燈とイトーキがオフィスデータを活用した生成AIの共同開発契約を締結
■燈株式会社概要
燈は、「日本を照らす燈となる」というビジョンを掲げ、産業が抱える課題を起点に、AIを中心とする最先端テクノロジーによって未来を実装する東京大学/松尾研究室発のAIスタートアップ企業です。ものづくり産業において特に強みを持ち、主要ドメインの一つである建設業界においては、これまで大手建設会社様との協業によるDX推進プロジェクトの実施や建設業向け請求書処理DXシステム「Digital Billder(デジタルビルダー)」、ChatGPTに代表されるようなサービスに用いられる大規模言語モデル(LLM)を建設業のデータ・ツールに特化させた生成AIであるAKARI Construction LLMの提供等を通じて最先端技術を用いた建設DXに挑んで参りました。
■AIソリューションの概要
燈が建設業において空間認識で培った、LiDARセンサーを用いた空間スキャン技術や自動モデリング技術を活用することで、オフィス内の寸法測定などアナログ作業を飛躍的に効率化し、デジタルツインを簡単に構築するソリューションを確立しました。燈のデジタルツイン技術を、イトーキのオフィスデザインのノウハウと掛け合わせ、デジタルツイン上でオフィスデザインを瞬時にシミュレーションできるアプリケーションを開発します。さらにイトーキ社内に蓄積されたオフィスレイアウトデータと、AKARI Construction LLMをはじめとした燈が持つ生成AI技術を活用することで、お客様の多種多様なニーズに対応する複数のオフィスデザインの自動生成を実現していきます。
これらの最先端技術を用いたソリューションを統合し、イトーキが目指すデータドリブンに最適な働き方・オフィス空間を提供する「Office3.0」領域において、顧客のビジネス変化に対応し進化し続けるオフィス空間を提供します。
■燈株式会社 Founder 代表取締役CEO 野呂 侑希のコメント
燈はこれまで建設業界において、工場や倉庫、ビルなどにおける空間認識技術やシミュレーション技術を用いたソリューション提供を多数手掛けており、技術を蓄積しておりました。本AI共同開発では、燈のこれまで培った技術を活かし、オフィスレイアウトの自動認識や最適なレイアウトの提案を行う生成AIの開発をイトーキ様と行います。今後も燈の固有技術を起点とし、全産業に共通する大きな課題であるオフィスワーカーの生産性の向上に対し、価値を出していきたいと考えています。
■株式会社イトーキ 代表取締役社長 湊 宏司氏のコメント
当社では本年度よりスタートした新中期経営計画の3カ年を拡大・創出フェーズと位置付けています。今回の燈様との共同開発は、オフィス家具のIoT化と空間センシングにより、データドリブンで、最適な働き方・オフィス空間を提供するサービスを開発する「Office3.0」領域の強化を企図するものです。年間約1万件のオフィスレイアウトデータなどを分析可能にする「ITOKI OFFICE A/BI PLATFORM」を強みに、今後もお客様の人的資本経営の推進をより俊敏に支援してまいります。ご期待ください。
・燈株式会社へのお問合せはこちら
お問合せフォーム:https://akariinc.co.jp/contact
・燈株式会社について
企業名 : 燈株式会社/AKARI Inc.
設立日 : 2021年2月
所在地 : 〒112-0002 東京都文京区小石川一丁目28番1号 小石川桜ビル4階
代表取締役CEO : 野呂 侑希
ホームページ : https://akariinc.co.jp
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