日本ファンドレイジング協会、一層の社会貢献教育を推進
寄付のワクワクを全国へ広めるため、2023年12月よりクラウドファンディングプロジェクトを開始
寄付・社会的投資が進む社会の実現を目指す認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジ
ング協会(以下「当協会」)は、2010年以来、独自の社会貢献教育プログラムを展開
しています。このプログラムではこれまでの10年間で全国130人の社会貢献教育ファシリ
テーターと共に、延べ約15,000人・約480の教室に対して、子どもたちが寄付や社会貢献
の意味や価値を学び、体験する機会を提供しました(2023年11月末現在)。
この度、このプログラムの全国展開をさらに推し進めるため、クラウドファンディングに
よる資金調達を開始します。このプロジェクトは、2024年2月14日までの期間で、目標金
額は4,000,000円(All In方式)で実施されます。
実施の背景
日本では、「社会に役立ちたい」と思う人が7割近くいますが、具体的な寄付やボランティアなどの行動に移す割合は3〜4割となり、意識と実践のギャップが存在しています。特に20代の寄付・ボランティア参加率は低く、10〜20%にとどまっています。このギャップの一因として、学校教育が適切に寄付や社会貢献について教育していないことが挙げられます。日本では寄付を学んだ経験が少なく、寄付の役割や社会とのつながりを学んだ人は1割以下です。この状況を改善するためには、子どものうちから社会貢献について学ぶ必要があり、学校で社会貢献活動を通じて自分らしい貢献の形を見つける取り組みが有益です。成功体験を子ども時代に経験することで、大人になってからの寄付・ボランティア参加率には約1割の差が生じることが分かっています*。
*出典 日本ファンドレイジング協会『寄付白書2015』
当協会の社会貢献教育プログラムは、子どもたちが寄付による社会参加を体験することで、誰もが必要であり、社会における役割があること、そして、社会の中でかけがえのない存在であることを知ってもらうために生まれました。
これまで、寄付者や社会貢献教育ファシリテーター、そして学校の先生方と協力し、多様な教材を開発しました。現在、当協会では『寄付の教室』、『社会に貢献するワークショップ』、『寄付先を子どもたちが決めるLearning by Giving』、『寄付を身近にゲームで体験するfromMe』という4つの教材を提供しています。
これまで、上記の教材を体験した子どもたちは、その後一緒にプログラムの普及に取り組んだり、自ら関心のある分野の社会貢献活動に参加したりと、意識の変容だけでなく、行動の変容にも影響を与えています。
目標とする「望めば全ての地域や学校で、社会貢献教育が当たり前に行われる/受けられる社会」を実現するためには、まずは全ての都道府県で体験機会を提供する必要があります。そして、年齢に関わらず、体験の魅力を広めてくれる仲間が増えていくことを期待しています。
クラウドファンディングの概要
今回クラウドファンディングで調達した資金は、Learning by Givingプログラム(※)の全国6校での実施支援と、社会貢献教育プログラムの教材開発(社会貢献ポータルのサイト上でのオープンソース化)、ファシリテーターの育成・教員のサポートに使います。
Learning by Givingを学校で実施した様子とプログラムに参加した子どもたちの感想を動画でご覧ください。
クラウドファンディングは、2023年12月5日より募集を開始し、12月22日現在、30名以上にご支援をいただきました。資金使途や参画者へのリターンの詳細はこちらの特設サイトよりご確認ください。
当協会はこれからも、社会貢献教育の普及を通じて、社会貢献へ関心をもつ若者が実践知を身につけ、その活動範囲を広げていくことを支援してまいります。
本リリースに関するお問い合わせ
認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会
事務局次長 宮下真美
〒105-0004 東京都港区新橋 5-7-12 ひのき屋ビル 7 階
URL:https://jfra.jp/ Email:pr@jfra.jp
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