレリーフ「Typhoon I」(クリエイター:Michael Koehle)が受賞、学生部門賞にはテレプレゼンス技術を活用し、複数人が一つの体をシェアして共同作業を行える「Fusion」(クリエイター:MHD Yamen Saraiji, Tomoya Sasaki)が受賞しました。
全ての受賞作品と、受賞作に対する審査員のコメントは以下のページよりご覧ください。
・結果発表ページ(英語) http://www.youfab.info/2018/winners.html
・結果発表ページ(日本語) http://www.youfab.info/2018/winners_jp.html
・プレスリリース・画像一式 https://bit.ly/2VWcMll
kudan house (東京・九段下)にて、授賞式と受賞作品展示会を開催
2月16日(土)19時より、東京・九段下にあるkudan houseにて、受賞者や審査員を招いた、授賞式を開催します。また、2月17日(日)から2月24日(日)まで、同会場で上位受賞作品を中心に受賞作品をご覧いただける展示会を行います。
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