ランクセス、ドイツのニュルンベルクで開催の「ヨーロッパ・コーティングショー 2023」に出展し、コーティング業界向けの幅広い製品およびサービスを紹介

ランクセス株式会社

・ドイツのニュルンベルクで開催の「ヨーロッパ・コーティングショー 2023」に出展(2023年3月28日~30日、ホール4、スタンド4–138)
・物質保護剤および保存料に焦点
・高性能コーティング向けウレタン製品
・持続可能性認証を受けた酸化鉄顔料
・ニス、コーティング剤向けの着色剤と添加剤
・ベンジルアルコールと安息香酸 – 不可欠な前駆物質
ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)は、ドイツ・ニュルンベルクで3月28日から30日に開催された「ヨーロッパ・コーティングショー(ECS)2023」に出展し、高品質なコーティング剤の製造に関する豊富な製品ポートフォリオを紹介しました。製品ポートフォリオには、バイオサイド製品、環境に優しい着色剤、可塑剤、凝集剤、難燃剤のほか、水系ポリウレタン分散剤やウレタンプレポリマーなどが含まれます。ランクセスは現在、持続可能性の観点から、一般的な塗料システムに使用されている酸化鉄顔料の多くについて、環境製品宣言(EPD)を発行しています。コーティング業界向けのポートフォリオは、ベンジルアルコールや安息香酸などの高品質の基礎化学物質によって完成します。

保存のみに留まらない物質保護
今回の展示会では、総合的な物質保護のために改良された保存料の製品群に焦点が当てられました。ランクセスの物質保護剤(MPP)ビジネスユニットのテクニカルマネージャーであるモニカ・ラモラッタは次のように述べています。「ランクセスにとって、責任ある物質保護とは、単なる保存だけではありません。なぜなら、規制の変化により、バイオサイド関連物質はますます圧力を受けるようになっているからです。当社は、『バイオバン®(Bioban®) DB20』と『プリベントール®(Preventol®) OX』を通じて、メーカーの生産活動をクリーンに保ち、全体としてより持続可能なものになるように支援しています。当社の革新的な技術は、生産現場や研究室において、微生物による汚染が予想される重要な領域を迅速に特定することに役立ちます」 MPPによる安全で持続可能な製品は、さまざまな用途や多くの業界で使用されています。これらは、細菌、地衣類、菌類、藻類などの微生物による汚染から物質を保護するという性質を持ちます。その過程において人や環境に与える影響は、最小限に抑えることができます。

また、物質保護に特化した製品として「プリベントール+」製品群があります。これは、生分解性の高い保存剤で、最適な性能を発揮します。

ベンジルアルコールと安息香酸 – 不可欠な前駆物質
塗料やニスの製造には、高品質の基礎化学品が不可欠です。たとえば、ベンジルアルコールや安息香酸などがありますが、現在、ランクセスは、カーボンフットプリントを削減したグリーン原料由来の製品も提供しています。すべての生産拠点でISCC+規格の認証を受けることで、ランクセスは顧客の持続可能性目標の達成に貢献しています。これは、ランクセスが安息香酸の世界最大のメーカーであり、ベンジルアルコールのリーディングプロバイダーであるだけでなく、持続可能性の点でも先駆者であることを意味します。

ベンジルアルコールは、特にコーティング業界において、様々な化学製品の前駆体または中間体として使用されます。これは無色の液体で、心地よい穏やかな香りがします。ランクセスのフレーバー&フレグランス(F&F)ビジネスユニットは、ベンジルアルコールを高品質な製品として提供し、優れた特性でさらなる加工を可能にしています。

「プロックス®(Purox®) B」の製品名において、F&Fは様々な純度の安息香酸を供給し、その中には市場で入手可能な最も純度の高い製品の一つも含まれます。「プロックス B」はあらゆる形態において管理が容易で、事実上無臭であり、凝集傾向が低いことを特徴とします。たとえば、アルキド樹脂の製造において、安息香酸は粘度を制御し、アルキドコーティングの望ましい特性を高めるための重要な前駆体です。

現在、3大陸に4つの生産拠点があり、確実な供給が確保されています。さらに、コーティング業界の顧客に対して、長年の専門知識と具体的なアドバイスを提供しています。

合成顔料:EPDによる透明性の確保
ランクセスの無機顔料は、持続可能性の観点から、再び新たな基準を打ち立てています。将来的には、ドイツの主要生産拠点で製造される「バイフェロックス®(Bayferrox®)」ブランド全製品に環境製品表示(EPD)を発行する予定であり、これは合成酸化鉄顔料メーカーとしては初の試みになります。

PU分野の高性能製品
ウレタンシステムズ(URE)ビジネスユニットは、塗料・コーティング業界向けの幅広い製品ラインナップを打ち出しています。ガラス繊維のサイジングやプラスチックコーティングから繊維の仕上げや車両の塗装まで、幅広い用途の水系システムを構成するための原料に注力しています。

着色剤、可塑剤、凝集剤、難燃剤
ポリマーアディティブス(PLA)ビジネスユニットの着色添加剤事業では、高品質な着色剤を幅広く取り揃えており、水性顔料分散液を「レバニル®(Levanyl®)」(有機)および「レバノックス®(Levanox®)」(無機)のブランド名で提供しています。

ポリマーアディティブスの製品ポートフォリオには、着色剤に加えて、可塑剤「メザモール®(Mesamoll®)」など、特に柔軟なシーラントや接着剤に適した様々な添加剤が含まれています。合体剤としては、低VOC含有の可塑剤であるK-FLEXが、耐スクラブ性、光沢、低集塵性などのコーティングに不可欠な特性を最適化します。両製品とも、フタル酸系可塑剤の代替品となります。リン系添加剤である「ディスフラモール®(Disflamoll®)」ブランドの製品は、効果的な難燃性を実現します。

ランクセス製品の詳細については、www.lanxess.comをご参照ください。
 

ランクセスの保存剤は包括的な物質保護を実現します。(写真:ランクセスAG)ランクセスの保存剤は包括的な物質保護を実現します。(写真:ランクセスAG)

 

ランクセスは、「バイフェロックス®(Bayferrox®)」ブランドの酸化鉄顔料について、環境製品宣言(EPD)を発行しています。EPDを伴う原材料は、最終製品のライフサイクルアセスメントに組み入れることができます。(写真:ランクセスAG)ランクセスは、「バイフェロックス®(Bayferrox®)」ブランドの酸化鉄顔料について、環境製品宣言(EPD)を発行しています。EPDを伴う原材料は、最終製品のライフサイクルアセスメントに組み入れることができます。(写真:ランクセスAG)


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これは、ドイツ・ケルンで3月21日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。
この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://press.lanxess.com/

ランクセスについて:
ランクセスは、世界33カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2022年の総売上は81億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 13,100人です。主な事業は、中間体、添加剤、コンシューマープロテクション製品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)、ヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。
www.lanxess.co.jp
 

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会社概要

ランクセス株式会社

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URL
http://lanxess.co.jp/jp/home-japan/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル23階
電話番号
03-5293-8000
代表者名
ジャック・ペレズ
上場
未上場
資本金
4億円
設立
2004年07月