熟年離婚後に孤独を感じる女性はわずか5%!女性は寂しさよりも解放感?

株式会社Clamppy

離婚問題の情報提供メディア「ツナグ離婚弁護士」を運営している株式会社Clamppy(本社:東京都中央区築地、代表取締役社長:大江 剛 / 寺田 真吾)は、熟年離婚を経験した全国1335人の男女を対象に、熟年離婚(20年以上の婚姻期間を経ての離婚)に関するアンケートを実施いたしました。調査の結果、男女で感じるメリット・デメリットの差が明らかになりました。

※データを利用される際は、出典元として必ずこちらのURL(https://clamppy.jp/rikon/column/zyukunenrikon/74) をご記載いただきますよう、お願いいたします。

熟年離婚のメリット・デメリットは男女で大きく違う!

熟年離婚をして感じたメリットについて、全体の集計は以下のようになりました。

また、デメリットと感じていることについての集計結果は以下です。

全体的に見ると「金銭的に楽になった」「親戚付き合いがなくなった」といったことが主なメリットとして挙げられています。デメリットに関しては「デメリットはない」とした回答が最も多く35%、次いで「家事が大変になった」「孤独を感じるようになった」といった意見が多くありました。

ただし、男女別にメリットデメリットを見ると、ランキングは大きく異なります。

メリットでは、男性のランキングは1位が「金銭面で楽になった」、2位は「親戚付き合いがなくなった」、3位は「仮面夫婦を演じる必要がなくなった」と全体と変わらないものの、女性では1位が「仮面夫婦を演じる必要がなくなった」、2位は「親戚付き合いがなくなった」、3位は「金銭面で楽になった」となりました。

デメリットについても、男女ともに全体のランキングとは異なる結果となりました。

男性は1位が「家事が大変になった」、2位に「孤独を感じるようになった」が入り、「デメリットはない」が3位です。

女性は1位が「デメリットはない」、2位が「金銭面で不安が出てきた」、3位に「現在の家に住めなくなった」が入っています。

女性は男性の8倍も熟年離婚による金銭面の不安を感じている

一方で、「金銭面の不安」を挙げた女性は、男性の約8倍いるとわかりました。

  • 熟年離婚して実家に帰ってきてから、夜勤やタイミーしか雇ってくれる会社がありませんでした(40代女性)

  • 1人で稼がなくては行かないし、スキルも何も無いし、年齢的にも高齢なのでそれなりの稼ぎにしかならなく、金銭面で不安ではある(50代女性)

  • 自分の収入と相手の収入があったが、自分の収入だけで生活していかないといけなくなりました(40代女性)

離婚して実家に戻った場合や、それまで仕事をしていなかった場合は離婚後に仕事を探さないといけません。

熟年離婚後の40~50代では、中々働き口がなく苦労している人が多いようです。

また、これまで相手と自分の収入を合わせて生活費にしていたのに、これからは自分ひとりの稼ぎで暮らしていかないといけないことに不安を感じている人もいます。

このことから男性に比べて女性の方が、パートナーの収入に頼っている人の割合が多いとわかります。

一方、男性では熟年離婚のメリット1位に「金銭面で楽になった」がランクインしています。

  • 稼ぎが全て自分の趣味に使える。家族への気遣いがない分ストレスフリーで良い(50代男性)

  • 生活費の大体を出していましたがそれが1人になって安くなったので良かったです(60代男性)

  • 相手は買い物依存症があり借金が増え続けて行く不安を抱えていたので、その不安から解放された。(70代男性)

婚姻時は生活費を担っていたものが、自分1人分でよくなったので楽になったという人が多いようです。

また、妻の買い物依存やギャンブルに悩んでいた人もいて、借金の不安から解放されたと安堵している人もいました。

女性の7倍以上の男性が熟年離婚後に家事が大変になったと感じている

熟年離婚後に家事が大変になったと答えた男性は30%いますが、女性はわずか4%に留まりました。

  • 今まで家事全てを任せていたので、一から家事を覚えるのが大変でした。特に料理は全くやったことがなかったので大変でした。(40代男性)

  • 生活すべてを一人でしなければならないというのはデメリットだと感じます。孤独ですし、新社会人が一人暮らしを始めたような希望もありませんから虚しさがあります。(40代男性)

  • 今まで分担していた家事をすべて自分一人でしなければならなくなったことで家事にかける時間が増えたこと。食事の栄養バランスなども自分で考えてしなければならなくなったこと。(50代男性)

男性の意見では、これまで家事をすべて相手に任せていたので大変になった、といった声がありました。

また、身の回りのことや家事炊事などすべてを1人で行うことに虚しさを感じている人もいます。

中にはこれまで分担していた家事が自分1人にのしかかるのがデメリットと感じている人もいました。

一方、離婚のメリットについての女性のコメントには以下のようなものがあります。

  • 家事も減り、楽でしかない。(50代女性)

