東京・豊洲のチームラボプラネッツ、本物のランを13,000株以上使用した庭園作品「Floating Flower Garden」に、春咲きのランが登場
いまの季節だけしか見られない春限定のランに包まれた、圧倒的な花々への没入体験を
東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」では、空中に咲く13,000株以上のランを使用した庭園作品「Floating Flower Garden」にて、春限定のランが登場します。
花は鑑賞者が近づくと徐々に浮遊し始め、鑑賞者を受け入れていきます。鑑賞者は花に導かれ進んでいくと、自分の周りが花に包まれた空間となります。まるで自分が花の世界と一体化するような感覚を覚え、その世界に没入していく体験ができます。
また、現在ミュージアム内の2作品「Floating in the Falling Universe of Flowers」と「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity」で桜の作品も公開中です。
春の季節だけにしか見られない花に没入する庭園空間や、桜のアートをご堪能ください。
Floating Flower Garden; 花と我と同根、庭と我と一体 / Floating Flower Garden; Flowers and I are of the Same Root, the Garden and I are One
teamLab, 2015, Interactive Kinetic Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
作品: https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/ffgarden_planets/
作品動画: https://youtu.be/atWwHZHGkLE
花々が、立体的に埋め尽くされた花の塊であり、庭園。
花は人がいる場所では、上に上がっていき、人がいなくなればまた下がっていく。空間は花々で埋め尽くされているが、花が上がっていくことで、人がいる場所に空間が生まれる。そのため、人々は、花で埋め尽くされた立体の塊の中を、自由な方向にゆっくりと歩き回ることができる。作品の中で、他者と出会うと、それぞれの空間はつながり、1つの空間になる。
禅の庭園は、山の中で大自然と一体化するように修行を行っていた禅僧が集団で修行をするための場として、生まれてきたとも言われている。
中国の禅の公案に「南泉一株花(なんせんいっちゅうか)」というのがある。むかし、陸亘大夫という人がいた。陸亘大夫は、筆法師の『筆論』の有名な句「天地と我と同根 万物と我と一体也」を「也甚だ奇怪なり」と南泉和尚に問うた。南泉和尚は「時の人この一株の花を見ること夢の如く相似たり」と、言ったという。
本作は、人々が花々の中に埋没し、花と一体化する庭園である。人は花と一体化したとき、人が花を見ると、花もまた人を見る。そのとき人は、はじめて花を見ていることになるのかもしれない。
空中に咲く花々は、ラン科の着生ランである。ラン科の植物は着生植物となるものが非常に多く、着生ランは土のない場所で生き、空気中から水分を吸収する。この作品の花々は、空中で生きており、日々成長しつぼみはやがて咲いていく。
ランは、地球上で最後に現れた植物だといわれている。土の上にはもう他の植物に覆われており、ランは他の植物のいない岩や木の上などで生きられるように進化した。短期間で適応放散し、野生種だけで25,000から30,000種類あるといわれ、植物の中でもっとも種類が多い。しかし、開発による自生地の消失や乱獲などが原因で、多くの種が絶滅危惧種である。
ラン科植物の種子はほこりのように細かく、未成熟な胚のみで胚乳もなく、ほとんど貯蔵養分を持っていない。自然下では発芽に特定の菌類との共生が必要で共生菌類が栄養を供給する。
種子が、発芽のための蓄えを持たず、自ら芽を出すことができないとは、もはや、種子の概念を逸脱しているようにすら感じる。種は、幼植物が発芽するための栄養貯蔵庫でもあるはずだが、地球上で最後に現れたランの種は、栄養貯蔵庫を捨てている。進化は何を選んだのか、考えさせられる。
そして、ランは花粉媒介を行う特定の昆虫との共進化の例で知られており、現在においても急速な進化を続けていると考えられている。作品空間の花々は、種類ごとに、パートナーの昆虫の行動する時間に合わせて香りが強くなる時間が異なる。そのため、作品空間は、朝、昼、夜と、空間の香りが刻々と変わっていく。
■春咲きのランのご紹介
・Dendrobium Hamana Lake 'Pink Cat'
デンドロビウム ハマナレイク 'ピンクキャット'
春が旬の洋蘭デンドロビウムの中でも、とても春らしい花色が美しい'ピンクキャット'。
パステルピンクの花びらと白く丸いリップのコントラストは春を感じさせる可愛さです。
日本の静岡県で品種改良された、花付きの良さと可愛らしさを兼ね備えた日本生まれの銘花です。
・Epidendrum ❛ Koyuki ❜
エピデンドラム キョウグチ
中南米原産のエビデンドラムの中でも、サクラ色の花が可愛い ❛コユキ❜。
次々と咲いた花がボール状になり「手毬蘭」とも呼ばれる事があります。
カトレアの近縁の春を代表する洋蘭です。
・Guaricyclia Kyoguchi (= Epicattleya Kyoguchi )
エピカトレア キョウグチ
エピデンドラムとカトレアを交配して生まれたエピカトレア キョウグチ。
春咲くカトレアの銘花で、一茎から多数の花が咲く姿はとても可憐です。
この花が有名な理由の一つはその香り。ムスクを思わせるその香りは数々の香りの審査でも受賞歴があります。
天気のよい午前中に、魅力ある香りを楽しめます。
■桜のアートが公開中の2作品
ミュージアム内の2作品「Floating in the Falling Universe of Flowers」と「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity」が、3月1日(火)から4月30日(土)までの期間限定で桜が広がる空間に変化します。
Floating in the Falling Universe of Flowers
teamLab, 2016-2018, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
