「第17回キッズデザイン賞」受賞作品258点を発表!子どもが自ら参画する活動やインクルーシブな作品が複数受賞 今回新たにこども政策担当大臣賞を新設
~各大臣賞などの優秀作品は9月20日(水)発表予定~
特定非営利活動法人キッズデザイン協議会は、8月23日(水)に子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・サービス・空間・活動・研究などを顕彰する「第17回キッズデザイン賞」受賞作品258点を発表しました。
2007年より、多様なステークホルダーとともに、子どもの未来が持続的で明るいものであるようにという目標のもとに活動を続け、17回目を迎える今年、応募数は累計で6,566点、受賞数は3,911点となりました。
応募期間(3月1日~5月15日)中に、こども家庭庁の発足と新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行ということがありましたが、応募作品のカテゴリー比率は概ね昨年と同様となりました。
また、今回は、本年4月に発足したこども家庭庁のご後援をいただき、新たに「こども政策担当大臣賞」を新設いたしました。「こどもまんなか社会」の実現に資する「子どもたちを産み育てやすいデザイン」の個人・家庭部門、地域・社会部門のもっとも優れた作品に授与されます。
そして、今年も世界3大デザインアワードのひとつといわれるiF International Forum Design GmbHとのパートナーシップ連携協定を継続締結しました。引き続き受賞作品を通じて日本の「子ども目線・子ども視点」のキッズデザインの考え方を世界に発信していきます。
*キッズデザイン協議会 東京都港区虎ノ門 会長:坂井 和則(凸版印刷株式会社 代表取締役 副社長執行役員)
「第17回キッズデザイン賞」トピックス
◆誰一人取り残さない、インクルーシブデザインの提案が増加
近年、子どもの制服や水着を自由に選べるといったジェンダー対応や、外国籍児童の増加など、多様性の意識が年々高まっています。様々な子どもたちが一緒にすごせる、ともに学べる、無理なく取り組めるための作品が、プロダクト、アプリケーション・サービス、建築・空間、コミュニケーションの全カテゴリーで多数応募されました。日本だけでなく海外にルーツのある子どもや保護者向けに、日本の行事や独自の文化を紹介する取り組みであったり、発達障害や身体に障害を持つ子どもたちが分け隔てなく参加できる工夫、きょうだい児をはじめ取りまく人々のケアに向き合った作品などが見られました。子ども本人や子育て家族を孤立化させないアプローチが拡大しており、誰一人取り残さない環境づくりが今後も期待されます。
◆子どもたち自らが地域社会に関与することを促す活動の広がり
今回は、子どもたち自らが自分たちの住む地域を知り・考え・行動する機会を創出する作品が多く見られました。地域の自然環境や文化・歴史を踏まえ自らの生きる力を育み、次に自分たちが地域のための行動をする。まさに、子どもたちの自主性を真ん中に据えた「子どもが主役」を推進していく作品の応募が各地にありました。また、これまで同様、地域全体で子どもたちを見守りながら育てていく、「つながり」を大切にする取り組みとして、多世代や近隣との積極的な出会い・交流できる仕掛けや住まい作りなども見られました。
◆第17回キッズデザイン賞 表彰式 ※詳細後日発表
日程:9月27日(水) 場所:六本木アカデミーヒルズ
本日の受賞作品の中から、最優秀賞「内閣総理大臣賞」など優秀作品の表彰式を行います。
取材のご案内等詳細につきましては、9月上旬に予定している優秀作品ノミネート発表に合わせてご案内いたします。
<第16回キッズデザイン賞表彰式>
<受賞作品展示>
※第16回キッズデザイン賞までの受賞作品をWebでご覧いただけます。
URL: http://www.kidsdesignaward.jp/search
■賞の構成
■「第17回キッズデザイン賞」審査委員 (所属・役職は2023年6月2日現在)
審査委員長
益田 文和 (インダストリアルデザイナー/オープンハウス 代表取締役)
副審査委員長
赤池 学 (科学技術ジャーナリスト/ユニバーサルデザイン総合研究所 所長)
持丸 正明 (産業技術総合研究所 人間拡張研究センター 研究センター長)
山中 龍宏 (小児科医/緑園こどもクリニック 院長)
審査委員【50音順】
赤松 幹之 (産業技術総合研究所 ヒューマンモビリティ研究センター主席研究員)
