T-ICUがJICAの開発途上国における遠隔ICU支援調査事業を受託

~遠隔ICUの日本モデルでコロナ対策支援に貢献~

株式会社T-ICU(以下「T-ICU」)は、独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)の「感染症流行時の遠隔ICU支援のあり方に係る情報収集・確認調査」(Data Collection Survey on the Use of ICU Telemedicine in Pandemic Situations)事業を受託し、将来的にアフリカ、アジア、南アメリカ10数ヶ国への遠隔ICU支援サービス提供を見越した調査活動を行ってまいります。
本調査では、遠隔医療技術と機材を組み合わせた支援を念頭に、遠隔ICUに係る技術協力およびICUに係る機材供与のニーズを確認する他、医療従事者人材育成(研修)を計画策定と一部実施を行います。

プロジェクト概要
事業名 全世界「感染症流行時の遠隔 ICU 支援のあり方に係る情報収集・確認調査」
対象国 パイロット活動の対象国はミャンマー、フィリピン、インドネシア
パイロット事業の対象国以外に、以下の 13 ヵ国を想定している。
アジア地域:ベトナム、バングラデシュ 大洋州地域:トンガ、パラオ、フィジー アフリカ地域:モザンビーク、ケニア、セネガル 中南米地域:エルサルバドル、グアテマラ、ボリビア、ブラジル、メキシコ
事業目的 COVID-19 のような感染症流行時に緊急的に必要な集中治療に係る技術支援 のあり方を検討するにあたり、急速に進展する感染状況を捉えつつ各国の中・重症患者に対する対応状況や遠隔による集中治療の現状や課題にかかる基礎情報を収集・分析し、遠隔 ICU サービスにかかるパイロット活動を通じた試行や教訓を踏まえ、JICA としての同分野の支援あり方を検討するとともに、 個別の技術協力案件の形成に向けた実施前提条件等を具体化するための情報収集・分析を主たる目的とする。

2021年6月までを調査期間と位置づけ、3ヶ国(ミャンマー、フィリピン、インドネシア)でパイロット活動として遠隔ICUを試行的に提供し、研修プログラムも作成して現地スタッフのレベル向上に協力します。
同時並行して、現地インフラ、法制度、医療レベルなど10数ヶ国への遠隔ICU支援のための情報収集を行って、本格提供のためのプロジェクト形成の支援を行います。

 T-ICUは神戸のJICAプログラムに専門性を有するコンサルティング会社である株式会社 シー・ディー・シー・インターナショナルと共同企業体を組成し、当社は医療面で本プロジェクトに貢献いたします。
同社とは、神戸市立医療センター中央市民病院に導入済みのシステムですでに協業実績があり、本プロジェクトに置いても、そのシステムをベースに各国に遠隔ICUを提供する予定です。

 

【当社代表中西からのコメント】
日本の医療問題に4年前から取り組んでまいりました。遠隔ICUがコロナ禍という緊急事態における医療体制整備に、国内だけでなく海外にも貢献できることを誇りに思っております。安全・安心に気をつけて取り組んで参ります。




 

【当社取締役ニック・バルアからのコメント】
日本で遠隔ICUを提供している会社はT-ICUしかありません。日本の遠隔集中医療をJICAのプロジェクトで海外に持っていくことは、おそらく初めてのことでしょう。そして海外でも日本の治療の素晴らしさに気づくと思います。
遠隔ICUを海外で提供することは、日本の病院にもその大切さを知ってもらえる機会となり、導入が進むようにしていきたいです。自身が集中治療医である代表の中西は、多くの生命を助けたいという強い気持ちを持っており、日本から発信して、世界に広めることが出来ると私は確信しています。
 

 【当社執行役員/認定看護師森口真吾からのコメント】
国内での遠隔ICUの普及のために、契約病院の医師・看護師の皆様と多くの関わりをして参りました。そのような中、海外の国々に遠隔ICUを提供する機会を頂けたことを光栄に思うと共に、責任の重さを感じております。多くの皆様のご支援を頂戴しながら本プロジェクトを成功できるように尽力いたします。




2020年12月28日にはパイロット提供予定のミャンマーYangon General Hospital関係者とキックオフミーティングを開催しました。今後、調査活動の進捗に合わせて、適宜情報提供を行ってまいります。

【日本の集中治療の現状】
救急搬送後応急処置が行われ容体が一旦安定した患者様や、大きな手術を受けた後の患者様など重症患者を管理する集中治療室は、全国で約1,100あります。1,100施設のうち約300施設には複数名の集中治療専門医が在籍していると言われていますが、残りの800室には専門医が在籍していません。その理由の一つに、日本に約32万人いる医師の中で、集中治療専門医は0.6%、約1,900人と数が少ないことが挙げられます。

【遠隔集中治療の重要性】
重症患者管理は集中治療専門医の関与が大きいほど診療成績が良いという研究結果もありますが、日本では専門医の不足・偏在から、集中治療専門医が全く勤務していない施設も多数存在します。そのため専門医ではない医師が集中治療の診療に関わらざるを得ない状況となっています。
そうした現場を医師として立ち会ってきたT-ICU代表中西は、集中治療専門医がチームとなり、遠隔から24時間体制で生体情報(心電図、X線、採血データ等)を監視し、早期に的確な治療方針を提案することにより、重症患者を急変させることなく、予後の改善をサポートすることが出来るのではないかと考え、2016年に遠隔集中治療を主な事業とするT-ICUを立ち上げました。
今後、遠隔集中治療が発展・普及すれば、医療の地域格差は緩和され、より多くの重症患者様を救うことができると当社は考えています。

 【株式会社T-ICU】

所在地:兵庫県芦屋市大桝町3-13(本社)
            神戸市中央区港島中町2-1-12 北埠頭ビル3F(神戸オフィス)
設立:2016年10月
事業内容:集中治療支援・医療情報提供サービス・医療コンサルティング等
代表取締役社長:中西 智之(1976年4月10日生)
資本金:  16,340万円
URL: https://www.t-icu.co.jp/

代表経歴:  2001年 京都府立医科大学 医学部 卒業
                 2003年 熊本赤十字病院 心臓血管外科
                 2007年 横浜市立大学 麻酔科学教室 入局
                 2009年 武蔵野赤十字病院 救急救命センター
                 2013年 守口生野記念病院 救急科 部長
                 日本集中治療医学会専門医・日本救急医学会専門医・日本麻酔科学会専門医 等
                 2019年 聖マリアンナ医科大学 非常勤講師(救急医学)
                 2019年 東京女子医科大学 非常勤講師
 
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