結婚式映像制作のウィーブ、マレーシアに現地法人「WE’VE MALAYSIA SDN. BHD.」を設立

〜映像編集におけるセキュリティ強化と東南アジア展開を目的に、海外拠点が本格始動〜

株式会社ウィーブ

2025年5月22日 07時00分

　結婚式後に“後から購入できる”記録ビデオの式後販売市場を展開する株式会社ウィーブ（本社：大阪市、代表取締役社長：安田真悟）は、2025年3月3日、マレーシア・クアラルンプールに現地法人「WE’VE MALAYSIA SDN. BHD.」を設立いたしました。

国内で高まり続ける映像需要に対応するとともに、個人情報保護および映像データ管理におけるセキュリティ体制の強化を目的としたグローバル拠点として、本格的に稼働を開始しております。

■外部委託編集におけるセキュリティリスクとその対応について

　ブライダル映像制作の現場では、編集作業を外部に委託するケースは一般的であり、当社においても他社と同様に、一部の編集業務を外部パートナーに委託してまいりました。

しかしながら、編集場所が不明確であることに起因する情報漏洩リスクや、データを外部デバイスに保存・持ち運ぶことによる紛失・盗難などのリスクについては、かねてより業界内でも課題として指摘されております。

　多数の映像データを取り扱う当社においても、こうした構造的な課題にいち早く対応すべく、編集拠点の明確化とセキュリティ強化を目的に、マレーシアに自社編集拠点を設置。安全かつ高品質な体制の構築を進めております。

現在、現地では専門人材の確保および教育を進めており、業務準備が進行中です。あわせて、2025年5月16日には現地法人のコーポレートサイトも公開し、対外的な情報発信体制も整備いたしました。

■編集拠点としてのマレーシアと、先進的なセキュリティ体制

　新たに設立された「WE’VE MALAYSIA SDN. BHD.」は、映像編集のグローバル拠点として、より厳格な品質管理およびデータセキュリティ体制を構築しています。

主な取り組みは以下の通りです。

編集スタッフは、当社の編集教育課程を修了した者のみが就業
編集拠点は、プライバシーとセキュリティに配慮した専用オフィスを設置
クラウド上のデータ移動は、専用アプリを用いて常時監視・記録
スマートフォンおよび外部記録メディアの持ち込みは禁止（ロッカー管理）
室内には常時監視カメラを設置し、編集作業をモニタリング
ビルへの入館は、カードキーによるゲート通過を必須とし、無断入館を防止

　これにより、情報管理体制の見直しとセキュリティ対策の強化を最優先に進めるとともに、日本国内で培ってきた『想い出プラスMovie』の高品質な映像制作力をさらに発展させ、セキュリティリスクの大幅な低減を目指して編集体制の構築・強化を推進してまいります。

「WE'VE MALAYSIA」が入居する現地ビルのエントランス。カードキーによる入館制限を設け、無断入館を防止

編集拠点は、プライバシーとセキュリティに配慮した専用オフィス。映像データや作業の安全性を確保しています。

■結婚式記録映像式後販売サービス『想い出プラスMovie』とは

　『想い出プラスMovie』は、カップルの「撮っておけばよかった」という後悔をゼロにすることを目指し、当社が提供する記録映像サービスです。

通常、結婚式の記録映像は、挙式前の打ち合わせ時点で購入を決める必要がある一方で、費用面の理由などから購入率は2〜3割程度にとどまっています。ところが、挙式後のアンケートでは「プロに依頼して記録映像を残しておけばよかった」と後悔する声が多く寄せられています。

　当社では、こうしたニーズに応えるため、プロのカメラマンが提携式場で結婚式当日を無料で撮影し、カップルが後日サンプルムービーを視聴した上で、必要に応じて購入を決定できる仕組みを導入しています。この“事前購入前提”から脱却した新しい仕組みにより、平均約5割という高い購入率を実現。現在、全国の提携式場およびカップルから高い支持をいただいております。

　これまでに累計5万件を超える撮影を行っており、2025年度には全国400以上の式場にて15,000件以上の撮影を予定。式後販売型の記録映像サービスとして、業界でも最大級の規模と実績を有しています。

サービス詳細：https://c.opmv.net/