民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、インパクトレポート(2024年8月)を発行
五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役:慎 泰俊、本社:東京都渋谷区、以下「五常」) は、インパクトレポート(2024年8月)(以下「インパクトレポート」)を発行しました。
五常は、マイクロファイナンス機関をはじめとする、社会的インパクトを志向する事業者を買収または設立し、その成長を通じて金融包摂を実現します。カンボジア、スリランカ、ミャンマー、インド、タジキスタンの5カ国に9社のグループ会社*を有しており、2024年3月末時点で、グループ合算の顧客数は240万人となっています。顧客の9割超は女性であり、5人のうち4人は農村部で暮らしています。
金融包摂とは
今年度は、五常が実現しようとしている金融包摂のあるべき姿について、これを構成する顧客へのアクセス、サービスの質、そして適正な価格に焦点を当てて考えます。マイクロファイナンスの成果を顧客の収入の増加だけでとらえるのではなく、顧客への貢献を「金融サービスを通じて顧客がお金を上手にやりくりし、目標を達成するための良質な選択肢を増やすこと」であると考え、五常グループはよりよいサービスをより多くの顧客に届けることに取り組んでいます。
過重債務を理解する
マイクロファイナンスの成功事例に加え、ネガティブな影響としての過重債務問題についても掘り下げます。過重債務を引き起こす要因は複雑です。審査プロセスとモニタリングを経てもなお、顧客が過重債務に陥ってしまうケースをゼロにすることは容易ではありません。五常グループは、過重債務により顧客が抱える困難を理解し、過重債務を防ぐための様々な取り組みを行いながら、延滞が発生した場合には顧客保護に関するガイドラインを遵守した対応を行っています。
ソーシャル・パフォーマンス・マネジメント(SPM)
過重債務問題に対して、SPMが果たす役割はより一層重要になっています。SPMは、金融サービス事業者の社会的責任を浸透させることを目的としています。SPMの国際的なフレームワークに則ったSPI監査の実施や、格付機関からの顧客保護認証の取得など、独立した外部のベンチマークを用いて五常グループの提供する金融サービスとオペレーションの質を検証しています。
2024年3月期は、金融包摂に特化したベンチャーキャピタル事業を運営するUNLEASHの共同設立、デジタルイニシアティブ「Pasioプログラム」の始動、五常の女性社員比率の向上、温室効果ガス排出量測定の範囲の拡大といった取り組みも進展しました。中立かつ機微に触れた顧客のストーリーも掲載し、必ずしもサクセスストーリーとは言えない顧客のありのままの姿をお伝えします。
インパクトレポート・ウェビナーのお知らせ
インパクトレポートの執筆者によるウェビナーを開催します。日本語・英語それぞれでセッションを開催しますので、是非ご参加ください。下記リンクより、参加登録をお願いいたします。
【日本語】
日時:2024年9月17日(火)19:00-20:00(日本時間)
【英語】
日時:2024年9月19日(木)18:00-19:00(日本時間)
五常・アンド・カンパニーについて
五常は5カ国9社のグループ会社*を通じ、途上国においてマイクロファイナンスを展開するホールディングカンパニーです。金融包摂を世界中に届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを50カ国に届けることを目指しています。2024年3月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに1万人を超えるグループ従業員を擁し、グループ合算の顧客数は240万人を突破しました。
* インパクトレポートにおいては、MAXIMA、Sejaya、MIFIDA、Ananya(Prayasを含む)、SATYA(SATYA Micro Housingを含む)、AVIOM、Loan Frame、HUMO、MyShubhLifeの9社をグループ会社としています(非連結対象会社を含む)。
ビジョン:誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション:金融包摂を世界中に届ける
長期目標:低価格で良質な金融サービスを50カ国に届ける
本社所在地:東京都渋谷区
代表執行役:慎泰俊
設立日:2014年7月4日
問合わせ先:info@gojo.co
会社HP:https://gojo.co
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