  • 家事は全部やっていたので自分の時間が一切なかったが自由になった。何かにつけ遊びに来る義姉一家の世話をしなくてよくなったため、休日をのんびり過ごせる。(50代女性)

男性がデメリットとして「家事が大変になった」と答えている人が多い一方で、女性はメリットとして「家事が楽になった」と感じている人がいるようです。

さらに女性に比べて7倍以上の男性が家事の負担をデメリットと感じていることから、婚姻時は女性の方が家事を負担していた人が多いとわかります。

男性が熟年離婚後に孤独を感じる割合は女性の5倍以上

熟年離婚後、孤独を感じている人の割合は男性は28%、女性は5%と男性が女性の5倍以上となりました。

  • 話し相手がいないとつまらないと感じるときもある(50代男性)

  • 持ち家を手放した事は、とても切ない気持ちになりました。また、子供もいたので、皆んなでの食事や色々な話をできなくなったのは孤独感を感じました。(40代男性)

  • 孤独は確かに感じます。20年も毎日居た相手が居ないと言うのは、何か…色々辛くなる時もありますね。(30代男性)

孤独を感じている男性のコメントを見ると、話し相手がおらずつまらないと感じている人がいました。

子どもがいたケースでは、妻だけでなく子どももいなくなったため、より一層孤独を感じている人もいます。

熟年離婚とは、一般的に結婚して20年以上経過した夫婦が離婚することを指します。長年一緒にいたため、急にいなくなると寂しさを感じる男性が多いのではないでしょうか。

一方、女性が熟年離婚したことに対して感じるメリットについては以下のようなコメントがありました。

  • 自分の時間を持てる様になり、子供が自立したのを機に離婚したので異性との交友関係も問題なく、気兼ねなく人生を楽しく過ごせる様になった。予定が、婚姻継続期間内に比べて何倍も入るので、1週間が長く感じられて充実している(50代女性)

  • 家事は全部やっていたので自分の時間が一切なかったが自由になった。何かにつけ遊びに来る義姉一家の世話をしなくてよくなったため、休日をのんびり過ごせる。(50代女性)

  • 気分的に楽になりました。もう一緒に住まなくてもいい開放感。(50代女性)

女性は熟年離婚をしたことで「自分の時間が持てるようになった」「開放感がある」と感じているため、男性のように孤独を感じる割合が少ないのではないでしょうか。

熟年離婚のデメリットを感じていない割合が女性は男性よりも16%多い

熟年離婚にデメリットを感じていない人は、男性で27%、女性で43%です。

デメリットがなく、熟年離婚をして良かったと思っている人は女性の方が男性よりも16%多いとわかります。

【女性の意見】

  • 義理の親の介護をしなくて済むし、慰謝料を蓄えとして自分の稼いだお金を自由に使える(40代女性)

  • 自分1人の生活なので時間的余裕が多くでき、週末に友人や同僚と出かけることが多くなり、毎日が楽しくなりました。自立したはずの下の子が、離婚を機に 一緒に住んでくれているので寂しくもないので これといったデメリットもありません(50代女性)

  • 様々な面でお金、時間、肉体的、精神的に自由になれました。(50代女性)

女性で「デメリットはない」と答えた人は、金銭面や介護面、時間的な余裕などのメリットが多く離婚に対して後悔していないといったコメントが多くありました。

【男性の意見】

  • 妻のギャンブルや浪費癖から解放されて金銭面でだいぶ楽になりました。(40代男性)

  • 私の場合は妻の宗教が離婚の大きな原因でした。私自身、全くの無宗教なので一切関係がなくなりすっきりしました。そして今は新たなパートナーを迎え充実してます。(50代男性)

  • 付き合いや、自分の意志以外でやっていたことをしなくなって、自分でなんでもできるのがメリットです。(60代男性)

男性の場合は相手のギャンブルや浪費癖、宗教などに悩まされていた人が多い印象です。

離婚することでそれらと縁を切って、新しいスタートを歩き出した人もいるようです。

また、親戚付き合いなど自分の意志ではないことをしなくて良くなり、自由になったと感じている人もいます。

女性の意見を総合すると、熟年離婚したことで女性は母や妻といった家庭内での役割や責任から解放されたと感じている人が多いのではないでしょうか。

一方、男性は離婚をしたことで妻や親族など、個人の問題からの解放を喜んでいる印象です。

女性は離婚で自由を得て自分自身を取り戻したと感じ、男性は負担の軽減による安堵を感じているのが異なる点なのかも知れません。

熟年離婚に必要な準備も男女で異なる

熟年離婚をするにあたって、準備したことは以下のランキングとなりました。

しかし、この結果も男女別で見ると順位が異なります。

男性では準備をしないか、離婚条件が上位に来ているのに対して、女性はお金や離婚後の家のことを準備しているとわかります。

女性は男性の約2倍も熟年離婚後の生活費の確保の必要性を感じている

生活費などお金の工面について準備した人は女性では30%いるのに対して、男性では16%でした。

熟年離婚のデメリットでも金銭面の不安を感じている女性は男性のおよそ8倍いるように、生活費の確保は女性の方が必要性を大きく感じているようです。

また、当面のお金の工面をした人には、以下のように準備を進めたとのコメントがありました。

  • 派遣社員から正社員に職場を変更して、離婚後の生活費を確保(40代女性)

