【荷主企業の物流実態調査】荷主の67%が輸送の多重下請け構造を「正確に把握できず」。自社荷物が“誰に”運ばれているか、ブラックボックス化する実態。

「具体的な階層数が分かる」荷主はわずか33%。品質・コスト・コンプライアンスにおける潜在的リスクが浮き彫りに。

株式会社Univearth

物流DXプラットフォーム『LIFTI』を運営する株式会社Univearth(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:谷口 臨太朗)は、荷主企業の物流業務従事者を対象に、「輸送における多重下請け構造の把握に関する実態調査」を実施しました。本調査は、荷主企業が自社の委託する運送業務において、商流・物流のトレーサビリティをどの程度確保できているかを明らかにすることを目的としています。

調査の結果、荷主企業の67%が、自社の荷物が最終的に届けられるまでに経由する運送事業者の階層数(多重下請け構造)を正確に把握できていないことが明らかになりました。

※本記事を引用する場合には、出典の明記をお願いいたします。
URL:https://www.lifti.jp/news/20250825
出典:【荷主企業の物流実態調査】荷主の67%が輸送の多重下請け構造を「正確に把握できず」。自社荷物が“誰に”運ばれているか、ブラックボックス化する実態。

調査サマリー

  • 自社の運送業務における多重下請け構造を「おおむね把握している(具体的な階層数が分かる)」と回答した荷主は、わずか 33.0% に留まった。

  • 最も多かったのは「推定・概算でのみ把握している」(40.5%)で、正確な実態が見えないまま運送を委託している企業が多数を占める。

  • 「ほとんど把握していない」(16.5%)と「全く把握していない」(10.0%)を合わせると 26.5% にのぼり、4社に1社以上が輸送のブラックボックス化という深刻な課題を抱えている。

  • この結果は、多くの荷主企業が、輸送品質の維持、適正なコスト管理、さらにはドライバーの労働環境といったコンプライアンス上のリスクを十分に管理できていない可能性を示唆している。

調査概要

  • 調査主体: 株式会社Univerth

  • 調査期間: 2025年7月1日〜7月20日

  • 調査方法: インターネット調査

  • 調査対象: 荷主企業の物流業務従事者

  • 有効回答数: 200 

調査結果詳細

委託している運送業務において、荷物が経由する運送事業者の階層数を把握していますか?

総括・考察

今回の調査で明らかになった「荷主の3社に2社が多重下請け構造を正確に把握できていない」という事実は、現代の物流が抱える根深い課題を象徴しています。荷主が直接契約している元請け運送会社から先、自社の製品が一体どの会社の、どのドライバーによって運ばれているのかを追跡できていない。この「ブラックボックス化」は、輸送品質のばらつきや、非効率な中抜きによるコスト増、そして「2024年問題」で注目されるドライバーの労働環境悪化といった、数多くのリスクの温床となります。

どれだけ優れた製品を製造しても、エンドユーザーに届ける最後の「輸送」というプロセスが不透明であれば、サプライチェーン全体の信頼性は揺らぎます。この不透明性を解消し、自社の荷物に対するトレーサビリティを確保することは、もはや単なるコスト削減の問題ではなく、企業の社会的責任や事業継続計画(BCP)の観点からも不可欠な経営課題です。

この課題を解決するためには、テクノロジーを活用して商流と物流の情報を一元的に可視化し、サプライチェーンの透明性を高めるアプローチが求められます。当社が運営する『LIFTI』は、物流業務の効率化を支援するDXプラットフォームです。


■お問い合わせ

資料に関するご質問やLIFTIに関する詳細は、以下よりお問い合わせください。

・株式会社Univearth

・電話番号:06-7712-2708

・メールアドレス:mkt@univearth.co.jp


■株式会社Univearthについて

株式会社Univearthは、物流業務の効率化と透明化を実現するためのDXプラットフォーム『LIFTI』を運営しています。
公式HPはこちら:https://www.univearth.co.jp/

■LIFTI carriers(運送会社向け)

運送会社の業務効率化を支援するプロダクトで、以下の機能を提供しています。

・受発注の効率化により、電話やFAX業務を大幅削減

・協力会社の輸送状況をリアルタイムで確認

・受領書をデジタルで自動生成・共有

・配車割り当てを直感的に操作可能にし、業務負担を軽減

・サービスの詳細はこちら: https://www.lifti.jp/carriers

■LIFTI partners(荷主向け)

荷主企業向けに設計されたプロダクトで、物流業務全体の透明化と効率化をサポートします。

・基幹システムと連携し、転記作業なしで配送依頼を可能に

・運送会社の配車状況を確認し、物流の透明性を確保

・請求書の一元管理で照合作業を効率化

・サービスの詳細はこちら:https://www.lifti.jp/partners

■LIFTI line(荷主向け)

荷主企業向けに設計された実運送サービスで、以下の機能を提供しています。

・実運送×システムの一体型で「ワンクリック車両手配」

・コスト削減と効率アップを両立する物流運用

・受領書・請求書も自動生成&Web上で一元管理

・配送状況の可視化とリスク管理で「責任所在」を明確化

・情報漏洩などのセキュリティ対策に対応

・サービスの詳細はこちら:https://www.lifti.jp/line

■運送会社パートナー募集

「LIFTI line」の全国展開に向けて、運送会社とのパートナーシップを積極的に構築していきます。

・募集ページはこちら:https://www.lifti.jp/line/contact-for-logistics

■会社情報

会社名:株式会社Univearth
代表者:谷口 臨太朗
資本金:2億1,900万円(資本準備金を含む)
設立:2019年2月15日
所在地:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田二丁目4番13号
事業内容:物流DXプラットフォーム『LIFTI』の開発

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会社概要

株式会社Univearth

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URL
https://univearth.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市北区梅田2-4-13 阪神産經桜橋ビル 5F
電話番号
06-7712-2708
代表者名
谷口臨太朗
上場
未上場
資本金
2億1900万円
設立
2019年02月