マネックス証券、ブロードリッジの革新的なJASDECPS向けSaaSプラットフォームを採用し、JASDEC2025要件に対応

~マネックス証券は、ブロードリッジのクラウドベースのSaaSソリューションを活用し、業務の効率化、オペレーショナル・レジリエンスの向上、日本市場の進化する取り組みに対応~

フィンテック大手のブロードリッジ・フィナンシャル・ソリューションズ(本社:米国ニューヨーク州、NYSE:BR、以下「ブロードリッジ」)は、本日、オンライン証券業界のリーダーであるマネックス証券株式会社(以下「マネックス証券」)が、現行のJASDECPSシステムからブロードリッジの先進的なクラウドベースのSaaSプラットフォームに移行することを決定したと発表しました。この戦略的な移行は、2026年5月に稼働予定で、マネックス証券はJASDEC2025市場イニシアチブの厳しい要件に対応しつつ、業務効率とオペレーショナル・レジリエンスを最適化する準備を進めています。

マネックス証券の証券管理業務担当専門役員の北村基希氏は次の通り述べています。「マネックス証券とブロードリッジの関係は、革新と相互成長の歴史があり、今回のSaaS環境への移行はマネックス証券がより安定したサービスを提供し、日本の進化する金融環境に柔軟に対応するためのものです。ブロードリッジの専門知識への信頼は高く、ブロードリッジのサポートを受けながら、マネックス証券はお客様に安心してご利用いただける卓越した価値を提供し続けてまいります」

2016年にブロードリッジのJASDECPSを導入したマネックス証券は、SaaSモデルへの移行により、ハードウェアの調達やシステムメンテナンスに伴う負担とコストを軽減しつつ、システム能力を強化します。この移行により、マネックス証券はIT管理ではなく、事業成長に注力できるようになり、日本の金融環境における市場要求と競争圧力に適応することが可能になります。

ブロードリッジのアジア太平洋地域担当プレジデント兼日本のシニア・カントリー・オフィサーのデヴィット・ランエイカースは次の通り述べています。「マネックス証券によるクラウドベースのSaaSプラットフォームへの移行の決定は、進展する市場基準に準拠しながら、中核業務を最適化し、オペレーショナル・レジリエンスを高めるうえでの重要なステップです。今回の移行は、ブロードリッジによる日本の金融・規制環境に変革的な技術と信頼性の高い専門知識を提供する能力を裏付けるものであり、マネックス証券がこの変革を進める中で、コスト効率、オペレーショナル・レジリエンス、リソース配分を最適化できるよう今後もサポートしてまいります」

ブロードリッジのSaaSデータセンターに統合することにより、マネックス証券は定期的なアップグレードのリリース管理を含むITプロセスの効率化の恩恵を受けることになり、JASDECPSソリューションの最新機能にシームレスにアクセスできるようになります。これにより、システム管理業務のリソース効率も向上し、ビジネスと市場のダイナミクスに迅速に対応する柔軟性を得ることができます。

ブロードリッジのSaaSプラットフォームへの移行は、業界によるクラウドベースのソリューションへの移行の流れを反映しています。これにより、証券会社ではコスト圧力に対処しながら、新たな収益源に注力することが可能になります。ブロードリッジは業界の最前線に立ち、金融機関の技術的な移行と規制の変化に対応できるようサポートしつつ、業務の継続性を損なうことなく、クライアントの革新、事業展開、成長を支援します。

日本市場へのコミットメントの一環として、ブロードリッジ・ジャパンはグローバル基準と日本市場に対する深い知見を融合し、日本の金融業界の厳格な基準に適格に対応する独自の位置を確立しています。ブロードリッジとマネックス証券の10年にわたる戦略的パートナーシップに裏打ちされたシナジーは、金融サービスの未来を共に切り開いていく協調的なアプローチを実証するものです。

JASDECは、株式、社債、投資信託の決済を行う日本の証券集中保管機関(CSD)です。 現在予定されているJASDEC2025のシステム変更は、2026年第1四半期までに稼働を開始する予定です。 JASDECプロセッシング・ソリューション(JASDECPS)を利用することで、企業は取引ライフサイクル全体にわたるSTP(Straight-through Processing)を実現し、JASDEC2025へのコンプライアンスを確保することができます。

マネックス証券について

マネックス証券株式会社は、1999年4月に松本大とソニー株式会社との共同出資で設立されました。総合オンライン証券会社として多くのサービスを有し、AIを活用した先進的なサービスの提供も行っています。

2024年1月からは株式会社NTTドコモと資本業務提携を行い、お客様の生活の延長線に投資が位置付けられる世界を作るべく協業を進めています。

社名のMONEXは、MONEYのYをひとつ前に出して、「未来のMONEY。次世代におけるお金との付き合い方をデザインして、お客様に提供していこう。」という意味が込められています。総合オンライン証券として個人投資家へ世界最高水準の金融サービスを提供することを目指しています。

ブロードリッジについて

ブロードリッジ・フィナンシャル・ソリューションズ(NYSE:BR)は、定評のある専門知識と変革を促進する技術で、お客様や金融サービス業界の業務、革新、成長を支援する世界有数のテクノロジー企業です。お客様の投資、ガバナンス、コミュニケーションを強化することで、オペレーショナル・レジリエンスを高め、業績を向上させ、投資家エクスペリエンスを変革します。

ブロードリッジのテクノロジーやオペレーションのプラットフォーム上では、全世界で1日に平均10兆ドル超の証券取引の処理が行われています。S&P 500®指数構成銘柄であるブロードリッジは、世界21カ国で1万4,000人超の社員を擁しており、「働きがいのある会社(Great Place to Work®)」にも認定されています。

ブロードリッジの詳細については、ウェブサイトをご覧ください:www.broadridge.com/jp

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会社概要

URL
https://www.broadridge.com/jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区赤坂2-5-1 S-GATE赤坂山王 7F
電話番号
03-5797-8300
代表者名
ジェームス・マーズデン
上場
海外市場
資本金
4億円
設立
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