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独立行政法人製品評価技術基盤機構
会社概要

より安全な大型蓄電池システムを世界へ、 「NITEが原案を開発した世界初の安全性評価の国際規格」に基づく、認証サービス等が開始

大型蓄電池の普及により、脱炭素社会の実現を加速

独立行政法人製品評価技術基盤機構

独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原)は、蓄電池システムの安全性を規定した国内規格「JIS C 4441」について、国内認証機関である一般財団法人電気安全環境研究所(JET)において、2022年2月28日に認証サービス等が開始されましたことをお知らせいたします。
 NITEは、安全性評価に関する知見を生かし、世界初の蓄電池システムの安全性に関する国際規格 IEC 62933-5-2(2020年4月発行)の規格原案の提示、規格開発の支援を行ったほか、IEC 62933-5-2に対応した国内規格JIS C 4441(2021年3月発行)の策定にも参画するなど、蓄電池システムの安全な普及に向けた仕組み作りを推進してまいりました。
 この度、当該の認証サービス等が開始されたことにより、より信頼性や安全性が高い蓄電池システムの開発・普及が進むことで、再生可能エネルギーの利用が進むことが期待されます.
  • 背景


 クリーンな次世代の電源である再生可能エネルギーは、発電量が天候等の条件に依存し、安定的な電力を供給できないという課題を常に抱えています。

 この不安定性を解消できるのが蓄電池システムです。再生可能エネルギーで発電した電力を、いったん蓄電池システムにためることで、安定的に電力を供給できるようになります。 このため、蓄電池システムは再生可能エネルギーの導入に伴い同時に設置されることが多く、世界での導入数が急増しています。

 一方で、従来、蓄電池システムに求められる安全性を規定した世界共通の規格は存在していませんでした。設置数が増えた結果、世界では蓄電池システムの火災・爆発等による事故が発生していました。
 
 このような状況を背景に、2020年4月、蓄電池システムの安全性に関する初の国際規格IEC 62933-5-2が、また2021年3月には、IEC 62933-5-2に対応した国内規格JIS C 4441が発行されました。この度、国内認証機関である一般財団法人 電気安全環境研究所(JET)においてJIS C 4441に基づく国内初の認証サービス等が開始されたことにより、大型蓄電池システムの安全性の評価にかかる環境が整備されたことになります。

▼一般財団法人 電気安全環境研究所(JET)のサービス紹介ページ
1)定置用大型蓄電システム(量産品)認証(JET認証)
https://www.jet.or.jp/examination/lithium_ion/index.html#sec2_03

2)蓄電所(蓄電池)の評価サービス(JIS C 4441によるリスクアセスメント評価サービス)
https://www.jet.or.jp/examination/lithium_ion/index.html#sec3_03

(参考:NITE 国際評価技術本部 お知らせ)
定置用大型蓄電システムの安全性に関する日本産業規格(JIS C 4441)が発行されました。
https://www.nite.go.jp/gcet/nlab/information/oshirase_20210322.html

 
  • これまでの取り組み
 NITEは2016年、大型蓄電池システム試験評価施設(NLAB)を設置し、世界に先駆け大型蓄電池システムなどの安全性を評価してきました。その知見を生かし、国際規格IEC 62933-5-2の規格原案の提示、規格開発の支援といった策定活動にも参画しており、蓄電池システムの安全な普及に向けた仕組み作りを推進してまいりました。またNLABにおきましても、JIS C 4441に対応した試験のための設備の整備を進めております。

 また、NITEでは、昨今、関心が高まっている大型蓄電池のリユースについて、経済産業省からの委託事業(平成27年度~令和2年度)として、JETと共同で蓄電池の状態を確認する2種類の異なる方法(レーザーを用いた耐類焼性試験手法/電池安全状態の非破壊診断手法)の開発を行いました。

 
  • 脱炭素社会の実現に向けて
 この度、国内認証機関において認証サービス等が開始されたことにより、蓄電池システムの安全な普及・拡大、またそれに伴う再生可能エネルギーの利用拡大が期待されます。NITEは、安全性評価の知見と試験設備を活用し、国内における蓄電池システムの普及、また蓄電池産業の発展に貢献してまいります。

 
  • 独立行政法人製品評価技術基盤機構 国際評価技術本部の概要
NITEは大型蓄電池システムの安全性等に関する試験評価業務を実施するため、世界最大規模の試験施設(NLAB(エヌラブ)National LABoratory for advanced energy storage technologies)を有しています。
世界最大規模の多目的大型実験棟(NLAB Large Chamber)は、多様な大型蓄電池システムの試験ニーズに対応するため巨大な試験空間を有しており、恒温型試験室として季節や天候等の影響を受けず、年間を通じて一定条件での試験評価が可能です。また、機能別実験棟(NLAB Testing Facilities)は、大型蓄電池システムの試験評価の各種項目(地震波、輸送振動、落下、圧壊等)について、複数ユーザーの試験が実施可能な試験室です。

NLAB施設概要 >> https://www.nite.go.jp/gcet/nlab/pamphlet.html
大型蓄電池システムの試験・評価 >> https://www.nite.go.jp/gcet/nlab/index.html

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URL
https://www.nite.go.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都渋谷区西原2-49-10
電話番号
-
代表者名
長谷川 史彦
上場
-
資本金
-
設立
-
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