会議音声から一人ひとりが発揮したスキルを可視化するAI「発揮スキル推定機能」を新規リリース

ハイラブルの話し合い見える化サービス「Hylable Discussion」に発話内容の解析を追加。発話の「量」と「質」の両面から分析が可能に。

ハイラブル

のべ17万人以上の話し合いを分析してきたハイラブル株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役CEO:水本武志、以下「当社」)は、話し合いの見える化サービス「Hylable Discussion」の新機能として、会議中の各参加者の発話内容から、その人が実際に発揮したスキルを推定する『発揮スキル推定』機能を2026年7月28日にリリースしました(特許出願済)。あらかじめ設定した「期待スキル」に基づいて、話者ごとの発話量・タイミング等の客観指標と、AIによる発話内容の解釈を組み合わせて、参加者一人ひとりの発揮スキルを可視化します。

開発の背景

採用面接・企業研修・取締役会・教育現場における話し合い活動など、複数人が議論を行う機会は様々な場所にあります。とくに、こうした場面では「論点の整理」「リスクの指摘」「課題の発見」 といった参加者の多様なスキルが、その場での発言を通じて発揮されます。しかし、そのスキルを見逃さずに評価することは容易ではありません。なぜなら、参加者は議論に集中しているため実際の会話を客観的に判断することが難しく、議論の外部に評価者を置いても、十分な熟練をしなければ主観や自己の経験の影響を受けて、再現性・一貫性のある評価が難しいからです。

当社はこれまで、独自の音環境分析技術と議論分析技術により、雑音の多い環境下での対面会議やオンライン会議のどちらでも、話者ごとの発言を分離・テキスト化するクラウドサービス「Hylable Discussion」を運営し、のべ17万人以上の話し合いの発話データを分析してきました。これまでは非言語の会話パターンに注目し、発話量やターンテイクなどの量的な情報をフィードバックする機能を充実させてきました。

今回のリリースではこの技術基盤の上に、AIによる発話内容の解析を組み合わせることで、発揮スキルの観点から発話の質の分析にも対象を広げました。

発揮スキル推定機能の概要

本機能では、評価の基準となる「期待スキル」を用いて分析します。デフォルトのスキルセットとして、経済産業省が提唱する「社会人基礎力」(仕事を進めるうえで必要なスキルを12要素に整理したもの)を用意しており、要素ごとに5段階でスキルレベルを評価できます。

Hylable Discussion による分析が終了した後に、「発揮スキル推定」ボタンをクリックすると、発話内容を自動的に解析し、実際に「発揮したスキル」を推定・可視化します。

発揮スキルの推定結果の画面例

主な特長

従来のWeb会議システムが提供するAI機能は、会議の要約やタスクの整理など、内容や効率化に関する機能が中心です。それに対して本機能は「人」に着目し、議論のなかで各人が発揮したスキルを可視化し 、参加者一人ひとりへのフィードバックにつなげる点に特長があります。

1.スキルごとに発揮度合いをスコアで定量評価

あらかじめ定めたスキルセットでは、レベルごとに評価基準(ルーブリック)を設定しています。このルーブリックと各参加者の発言に基づいて、誰がどのスキルを発揮したかを定量的に評価し、一覧表示します。

経済産業省が提唱する「社会人基礎力」を使用し、要素ごとに5段階でスキルレベルを評価

2.スコアの「理由」を発言に基づいて解説

ただスコアを表示するだけではなく、その理由を具体的な発言内容を引用しながら解説します。これにより、評価の納得度を高め、振り返りやフィードバックに活用できます。さらに、引用元の発言をそのまま確認できるため、音声認識や話者判定に誤りがないかも合わせて検証できます。

スコアをつけた理由の説明

3.スキルセットのカスタマイズが可能

デフォルトでは汎用性の高い「社会人基礎力」の12要素(主体性、働きかけ力、実行力、課題発見力、計画力、創造力、発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力)を評価軸として設定しています。それに加えて、研修や授業の目的、自社の採用基準に合わせて、独自のスキルセットにカスタマイズして評価することも可能です。


4.グループだけでなく2人の会話でも分析可能

発揮スキル推定機能は2人の対話でもご利用いただけます。たとえば1on1ミーティングやの面接など、少人数の対話でも本機能を活用できます。

主な活用シーン

本機能は、様々な議論の場面に活用できます。以下に活用シーンの例を紹介します。

1.新卒採用のグループディスカッションや面接の評価

一度に複数の候補者を評価するグループディスカッションでは、面接官ごとの評価尺度の統一は困難です。そこで本機能を用いることで、あらかじめ定めた評価基準に基づいてスキルを可視化できます。この情報を面接官の評価に組み合わせることでより多角的な判断が可能になります。

2.教育現場や研修でのフィードバック

教育現場における話し合い活動や、研修における受講生同士の議論は、学びの深化に重要です。しかし、こうした場面では複数の議論が同時に行われるため、少数の教員・講師では全員へのフィードバックは難しく、全グループにフィードバック担当者を割り当てるには労力が大きくなります。本機能を使うことで少ない労力で児童・生徒・学生や研修受講生へのフィードバックが可能です。
この活用シーンは(株)リバネスキャピタルが実施した「キャピタルブリッジコミュニケーションコース」で実際に使用し、受講生の行動変容に繋がりました。この活用例が本機能を実装するための最初の試みでした。

分析の様子(https://c.lne.st/news/gccbc_hylable/ より引用)
分析の様子(https://c.lne.st/news/gccbc_hylable/ より引用)

