PowerCMS X に AI がウェブサイトのアクセシビリティ向上を支援する複数の機能を追加

動画のキャプション、ナレーション・音声解説の作成、画像のコントラストチェック、代替テキストの入力補助、ふりがな付き OGP自動生成などユニークな機能を追加しました。

アルファサード株式会社

アルファサード株式会社は、AI がウェブアクセシビリティ向上を支援する複数の機能を追加した PowerCMS X Version 3.04 を本日(2022年4月15日)提供開始します。

 

動画にキャプションとナレーション・音声解説を同時に追加
先に追加した動画のキャプション作成・編集機能にナレーション・音声解説を加えられるようになりました。キャプションには自動的にふりがなを追加できます。
ナレーション・音声解説は AWSの Polly(高度なディープラーニング技術を使用したテキスト読み上げ TTSサービス)を利用してキャプションに指定したテキストから自動生成されます。
ルビの指定によって、正確な読み上げを実現します。
また、キャプションに Google Fonts を指定できるようになりました。UDフォントを指定することで、キャプションの読みやすさを向上させることができます。
 

動画のキャプション編集画面に、ナレーション・音声解説を自動作成するラジオボタンが追加されました。動画のキャプション編集画面に、ナレーション・音声解説を自動作成するラジオボタンが追加されました。

WCAG2.0(JIS X 8341-3:2016)において、以下の項目はいずれも「適合レベルA」とされており、規格を満たすためには必須の対応項目です。

  • 1.2.2 キャプション (収録済) : 同期したメディアに含まれているすべての収録済の音声コンテンツに対して、キャプションが提供されている。ただし、その同期したメディアがメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされている場合は除く。 (レベル A)
  • 1.2.3 音声解説、又はメディアに対する代替 (収録済) : 同期したメディアに含まれている収録済の映像コンテンツに対して、時間依存メディアに対する代替コンテンツ又は音声解説が提供されている。ただし、その同期したメディアがメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされている場合は除く。 (レベル A)
    ※ https://waic.jp/docs/WCAG20/Overview.html より引用

画像の各種情報を AI によって取得し、設定やチェックが可能に

 

ウェブページに利用されている画像に文字が含まれる場合や、アイコンなどのグラフィック(WCAG2.1)には背景色と前景色に一定のコントラスト比を確保しなければなりません。
PowerCMS Xの新しい ImageInfoプラグインは、アップロードした画像の背景色と前景色を AI が自動取得し、コントラスト比を計算してガイドラインの基準を満たしているかどうかをコンテンツ管理者に示します※。

※ 自動取得した色は間違っていることがあり、その場合はカラーピッカーによって正しい値を取得、再計算することができます。

画像に関する各種情報を取得し、チェックすることが可能。画像に関する各種情報を取得し、チェックすることが可能。


WCAG2.0(JIS X 8341-3:2016)において、以下の項目は「適合レベルAA」とされています。
  • 1.4.3 コントラスト (最低限) : テキスト及び文字画像の視覚的提示に、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比がある。ただし、次の場合は除く: (レベル AA) 
    ※ https://waic.jp/docs/WCAG20/Overview.html より引用

AI による画像解析・OCR で画像の代替テキストの入力補助
アップロードした画像の代替テキストを、画像が写真の場合は AI による画像解析で、文字を含む場合は OCR によってテキスト化し、確認後、それを編集する※ことによって代替テキストの入力を省力化します。
画像解析・OCR には Microsoft Azure Cognitive Services を利用します。

※ 自動取得した代替テキストは誤っている、または不十分な場合があります。その時は、確認後の編集作業が必要です。

WCAG2.0(JIS X 8341-3:2016)において、以下の項目は「適合レベルA」とされています。
  • 1.1.1 非テキストコンテンツ: 利用者に提示されるすべての非テキストコンテンツには、同等の目的を果たすテキストによる代替が提供されている。ただし、次の場合は除く: (レベル A)
    ※ https://waic.jp/docs/WCAG20/Overview.html より引用

ImageInfoプラグインでは、その他にも画像に対する様々な情報を計算してコンテンツ管理者に示します。
  • ファイルのサイズ
  • 高さ
  • MIME Type
  • 種別 : 写真か(テキストなどを含む)グラフィックか(自動判別)
  • 前景色(自動判別)
  • 背景色(自動判別)
  • コントラスト比(自動判別)
  • コントラスト比の JIS X 8341-3 適合状況

ふりがな付き文字画像の OGP(og:image)の自動生成機能
PowerCMS X の記事やページ作成時に、タイトルなどの文字をふりがな付きの画像文字として OGP(og:image)化、metaタグを自動設定することができる機能を追加しました。
Twitter などの SNS にはルビ(ふりがな)を追加することができないため、やさしい日本語での情報発信は括弧付きでふりがなを追加するか、ひらがなで投稿するなどの方法しかありませんでしたが、この機能を利用することで、ふりがな付きのテキストを画像化してシェアすることができ、スクリーンリーダーのユーザーに対するアクセシビリティを低下させたり、読みやすさを犠牲にすることなく SNS を通じたやさしい日本語での情報発信が実現できるようになります。
字幕作成機能と同様に Google Fonts を指定することができるため、UDフォントを指定することで、読みやすいテキストでの画像生成が可能です。
また、PostOnTwitterプラグインを併用すれば、Twitter への投稿を自動で行うことが可能です。
 

ふりがな追加、分かち書きを行った後のテキストでOGPを自動生成します。ふりがな追加、分かち書きを行った後のテキストでOGPを自動生成します。

  •  「やさしい日本語」とは、普通の日本語よりも簡単で、外国人にもわかりやすい日本語のことです。 1995年1月の阪神・淡路大震災では、日本人だけでなく日本にいた多くの外国人も被害を受けました。その中には、日本語も英語も十分に理解できず必要な情報を受け取ることができない人もいました。そこで、そうした人達が災害発生時に適切な行動をとれるように考え出されたのが「やさしい日本語」の始まりです。そして、「やさしい日本語」は、災害時のみならず平時における外国人への情報提供手段としても研究され、行政情報や生活情報、毎日のニュース発信など、全国的に様々な分野で取組が広がっています。
    ※ https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/multilingual/references/easyjpn.html より引用

その他の新機能 : コンテンツのエクスポート機能を新規に追加
PowerCMS X が生成した静的コンテンツやアセットなどの静的ファイルを管理画面から ZIPファイルとして一括でエクスポートできる機能を追加しました。

その他、本バージョンでは ver.3.03 の提供以降に見つかった不具合などの修正ファイルが含まれます。また、同時に version2系の最新版の ver.2.62 の提供を開始いたします。

※ AWS、Amazon Polly は、米国および/またはその他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
※ Microsoft および Azure は、米国 Microsoft Corporation の、米国およびその他の国における登録商標です。
※ Google Fonts は Google LLC の商標です。
※ Twitter および Twitter ロゴ、Twitter の青い鳥は、米国およびその他の国における Twitter, Inc. の登録商標です。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

アルファサード株式会社

1フォロワー

RSS
URL
https://alfasado.net/
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市中央区北浜1丁目1-21 第二中井ビル4F
電話番号
06-6203-5702
代表者名
森崎 賢太郎
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2003年11月