CanvaがCanva Docsを含む6つの新機能を「Canva Create 2022: The Future Is Visual」で発表
創業10年を目前に、メラニー・パーキンスをはじめとする創業者らがビジュアルコミュニケーションプラットフォームへと進化したCanvaの新機能と今後のビジョンを語りました。
Canva Create公式ページ:https://www.canva.com/ja_jp/canva-create/
前日(日本時間14日水曜日午後2時)にシドニーで90分にわたり行われ、日本時間本日午前2時より世界各地にオンライン配信された「Canva Create 2022: The Future Is Visual」。Canvaの創業者らが、ビジュアルエコノミー(*)の今と未来について語り、Canvaの向かうところを6つの新機能の紹介を交えながら発表しました。
■ Canva Visual Worksuite
このたび発表した6つの新機能をもって、Canvaはグラフィックデザインに特化した編集ツールから、ビジネスや教育機関、NPOをはじめとするチームの視覚的コミュニケーションをワンストップで完結させる、ビジュアルコミュニケーションプラットフォームへと進化しました。この「Canva Visual Worksuite」では、従来通りの直感的な操作性に加え、コメントやスタンプ機能を使用でき、メンバーがいつどこにいても、チーム内でのコラボレーションを円滑に進めることができます。
(*)ビジュアルエコノミー:ビジュアルコンテンツを主軸とした経済活動
注目の新機能3選
①「Canva Docs」
β版としてこのたび提供を開始する「Canva Docs」は、美しい文書を作成し編集することができる、ビジュアルエコノミー時代の新しい文書作成ツールです。Canvaのグラフィックエディタのドラッグ&ドロップによる直感的な操作性はそのままに、プロフェッショナルな印象の文書を作成することができます。
「Canva Docs」では、複数の箇条書きフォーマットや表・グラフの作成にも対応し、1億点以上の素材を美しく配置することができます。また、あらゆるビジュアル資料へのリンクをプレビュー付きで本文中に埋め込むことが可能なため、より一覧性の高い資料に仕上げることができます。
「Canva Docs」により、グラフィックスとドキュメントのどちらも分け隔てなく、視覚的コミュニケーションのツールとして、Canva上で作成・編集できるようになりました。
「Docs to Decks」
さらに、「Canva Docs」の公開にともない、ワンクリックでプレゼンテーション用スライドのフォーマットに自動変換できる機能「Docs to Decks」も加わりました。
■創業者メラニー・パーキンスの想い
世界中のあらゆるチームで毎日作成されているドキュメントは、今までCanvaで唯一作られていない視覚的なコミュニケーションのツールでした。そのため、Canvaがビジュアルコミュニケーションプラットフォームとして進化するうえで、文書作成機能「Canva Docs」を提供するのは必然だったとも言えます。
「Canva Docs」は、Canvaが改善を繰り返してきたローカライゼーションの成果を、世界190カ国の皆さまにお伝えする絶好の機会です。「Canva Docs」を開くと、デフォルトで表示される入力例の文言は、その国と地域で愛されている格言や名言などが現地の言葉で表示される仕様にしています。
従来からエディターの中に遊び心を取り入れることをCanvaのカラーとして続けてきましたが、今回はメラニー率いる本国のチームと日本のローカライゼーションチームとが密に連携を取り、日本のユーザーの気持ちが高まるようなことばが表示されるようにしました。
日本のユーザーに表示される名言(一部紹介)
・みんなちがって、みんないい ーー金子みすゞ
・次にどんな夢を描けるか、それがいつも重要だ ーースティーブ・ジョブズ
・挑戦は美であり、スタイルだ ーー岡本太郎
・優しく、穏やかな方法で世界を動かすことができる ーーマハトマ・ガンディー
・悪魔のように細心に、天使のように大胆に ーー黒澤明
「Canva Docs」主な特徴
ドラッグ&ドロップで実現する文章とビジュアル素材による美しいドキュメント作成
画像・動画・Webサイト・Canvaのデザイン・外部資料をプレビュー付きで埋め込み
ワンクリックでプレゼンテーション用スライドに自動変換「Docs to Decks」
②「Canva Webサイト」
β版として改良を重ねていた「Canva Webサイト」が、このたびローンチとなりました。完全レスポンシブ対応となり、デバイスを問わず美しいWebサイトを公開することができます。600種類以上ある「Canva Webサイト」のテンプレートから、ブランドや目的に合ったデザインを選ぶことで、誰でもノーコードで簡単にプロフェッショナルなホームページの作成ができるようになりました。
Webサイトの公開に必要なドメイン取得もCanva上で無料から手続きができ、カスタマイズも可能。Canva Pro以上のプランであれば、既存の独自ドメインへの接続も可能です。さらに、新たに公開されたパスワード保護機能により、社外秘の資料や社内向け資料の共有・閲覧が手軽になり、組織内外で安心かつ効率的にコミュニケーションを取ることができます。
また、テンプレートからだけでなく、手持ちのドキュメント、PDF、プレゼンテーション資料を、Canva Webサイト上にアップロードし編集することができるようになりました。誰もが積極的に情報を編集・発信し、積極的なコミュニケーションが生まれることでしょう。
「Canva Webサイト」のローンチに合わせ、Canvaのあらゆるデザインで、アナリティクス機能が使えるようになりました。閲覧数やWebサイト内のクリック数などを計測できるため、コーディングを必要としない効果的なマーケティングツールとして運用することも可能です。
「Canva Webサイト」主な特徴
完全レスポンシブ対応
600種類以上のデザインテンプレート
ドキュメント、PDF、プレゼンテーション資料などをWebサイト上にアップロードし編集
無料ドメイン取得・カスタマイズ
既存ドメインへの接続(Canva Proプラン以上)
パスワード保護