五十嵐 久枝 (インテリアデザイナー/イガラシデザインスタジオ代表/武蔵野美術大学 教授)
大月 ヒロ子 (ミュージアム・エデュケーション・プランナー/イデア 代表)
岡﨑 章 (拓殖大学 工学部 情報・デザイン工学専攻 デザイン工学コース 主任)
定行 まり子 (日本女子大学 教授)
竹内 昌義 (建築家/東北芸術工科大学 教授/「みかんぐみ」代表)
竹村 真一 (文化人類学者/京都芸術大学 教授/Earth Literacy Program 代表)
中村 俊介 (芸術工学博士/しくみデザイン 代表取締役)
西田 佳史 (東京工業大学 工学院 機械系 教授)
橋田 規子 (プロダクトデザイナー/芝浦工業大学 教授)
深田 昭三 (愛媛大学 名誉教授)
宮城 俊作 (ランドスケープアーキテクト/設計組織 PLACEMEDIA・パートナー)
森本 千絵 (コミュニケーションディレクター/アートディレクター)
山中 敏正 (筑波大学 特命教授 数学マネジメント室長)
渡 和由 (UR都市機構 東日本都市再生本部 事業企画部 参与)
審査委員紹介URL:https://kidsdesignaward.jp/examination/member.html
■キッズデザイン協議会とは
キッズデザイン協議会は、次世代を担う子どもたちの安全・安心の向上と、健やかな成長発達につながる社会環境の創出のために、さまざまな企業・団体が業種を超えて集い合うNPO法人です。キッズデザインの理念を広く普及・啓発し、子ども目線での製品・コンテンツ開発が拡大していくことを目的としています。
会員数103: 企業58 自治体28 その他、団体など17 (2023年8月1日現在)
「第17回キッズデザイン賞」実施概要
【主催】
特定非営利活動法人キッズデザイン協議会
【後援】
経済産業省、内閣府、消費者庁、こども家庭庁
【概要】
キッズデザイン賞は、子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度です。
キッズデザイン賞は、「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に創設されました。
子ども用にデザインされたものはもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべてが対象となります。
キッズデザイン賞を受賞した作品には「キッズデザインマーク」をつけることが認められ、販売促進活動や広報活動などで、その成果を広く社会にアピールすることができます。
※キッズデザイン賞での「子ども」の対象は、0~15歳までを指します。
【募集期間】
2023年3月1日(水) ~ 5月15日(月)12時
【応募方法】
キッズデザイン賞Webサイト<https://kidsdesignaward.jp/>より受付
【受賞数】
受賞数 258点(応募数:398 点)
応募者は、キッズデザインの3つのデザインミッションから設けられた以下より応募部門を選択。
【部門】
《子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン》 ・・・ 53点
子どもの安全・安心に寄与する製品、サービス、建築・空間、活動、研究など。子ども向け、あるいは一般向けの製品、サービス、建築・空間、活動、研究において、安心・安全に配慮されたもの。
《子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン》 ・・・ 126点
子どもの創造性や感性に寄与する製品、サービス、建築・空間、活動、研究など。子どもの創造性・感性の育成、多様な知識の習得や運動能力の向上に役立つもの。また、そこに新たな発想、工夫、手法があるもの。
《子どもたちを産み育てやすいデザイン》 ・・・ 79点
子どもや子育てに関わる人々に寄与する製品、サービス、建築・空間、活動、研究など。
妊娠・出産・子育てに関わる人が利用する製品、サービス、建築・空間、活動、研究において、安全かつ楽しく育児に取り組める工夫がなされたもの。保育園、学校、自治体、地域などで利用されるものも含む。また、子育て期の男女が、育児や仕事、地域との交流などに積極的に参加するための新たな発想、工夫、手法があるもの。
※第17回キッズデザイン賞 受賞作品一覧(258点)は添付プレスリリースよりご覧いただけます。
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