エイシング、AI導入検証期間短縮を目指す”AiiR-M1“モジュールを開発
〜AI本格導入前の「お試し評価」ニーズへ対応〜
■AIはAIだけでは動かない?
昨今、第4次産業革命の推進、コロナ禍による影響で、工場/設備の自動化、省人化を進めるため、多くの企業がAI導入を検討する傾向にあります。しかしながら、AI本格導入までには、学習データ取得、データの学習とAIモデルの精度評価、機器へのAI組み込みによる実機検証といった、複数ステップを踏む必要があり、AI本格導入までに多くの期間や費用がかかってしまうというお客様の声をいただいております。特にAI本格導入に向けた実機検証をする前の使用準備段階で、ハードとソフトの両面で専門知識を有する技術者確保や、新たなAI動作用基板設計・製作のために、多くのコストが発生するという課題があります。お客様の中には、実機検証の準備から開始までに数カ月もの期間を要してしまうケースもあり、これがAI本格導入の足枷になっておりました。
■AIを動かす環境もエイシングが準備
Arm社が提供するマイコンにおいて、Cortex-M0への搭載も可能な極省メモリエッジAIアルゴリズムを世界初で開発する技術力と、それらアルゴリズムを機械制御に応用するために必要な組み込み・機械に関する豊富な知見を活かし、お客様のAI導入コストを軽減すべく開発されたのが「AiiR-M1」モジュールとなります。
今回開発した「AiiR-M1」モジュールは、SoCのアーキテクチャをCortex-M4としAIの動作に必要なスペックを十二分に満たすことで、検証作業を快適に進められるようになっております。また、市販のUSBメモリ相当の大きさとなっており、直接パソコンに繋いで簡単に利用できます。さらに、接続方式にはUSB以外にもUARTを選ぶことができ、お客様の実機での導入検証が容易に可能となっています。今後独自AIアルゴリズムであるAiiRシリーズの拡充に合わせ、様々なモジュールを開発し、お客様のAI使用準備期間の短縮に貢献することで、世の中への更なるAI導入の動きを加速させていきます。
※ 「AiiR® (AI in Real-time) 」シリーズについて
「AiiR®(AI in Real-time)」は、エイシングが独自開発する、クラウド接続を必要とせずエッジ(導入機器)側が独立してリアルタイムな学習・予測を行うことができるAIアルゴリズム技術です。数KBのメモリで動作可能なほど超軽量であり、高精度かつ環境の変化を逐次学習可能という特長を持ち、製造業やモビリティ業界を中心に実装が進んでいます。この他にも、市場のあらゆるニーズに応える当社独自のAIアルゴリズム技術の研究開発を進めることで、「ものづくり」における課題を解決してまいります。
株式会社エイシング
長年にわたる機械制御とAIに関する研究成果を基に2016年12月設立。2018年8月「大学発ベンチャー表彰2018~Award for Academic Startups~」における、経済産業大臣賞を受賞。2018年3月「起業家万博」にて総務大臣賞、 2017年2月株式会社日本総合研究所主催 「未来2017」最終選考会にて日本総研賞など、数多くのベンチャーアワードを受賞。
代表取締役CEO:出澤 純一
所在地:東京都港区赤坂6丁目19番45号赤坂メルクビル1F
設立:2016年12月8日
資本金:899百万円(資本準備金を含む)
コーポレートサイト:https://aising.jp/
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