神山まるごと高専(仮称)が、日本初となる奨学金基金スキームを公開
~約100億円の奨学金基金と長期寄付で、学費無償の学校を目指す~
2023年4月開校を目指す私立高等専門学校「神山まるごと高専(仮称・認可申請中)」は、企業や個人からの拠出金を一般社団法人の基金制度を活用して資産運用し、奨学金を安定的に給付する日本初のスキーム(※1)を考案しました。
2022年1月の無償化構想を発表後、現在は一期生の学費無償化の目処がたちました。この奨学基金制度の活用、及び長期契約に基づく寄付スキームにより、二期生以降の学費無償化を目指していきます。
2022年1月の無償化構想を発表後、現在は一期生の学費無償化の目処がたちました。この奨学基金制度の活用、及び長期契約に基づく寄付スキームにより、二期生以降の学費無償化を目指していきます。
■神山まるごと高専の奨学基金制度
奨学基金制度とは、卒業生や関係者などからの寄付金を投資会社が運用し、その利益を高等教育機関に必須の質の高い教授陣、イノベーションを育む施設群、優秀な学生を確保するための給付型奨学金の原資など、大学を持続的に発展のために充てることを指します。アメリカでは、エンダウメントと呼ばれており、ハーバード大学やイエール大学などで導入されています。
今回当校では、民間企業・個人からの拠出を募り、その資金を運用することで、学生の学費に活用する日本初のスキームを考案しました。
まず、民間企業や個人から、一般社団法人神山まるごと奨学金基金(非営利徹底型)に拠出いただきます。奨学金基金はこれらの拠出金を、投資会社(※2)に運用を委託し、そこで得た運用益を学校に寄付します。それを学費に充てるというのが、当校が考案した新しいスキームです。
<神山まるごと高専の奨学金基金スキーム図>
基金への拠出は、1社10億円を想定しており、100億円規模を想定しています。併せて、長期契約に基づく寄付スキームも構築し、安定的な奨学金給付を目指します。
奨学金基金への拠出をしていただく企業・個人、および長期契約に基づき寄付をいただく企業は「スカラーシップパートナー」と位置づけ、当校における重要なパートナーとして、開校後も「テクノロジー×デザインで、人間の未来を変える学校」の実現に向けて連携を行います。
また、1企業につき各学年4名、同社の冠をつけた「〇〇企業 スカラーシップパートナーチーム」を組成します。在学中・卒業後において、拠出企業と、共同研究・新事業の創造・学生からの起業ピッチといった、連携活動を行うことを想定しています。
<奨学金基金スキーム内の連携図>
一般社団法人の基金制度を活用するため、一定の要件や合意の元に、民間企業や個人への返還義務が発生します。そのため、眠っているお金を実質負担なく、日本の未来を担う人材の育成に活用することができます。
今後は、学費の完全無償化を目指し、パートナーとして共に学校づくりを担う民間企業や個人の募集活動を行い、学費完全無償の学校を開設するための準備を進めてまいります。
※1:企業からの拠出をもとに基金を運用し、その運用益を奨学金に当てる構図を構築した点において、日本で初めての取り組みです。
※2:資産運用はロンバー・オディエ社に委託する予定です。
https://asia.lombardodier.com/ja/home.html
(以上)
■「神山まるごと高専」とは
神山まるごと高専は、徳島県神山町に2023年4月に開校予定の、 5年制の私立高等専門学校です(認可申請中)。 「テクノロジー x デザイン x 起業家精神」を教育の土台としながら、 神山という地に根ざし、社会を動かす人材「モノをつくる力で、コトを起こす人」の 育成を目指します。
ウェブサイト: https://kamiyama-marugoto.com
公式note:http://note.com/kamiyama_kosen
公式twitter:https://twitter.com/kamiyama_kosen
公式Instagram:https://www.instagram.com/kamiyama_kosen
※上記はあくまで予定であり、「学校法人設立並びに学校設置の認可」取得時期によって、開校を 2023 年 4 月以降に変更する場合もあります。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像