  • 当時、住んでいた家は売却し、慰謝料に上乗せする形にしてもらいました。仕事は、パートだったので正社員の雇用先を探し、新しく見つけた雇用先の近くで新しい賃貸物件を探しました。慰謝料や財産分与など金銭的なことに関しては、義理の両親達が口を挟んできたおかげで分割ではなく義理の両親が一括で支払ってくれました。親権に関しては、子供達の自立を機に離婚したので、大きく揉めることもありませんでした。(50代女性)

仕事を変えた人や、家を売却して慰謝料に充ててもらうなど、さまざまな方法で生活費を工面したようです。

熟年離婚後に新しく仕事を始めた女性は男性の約4倍

熟年離婚後の仕事をどうしたかについてのアンケート結果を見ると、86%の男性が今の仕事を継続しているのに対して、女性は59%です。

反対に、新しい仕事を始めた人は女性は33%いますが、男性は9%と男性の方が婚姻時に働いていた職場でそのまま働き続けているとわかります。

男性は女性よりも離婚条件について弁護士に相談している

年金分割や財産分与、慰謝料などの離婚条件について話し合いをした人は男性の方が多く、さらに弁護士に相談している割合も女性より男性の方が多くいるとわかりました。

誰かに相談した割合は総じて女性の方が高いものの、弁護士への相談割合のみが男性の方が高くなっています。

  • 財産分与の方法や手続きが解らなかったし、後々のトラブルを回避したかったから。(50代男性)

  • 後で揉めたくなかったからです。(40代男性)

  • 法律の専門家に相談した方が確実だなと思ったからです。(50代男性)

弁護士に相談した理由としては、トラブル回避のためとコメントした人が多くいました。

また、男性の意見のなかには慰謝料・財産分与・養育費など支払うものが多いため、さまざまな話し合いや処理を確実にしたかったらというものもありました。

特に準備しなかった男性は女性の倍以上いる

離婚にあたって特に準備をしなかった男性は35%いました。

一方女性は15%と、準備をしなかった男性は女性の倍以上いるとわかりました。

ただし、先述したように熟年離婚に対しては、男性の方が女性よりもデメリットを感じている人が16%多いということもわかっています。

  • 気持ち的に余裕や張り詰めていた物が無くなったのと同時に、その分ふとした瞬間に寂しさや孤独感を感じるようになりました。(40代男性)

  • 今までは妻がいて話す相手がいたが離婚して誰も近くにいないので孤独を感じる(50代男性)

  • たまに寂しい気持ちになる事があります(50代男性)

また、準備をしておらず、デメリットも感じていない男性の中には寂しさや孤独を感じている人が多くいました。

熟年離婚後に困らないためには何が必要?

メリット・デメリットの質問にあったように男性は離婚後に家事の負担を感じている人も多くいます。

離婚条件や財産分与についての話し合いも重要ですが、同時に離婚後困らないよう家事について理解しておくことが必要かも知れません。また、男性の方が孤独を感じる割合が多いため、離婚後は人とのつながりを積極的に持つことを意識すると良いでしょう。

女性の場合は熟年離婚に際して、離婚後の住居や生活費の確保が重要課題となります。そのため離婚を考えた時点でスキルアップや就職、転職活動をする必要があるでしょう。

◆当調査の利用に関して

1.当調査のデータを引用・転載する場合には、「出典:ツナグ離婚弁護士(株式会社Clamppy)」の表記をお願いいたします。

2.データを引用される際は、出典元として必ずこちらのURL(https://clamppy.jp/rikon/column/zyukunenrikon/74)をご記載いただきますよう、お願いいたします。

【調査概要】

■調査名:熟年離婚に関するアンケート

■調査対象:熟年離婚を経験している方

■調査方法:選択式・記述式のWEBアンケート

■有効回答人数:1335名(回答率100%)

■調査期間:2024年11月25日~2024年12月9日

【会社概要】

社名:株式会社Clamppy

代表者:代表取締役社長 大江 剛 / 寺田 真吾

事業内容:Webマーケティング / 士業集客コンサルティング

所在地:〒104-0045 東京都中央区築地2-10-6 Daiwa築地駅前ビル9F

電話番号:03-6226-2561 / 03-6226-2562

URL:https://clamppy.jp/

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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区築地2-10-6 Daiwa築地駅前ビル9F
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代表者名
寺田 真吾
上場
未上場
資本金
200万円
設立
2013年12月