クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」 飲食店売上動向レポート2021年2月
~緊急事態宣言再発令により昨年対比は売上44%、客数49% 5ポイントの差は営業時間短縮による客単価減が影響か~
クラウド型モバイルPOSレジの「POS+(ポスタス)」を提供するポスタス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:本田 興一)は、1月度の飲食店売上動向についてPOSデータを基に集計し、結果をとりまとめましたのでお知らせします。
POSデータの集計結果に関しては、今後も定期的なお知らせをしてまいります。購読をご希望の方は以下よりお申し込みください。
https://www.postas.co.jp/news/2021/3407/index.html
今後もPOS+(ポスタス)は、飲食店を取り巻く環境変化や実態に関する情報を積極的に発信し、支援策の検討と提案を行うことで、当サービスのビジョン“おもてなしのお手伝いで、はたらく、を笑顔でみたす。”の実現を目指してまいります。
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今後もPOS+(ポスタス)は、飲食店を取り巻く環境変化や実態に関する情報を積極的に発信し、支援策の検討と提案を行うことで、当サービスのビジョン“おもてなしのお手伝いで、はたらく、を笑顔でみたす。”の実現を目指してまいります。
【目次】
- 集計1:売上昨年同月対比 エリア別
- 集計2:売上週次推移 エリア別
- 集計3:売上昨年同月対比 時間帯別
- 集計4:売上昨年同月対比 ジャンル別
【集計1概要】
集計内容:売上昨年同月対比 エリア別
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店
集計期間:2019年7月1日~2020年1月31日、2020年7月1日~2021年1月31日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
【集計1サマリ】
- 12月:売上昨年対比62% 客数昨年対比63%
全体の昨年対比は11月に比べて16ポイント悪化。感染拡大がさらに加速した影響で、12月に入ってから60%台を割り込むエリアが多くなっていたが、年末年始には70%台まで回復したことから最終的には62%で着地する結果となった。先行して感染者数が増加していた北海道地方は46%で平均差-16ポイントとさらに厳しい状況。 - 1月:売上昨年対比44% 客数昨年対比49%
全体の昨年対比は12月に比べて18ポイント悪化。同じく緊急事態宣言下であった2020年4月の昨年対比は23%、5月は32%であった為、前回の緊急事態宣言時よりは売上の減少幅が少ない。また、1月は客数の昨年対比が売上の昨年対比を5ポイント上回った。飲食店の営業時間短縮により、利用客の滞在時間が短くなったことによる客単価の低下が影響していると考えられる。
【集計2概要】
集計内容:売上週次推移 エリア別
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店
集計期間: 2019年11月4日~2020年2月2日、2020年11月2日~2021年1月31日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
【集計2サマリ】
- 年明け以降、1/18週までは売上が下降し、全国の売上昨年対比が37%まで落ち込んだ。最も落ち込んだ関東地方は34%、落ち込みの小さかった四国地方は49%でその差は15ポイントとなった。
- 当初、緊急事態宣言解除の前週とされていた1/25週は各地で売上が微増している。同じく緊急事態宣言解除を目前にした昨年のゴールデンウイークも売上の回復が見られたため、緊急事態宣言解除が近づくと外出・外食意欲が高まる傾向があると言えそうだ。
【集計3概要】
集計内容:売上昨年同月対比 時間帯別
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店
集計期間:2019年7月1日~2020年1月31日、2020年7月1日~2021年1月31日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
【集計3サマリ】
- 12月:全体昨年対比62% 日中昨年対比75% 夜間昨年対比56%
日中の昨年対比は11月に比べて11ポイント悪化し、夜間の昨年対比は18ポイント悪化した。両時間帯で売上が下降しているが、引き続き夜間帯の下がり幅が大きい状況。各都道府県で営業時間短縮の要請が出されていたこと、12月は忘年会シーズンで通常は夜間の売上が伸びる時期であることが要因と考えられる。 - 1月:全体昨年対比44% 日中昨年対比68% 夜間昨年対比37%
日中の昨年対比は11月に比べて7ポイント悪化し、夜間の昨年対比は19ポイント悪化した。年明けの緊急事態宣言再発令の影響で、営業時間短縮の動きが加速し、両時間帯の差がさらに開いた状況。
【集計4概要】
集計内容:売上昨年同月対比 ジャンル別
集計対象:POS+のPOSレジを導入している飲食店の中で、以下の4業種・24ジャンルに分類される店舗
・「食事系」:カレー、そば・うどん、ラーメン、食堂・定食、レストラン
・「軽食」:カフェ・喫茶
・「専門料理」:焼肉、韓国料理、寿司、お好み焼き、鉄板料理、ステーキ・ハンバーグ、フランス料理、中華料理、バー、海鮮料理、アジア・エスニック、イタリア料理、日本料理、しゃぶしゃぶ、その他西洋料理、沖縄料理
・「居酒屋」:和風居酒屋、洋風居酒屋
集計期間:2019年12月1日~2020年1月31日、2020年12月1日~2021年1月31日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計
【集計4サマリ】
- 売上昨年対比で見ると、上位にはカレーやラーメン、そば・うどんといった昼営業メインのジャンルがランクインした。要因として、営業時間短縮の影響を受けづらい、食事あたりの滞在時間が短い、などが考えられる。最も売上の落ち込みが大きかったのは沖縄料理で、沖縄料理ジャンル内の大半を占める沖縄県内の店舗が、観光客減少の影響を大きく受けていると考えられる。
- 売上回復率で見ると、1月は全てのジャンルでマイナスの結果となり、平均値は-18ポイントだった。平均値を下回ったのは居酒屋やバーなど夜営業メインの業態で、多くの店舗で営業時間の短縮や営業休止を実施していたため厳しい結果となった。また、11月、12月と好調に推移していたフランス料理が-31ポイントと平均値を大きく下回った。コース料理はあらかじめ品数や提供の順番が決まっており、食事の時間を任意に短縮することができないことから、間接的に営業時間短縮の影響を受けたと考えられる。
■ポスタス株式会社および「POS+」について < https://www.postas.co.jp/ >
ポスタス株式会社は、2013年5月のサービス提供から、有償POSレジで国内トップクラスのシェアを誇るまで成長したクラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」の事業を、パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社より承継する形で、2019年12月2日に設立いたしました。
「POS+」は、店舗の売上向上や店舗運営担当者の業務負担軽減による生産性向上を実現し、また従業員にとって利便性の高い機能を搭載する店舗向けソリューションです。飲食店向け「POS+ food」や小売業向け「POS+ retail」、理美容向け「POS+ beauty」のクラウド型モバイルPOSレジをはじめ、顧客の属性に合わせたマーケティング活動を可能にするデジタル会員証「POS+ connect」や、従業員の勤怠管理「POS+ time recorder」、さらに従業員の前払い給与を実現する「POS+ pay 給与前払いサービス」などきめ細やかな機能を搭載し、効率的な店舗運営を支援いたします。
■「PERSOL(パーソル)」について < https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開しています。グループの経営理念・サステナビリティ方針に沿って事業活動を推進することで、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。
また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも積極的に取り組み、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、テクノロジー人材のエンパワーメントと企業のDX組織構築支援を行う「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。
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