3.取締役会や会議体のスキルマトリックス評価

スキルは一人ですべてを発揮する必要はなく、チームで補い合えるかが重要です。取締役会や会議体などチーム内の各メンバーの発揮スキルを比較することで、実際の議論に基づいたスキルマトリックスを作成でき、次にどのようなスキルを持つメンバーを加えるべきか検討する手がかりが得られます。

提供開始・申し込みについて

本機能は、Hylable Discussion の全てのバージョン(対面版・オンライン版・録音版)のオプション機能としてご提供します。導入をご検討中の場合はお気軽に問い合わせフォームよりご相談ください。

無料オンラインセミナー開催のお知らせ

『発揮スキル推定』機能に関するオンラインセミナーを開催します。実画面と導入事例の紹介を交えて、本機能の仕組みと活用法を分かりやすく解説します。

負担のかかる評価・フィードバックを自動化!発話×AIでスキルを5段階評価する方法

  • 日時:2026年8月21日(金)14:00〜14:30/8月27日(木)11:00〜11:30(各回同内容)

  • 形式:オンライン(30分)

  • 参加費:無料

  • こんな方におすすめ

    • 評価・フィードバックの作成に時間がかかり、負担に感じている人事・研修担当者やマネージャー

    • フィードバックが属人化していて、AIで仕組み化・自動化したいと考えている方

    • 部下やメンバーへの厳しい指摘に、心理的な負担を感じる方

Hylable Discussionについて

「Hylable Discussion(ハイラブルディスカッション)」は、独自の音環境分析技術により、対面・オンラインを問わず話者ごとの発言を分析する話し合い見える化サービスです。参加者の発話量やその変化、やり取りの量などの会話パターンをグラフで見える化することで、参加者は自身の行動パターンを視覚的に把握・メタ認知でき、自ら行動を変えられるようになります。また、自動音声認識機能による発言内容のテキスト化で、会話の内容に踏み込んだ情報も得られます。さらに、言語AIによるデータの自動解説機能で、より良い話し合いになるようサポートします。

企業ではチームビルディングやリーダーシップの養成に、学校では子どもたちの新たな特徴の発見やメタ認知能力の向上などにご活用いただき、これまでにのべ17万人以上の話し合いを分析してきました。

Hylable Discussion 対面版の利用イメージ。たまご型のレコーダーを机の真ん中に置き、議論を録音する。

Hylable Discussion 対面版・オンライン版・録音版の分析結果。参加者の発話量やその変化、やり取りの量などの会話パターンをグラフで可視化。

製品詳細はこちら:https://hylable.com/products/

特許・技術基盤について

本機能を構成する技術については、特許協力条約に基づく国際出願(PCT出願)を行っています。当社はこれまでにも会議・議論分析に関する複数の特許を取得しており、本機能はそれらの技術的な蓄積を基盤としています。

代表コメント

ハイラブル株式会社 代表取締役CEO 水本武志 博士(情報学)

これまで私たちは、グループワークの非言語的な分析を可視化し、フィードバックすることで、よりよいディスカッションができるような技術を開発してきました。

今回のリリースでは、AI技術の活用で発言の内容にまで踏み込んで分析できるようになりました。これまで見逃されてきた目立たなくても質的な貢献にスポットライトを当て、誰もが強みを発揮して豊かにコミュニケーションするための支援を行っていきます。

今後の展望

当社は、これまで対面とオンライン両方の環境における、小学生から社会人まで幅広い年齢の人々の議論を分析してきました。従来は非言語の会話パターンに関する機能を開発してきましたがが、昨今の音声認識・AI技術の進展を取り入れ、発話内容そのものの分析(言語分析)にも対象を広げました。

今後は、スキルが発揮される条件の発見や成長の記録など、個人の成長をサポートする機能を充実させていく予定です。これらを通して、目立たない貢献も見逃さずに捉えて、「音環境分析でコミュニケーションを豊かにする」という当社のミッションを達成すべく、事業を推進していきます。

会社概要

【会社情報】

  • 会社名   :ハイラブル株式会社(Hylable Inc.)

  • 代表者   :代表取締役CEO 水本 武志

  • 設立    :2016年11月21日

  • ミッション :音環境分析でコミュニケーションを豊かにする

  • 事業内容  :対面やオンラインのコミュニケーションを見える化するクラウドサービス群の運営と提供、およびそれに関連する開発・研究の受託

  • 所在地   : 東京都豊島区南大塚二丁目26番12号 鈴音ビル2階 203号室

  • ホームページ: https://hylable.com/

【提供サービス】

  • 話し合いの見える化サービス Hylable Discussion(対面版・Web版・録音版)

  • コミュニケーションの場の見える化サービス Bamiel(バミエル)

  • 生物多様性を音で計測するサービスKoeTurri(コエチュリー)

  • 各サービスの詳細:https://hylable.com/products/

【SNS】

本件に関するお問い合わせ先

  • ハイラブル株式会社 広報担当

  • 電話:050-1753-6878(代表)

  • Email:public-relations@hylable.com

  • 住所:〒170-0005 東京都豊島区南大塚二丁目26番12号 鈴音ビル2階 203号室

商標について

  • 「KoeTurri」はハイラブル株式会社の登録商標です(登録番号 第7004341号)。

  • 「Hylable」はハイラブル株式会社の登録商標です(登録番号 第5992937号、第6620075号)。

  • 「Bamiel」はハイラブル株式会社の登録商標です(登録番号 第6622160号)。

  • その他、記載の会社名・製品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

ハイラブル株式会社

4フォロワー

RSS
URL
https://www.hylable.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都豊島区南大塚二丁目26番12号 鈴音ビル2階 203号室
電話番号
050-1753-6878
代表者名
水本武志
上場
未上場
資本金
2350万円
設立
2016年11月