住友林業とコーナン建設 初のJV 城東テクノ株式会社の開発試験センターが竣工
■建物の特長
地上3階建ての鉄骨造で、会議室などに国産ヒノキ材、エントランスには北米産レッドシダーやオークを用いるなど内外装を木質化しています。「木」がもつやすらぎ効果や調湿、抗菌作用を活かして利用者の快適性を向上します。開発試験センターは送風散水などの環境試験※を行うため天井高を11mとし各種の試験機を設置します。
試験機の使い勝手や研究員の動線など、施設のレイアウトは住友林業の研究・技術開発を担う筑波研究所を参考に設計。社員の憩いの場所として屋上の一部を緑化するなど、両社の協業によるシナジーを実現しました。
※建材や部材の実際に使用する環境を想定して行われる試験。
「送風散水」は送風機で所定の風速に設定した風を試験体に吹き付けながら散水し、漏水の有無を確認する。
軒天や内壁を木質化し温かみのあるエントランスに
屋上は社員の憩いの場所に
<建築概要>
事業主 所在地 面積 構造・階数 工期 | : 城東テクノ株式会社 : 大阪市枚方市招提田近二丁目3番1(地番) : 敷地面積2377.08㎡ 延床面積2651.04㎡ : 鉄骨造 準耐火構造 地上3階建て : 本体着工2022年7月15日 竣工2023年6月30日 |
■コーナン建設について
コーナン建設は大阪・東京を地盤とした総合建設業者です。経験豊富な技術者が多数在籍し物件の企画提案から設計・施工、アフターメンテナンスまでを手掛けています。集合住宅、商業施設、学校、福祉施設、研究・生産施設等、豊富な建築実績があります。2021年11月に住友林業グループとなり、新たな市場の開拓とシナジーの実現に注力しています。
<参考> 2021年1月 「コーナン建設をグループ会社化」
リリース https://sfc.jp/information/news/pdf/2020-11-16.pdf
住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。2030年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回すことで、森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及で炭素を長期にわたり固定し、自社のみならず社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。今後も非住宅建築分野での木造化・木質化を推進し、木の魅力を最大限に生かした付加価値の高い商品・サービスを提供していきます。
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