シミック、北海道留寿都村・蘭越町のスマート母子保健システムの構築に参画
デジタル田園都市国家構想交付金採択事業として母子保健業務のデジタル化推進
本事業は、乳幼児に係る健康診査及び予防接種の母子保健業務のデジタル化により、サービスの向上と業務の効率化を図ることを目的として、留寿都村と蘭越町が連携し、全国に先駆けシステムを構築するものであり、デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、2023年度(令和5年度)中に開発、実装します。
具体的には、乳幼児の健康診査は問診票やアンケート等の記録のデジタル化、予防接種は予診票及び接種記録のデジタル化により、それぞれ記録を一元化し、事務の効率化と地域住民の利便性向上を図ります。本事業は、シミックがシステム全体のコンサルティングを行い、福岡大学医学部小児科の永光主任教授にご指導・監修いただきながら、北海道 後志(しりべし)総合振興局管内羊蹄山麓7町村(喜茂別町(きもべつちょう)、京極町(きょうごくちょう)、俱知安町(くっちゃんちょう)、ニセコ町、真狩村(まっかりむら)、蘭越町(らんこしちょう)、留寿都村(るすつむら))で構成される、羊蹄山麓健康づくり協議会との連携により開発を進めて参ります。
小児ワクチンの接種記録は、シミックグループが持つワクチン接種記録管理アプリ「harmo(ハルモ)ワクチンケア」を使用します。harmoワクチンケアは、2021年12月に留寿都村診療所に導入いただき、地元住民の方々のワクチン接種管理に活用いただいています。また、母子健康管理アプリは、シミックと資本業務提携を締結している株式会社オケイオス(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 中村 高歩、以下:オケイオス)が開発したデータ統合アプリを活用します。本システムに用いるアプリは医療機関や健診実施機関が入力したデータを活用することから、保護者自ら手入力することが必要な他アプリと比べ、信頼性が高いことが特徴です。更なるデータの正確性を担保するため、マイナンバーカードを用いた本人確認、同意、転入時の過去情報の取得等も行う予定です。本母子健康管理アプリは、福岡大学の永光教授が福岡県福岡市西区で進めてきた実証事業により開発されたノウハウを活用しています。これらの2つのアプリを連携し、データ流通基盤として整備し、保護者・医療機関・自治体と、3者のリアルタイムなデータ共有を実現します。
シミックは、2021年に羊蹄山麓7町村村と新型コロナワクチン接種に関する包括連携協定を締結し、以来、地元住民の皆様の健康増進事業のサポートを行って参りました。この度のスマート母子保健システムは、留寿都村・蘭越町にて先進的に事業展開し、今後は他町村、他都道府県への展開も視野に入れ、事業を推進していく予定です。
シミックは、本事業への参画を通じ、地元住民の皆様にとってのヘルスケアパートナーとして地域の健康増進に貢献して参ります。
【事業概要図】
■シミックグループについて
シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。製薬・バイオテクノロジー・医療機器等の海外企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども展開しています。また、シミックは個人や自治体を支援する新しいヘルスケアソリューションを提供しており、製薬企業のバリューチェーンを全面的に支援する豊富な経験と実績を基盤として、“個々人の健康価値を最大化”する事業モデルPHVC("Personal Health Value Creator”)の展開を目指しています。シミックグループは、世界中に7,500人を超える従業員とグループ会社27社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
https://www.cmicgroup.com
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