作品: https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/fitfuof/
作品映像: https://youtu.be/FzJ5svgIueQ
人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity
Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People - Infinity
teamLab, 2016-2018, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
作品: https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ew/koi_and_people/
作品動画: https://youtu.be/SsRNptTOniw
<チームラボプラネッツ TOKYO DMM>
超巨大な4つの作品空間と2つの庭園からなる「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園 」。
人々は、他者と共に、「Body Immersive」というコンセプトの超巨大な作品に、身体ごと没入することによって、身体と作品との境界を曖昧にし、自分と他者と世界との境界を連続的なものに変え、私たちと世界との境界のない新しい関係を模索する。
はだしとなって、身体ごと没入し、他者と共に世界と一体となる。
展示詳細:https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/
チームラボプラネッツ ハイライト動画:https://youtu.be/oiQoe9Ow9o0
【展示概要】
■チームラボプラネッツ TOKYO DMM
所在地:東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
開館時間
<3月>
平日 10:00 - 19:00
土曜 9:00 - 20:00
日祝 9:00 - 19:00
※特別延長期間:20日(日) 、27日(日) - 31日(木) 9:00 - 20:00
※22日(火) は18:30閉館
※最終入館は閉館の1時間前
※開館時間が変更になる可能性がございます。公式ウェブサイトをご確認ください。
チケット料金:
大人(18歳以上) 3,200円
大学生・専門学生 2,500円
中学生・高校生 2,000円
小人(4歳 – 12歳) 300円
3歳以下 無料
シニア(65歳以上) 2,400円
障がい者割引 1,600円
チームラボプラネッツ TOKYO DMM チケットストア:https://teamlabplanets.dmm.com
新型コロナウイルスの感染防止策
チームラボプラネッツで実施している感染防止策の詳細はこちらをご確認ください。
https://teamlabplanets.dmm.com/covid-19
【公式HP・SNS】
公式ウェブサイト:https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/
Instagram: https://www.instagram.com/teamlab.planets/
Facebook: https://www.facebook.com/TL.Planets/
Twitter:https://twitter.com/teamLabPlanets
#teamLabPlanets #チームラボプラネッツ
■Food&Shop
・Vegan Ramen UZU Tokyo:https://vegan-uzu.com/pages/uzu-tokyo
・teamLab Flower Shop & Art
Food&Shopの営業時間は、公式サイトよりご確認ください。
※定休日:チームラボ プラネッツ休館日に準ずる
新型コロナウイルス対策(上記2店舗共通):
・定期的な店内清掃・消毒の実施
・お客様入替ごとの座席消毒
・入店時の手指消毒
・利用者数の制限・客席の座席間隔の確保
・従業員のマスク着用
・卓上設置物の撤去
・検温
【プレスキット】
https://goo.gl/tQXMLm
【株式会社PLANETS】
2017年設立。teamLab Planets TOKYOの施設運営と管理を行う。
所在地:東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー10F
代表者:野本 巧
【チームラボ / teamLab】
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、メルボルンなど世界各地でアート展を開催。ミュージアム・大型常設展を東京・お台場「チームラボボーダレス」、東京・豊洲「チームラボ プラネッツ」、上海「teamLab Borderless Shanghai」、マカオ「teamLab SuperNature Macao」などで開館した他、今後も北京、ハンブルク、ユトレヒトなどでオープン予定。
チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)、モコ美術館(アムステルダム、バルセロナ)に収蔵されている。
teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary and Ikkan Art.
チームラボ:https://www.teamlab.art/jp/
Instagram:https://instagram.com/teamlab/
Facebook:https://www.facebook.com/teamLab.inc
Twitter:https://twitter.com/teamLab_news
YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART
【リリースと取材に関する問合せ先】
株式会社PLANETS 広報部
E-MAIL:pr-info@planets.art
ご取材:https://forms.gle/fAtnDKLpQKFME6XR9
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