アナリティクス機能
「Canva Webサイト」の詳細はこちら:https://www.canva.com/ja_jp/websites/
③「ホワイトボード」
新たにCanvaに登場した「ホワイトボード」を使うと、チームでできる共同作業の可能性が無限に広がります。「ホワイトボード」向けのワークショップテンプレートを活用すると、リアルで行う会議と遜色ない活気あふれるブレインストーミングを実現し、議事録をビジュアル化することができます。
また、プレゼンテーションの1ページをホワイトボードモードに切り替えることも可能。既存のスライド資料がワンクリックで大きなキャンバスに様変わりし、周りにある余白をたっぷりと活用して、ブレインストーミングやワークショップ を数秒で始めることができます。
1億点を超える素材に加え、付箋やタイマー機能、図やフローチャート、カーソルのユーザー名表示など、アイディアが浮かんだらすぐにチームに共有できるような多くの機能がミーティングを活性化させることでしょう。
この「ホワイトボード」を活用すると、リモート環境であっても、デザイン作りに限らないクリエイティブなコミュニケーションと、コラボレーションをチームで行うことができます。
「ホワイトボード」主な特徴
リモート環境で叶うブレインストーミング
議事録のビジュアル化
プレゼンテーションをホワイトボードに変換
カーソルに各ユーザー名を表示
付箋・タイマー・図・フローチャートなどの独自機能
「ホワイトボード」の詳細はこちら:https://www.canva.com/ja_jp/online-whiteboard/templates/
その他の新機能
Canva Visual Worksuiteには、上記3つの新プロダクトの他にも、3つの新しい機能が含まれます。いずれも組織によるビジュアルコミュニケーションをより円滑にし、リモート環境であっても共同作業が加速するような機能を取り揃えました。
・動画の背景透過機能
ワンクリックで高精度の背景透過が実現するCanvaのバックグラウンドリムーバー機能が、ついに動画にも対応しました。*有料プランのみ
2021年の動画編集機能のリリース以降、10億点以上の動画がCanva上で作られてきました。さらに高まる需要を受け、今後は数クリックであらゆるCanvaのデザインが動画に変換できる機能をはじめ、多くの動画編集機能を追加予定です。
動画編集の詳細はこちら:https://www.canva.com/ja_jp/videos/
・プレゼンテーションのリモコン機能
スマートフォンをプレゼンテーションのリモコンとして使えるようになりました。もう「次のスライドお願いします」という台詞で発表の流れが中断することはありません。お手元で、最適なタイミングにページを送り、アニメーションを活用して、聞き手を惹きつける魅力的なプレゼンをしてください。
プレゼンテーションの詳細はこちら:https://www.canva.com/ja_jp/presentations/
・Canvaプリント対応製品の拡大
Canvaでデザインし高品質な印刷を発注から受け取りまで、ワンストップで完了できるCanvaプリント。一番多い国と地域では35種類の印刷製品に拡大しました。日本では、名刺やチラシなどはもちろん、結婚式のペーパーアイテム、トートバッグやノート、マグカップなど、対応製品を拡大しています。いずれもご自宅まで配送無料です。
Canvaプリントの詳細はこちら:https://www.canva.com/ja_jp/print/
Canva Create 2022とは
毎四半期に社内向けに行っていた今季の振り返りと次の戦略が共有される社内の名物イベント「Season Opener(シーズンオープナー)」が、このたび初めて、パートナーやアンバサダー、そしてメディアを招待する形で開催されました。本社のあるシドニーにて行われたイベントの様子は、翌日15日に世界に向けて同時配信され、世界に向けて開かれた発表会となりました。
新機能の発表に加え、世界中に広がるCanvaのコミュニティから優れたユーザーを表彰するCanva Community Awardsが初めて開催され、個人(Inspiring Individual)、組織(impactful Team)、イノベーションを起こした人(Incredible Innovator)、Canva愛が秀でている人(Canva Love)の4カテゴリーにおいてそれぞれ受賞者が発表されました。
日本では本日以降、より詳しい新機能に関するコンテンツを約1ヶ月間にわたり公開していくローカライゼーションキャンペーンを開始します。
新機能に関する最新記事はCanva Japan公式のnoteやSNSをご覧ください。
note: https://note.com/canvajapan
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Canvaについて
2013年にオーストラリアのシドニーで創業したCanva Pty Ltdは、「あらゆる人がデザインで輝ける社会をめざす」をミッションに、オンラインのデザインプラットフォームを提供しています。世界中にユーザー層を拡げ、2022年5月現在で月間8500万人のアクティブユーザーを有しています。日本では2017年よりサービス開始。2020年5月からは日本チームを立ち上げ、日本のユーザー向けのテンプレートやコンテンツを拡大。日本人による細やかなローカライゼーションにより、急速にユーザー数を増やしています。
Canvaは、Webブラウザー上からクラウドで操作できるため、PCおよびスマートフォンやタブレット(iOS、Android OS)のいずれのプラットフォームでも、シームレスにデザインを編集することができます。作成したデザインは無料で商用利用することができ、2021年9月現在、1億点を超える素材や471種類と豊富な日本語フォントも揃っているため、プロ品質のマーケティング素材やブランディング素材を誰でも簡単に作成できるのが特徴です(一部有料の機能や素材もあります)。
Canva公式リンク:https://www.canva.com/ja_jp/
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